リーキーガットとリーキーブレイン
最近では、リーキーガットという言葉も以前より知られるようになりました。
リーキーガット(Leaky:漏れる、Gut:腸)症候群とは、
腸粘膜のタイトジャンクションと呼ばれる細胞間の結合が緩くなって、
本来通さないはずの分子の大きなものも通してしまう状態のことです。
リーキーガットになると、インスリンの初期分泌が低下して
血糖値が上がりやすくなったり、
アミノ酸まで分解されていない未消化のタンパク質も
通したりしてしまいます。
リーキーガットの原因には、抗生物質の多用や過度の飲酒のほか、
乳製品に含まれるカゼインがあります。
特にグルテンは、腸のタイトジャンクションを壊すゾヌリン
という物質を放出させます。
簡単に物質を通さないような構造は
腸のタイトジャンクションだけでなく、脳にもあります。
それが脳血液関門ですが、ゾヌリンはなんと、
脳血液関門も開いてしまうのです。
そうすると、未消化のタンパク質は
腸のタイトジャンクションを通るだけでなく、
脳血液関門も通過してしまい、
頭がボーっとしたりするのだそうです。
中毒症状も起こるので、小麦粉はやめられないわけです。
パンを食べて幸せな気分になるのは、
美味しいからってだけじゃないわけですね。
グルテン・カゼインフリー(小麦製品・乳製品を避ける)の食事で
自閉症スコアが改善したという研究結果もあるらしいですが、
そもそも発達障害者は、タンパク質分解酵素であるDPP-IVの働きが悪いために、
グルテンやカゼインが十分に分解されないそうです(以下参照)。
ちなみに、GABAって脳血液関門を通過できないのですが、
GABA入りチョコやGABAのサプリを摂って効いてしまうのは
リーキーブレインを起こしているからではないかという説もあります。
ただ、GABAの受容体には腸にもあるらしいこともわかってきているので
実のところはわかりませんが。
実際にリーキーガットを起こしているのかどうかというのは
遅延型フードアレルギー検査をしてみるとわかります。
これは、急性アレルギー検査のようにIgEをみるものではなく、IgG抗体をみます。
この検査で、たくさんの項目に反応していることがあります。
こんなにたくさん反応が出てる!何にも食べられないじゃん!
と思うかもしれませんが、これは、リーキーガットになっていて、
未消化物を通してしまっているので反応が出ているということのようです。
だから、大きく反応したものを食べるのをすべてやめなくてはならない
ということではなくて、リーキーガットを治すことが必要だということです。
そしてカンジダのエサになる糖質の過剰摂取をやめること。
そのほかには、尿有機酸検査も参考になります。
カンジダの代謝物であるシュウ酸や酒石酸やアラビノースが高いと、
カンジダが繁殖している可能性が高いので
リーキーガットも起こしている可能性があります。
ちなみにシュウ酸は、ほうれん草などに含まれていることが知られていますが、
トマトやナスなどの野菜のほか、コーヒー、紅茶、緑茶にも多く含まれます。
なので、そうしたものをたくさん食べていると、
カンジダが少なくてもシュウ酸値が上がるので注意。
有機酸検査は見方が難しいので分子栄養学クリニックで受けた方がいいですが、
遅延型フードアレルギー検査は郵送でも受けられます。
ただ、どちらもお値段高いですからね…。
私はかつてはレーズンから酵母を起こしてパンを作っていたほどの
パン好きでしたが、リーキーガットについて知って以来、
すっかり食べなくなりました。
遅延型アレルギー検査は、6年近く前に1度受けて以来受けていませんが、
有機酸検査でアラビノースはだいぶ下がったし、腸の状態もかなり良好に。
こちらもご参考に。
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2冊目の翻訳書が出ます。
こちらもよろしく。
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血糖値の上下を少なくする工夫 その2
前回の続きです。
血糖値スパイクも起こさず、エネルギー不足にもならないようにするには
どうすればいいのでしょう。
血糖値スパイクを起こさないようにするには、
急激に血糖値が上がるような糖質の多いものは避けること。
特に小麦粉は、血糖値の上がりやすいアミロペクチンが多いので
お米よりも血糖値スパイクが起きやすいです。
麺類だとツルツルっとよく噛まずに入ってしまうのでなおさら。
お米もそうですが、アミロペクチンが多いとモチモチ感が出ます。
もち米はほとんどがアミロペクチンです。
なるべくタンパク質を先に摂り、糖質は後にすると
血糖値が上がりにくくなります。
食物繊維をたっぷり摂ることも必要です。
よっぽどタンパク質や脂質をしっかり摂らない限り
糖質の摂取量が少なすぎるとかえって低血糖になります。
摂ったタンパク質がエネルギーに使われてしまって
身体を作る方にまわらなくなってしまうのも考えもの。
あとは、腸内環境を悪化させないことも大事。
カンジダ菌が増殖してリーキーガットになると
糖が取り込まれやすくなります。
食間が長くなると低血糖になりやすいので補食が必要です。
低血糖を起こす前にエネルギーになるものを入れたいところです。
が、糖質という点だけ考えてローカーボスイーツばかり
毎日食べていると腸内環境は悪化します。
人工甘味料はかえって耐糖能を悪化させるとも言われています。
なので、低糖質スイーツもたまにはいいけれど、
タンパク質やナッツ類を摂るか、
副腎疲労がある場合にはやっぱり多少糖質は摂った方がいいので
できるだけデンプンの形で時間をかけて少しずつ摂るのがいいと思います。
葛湯のちびちび飲みやミニおにぎりのちびちび食べなどがおススメ。
こちらを参照。
分子栄養学の講座では、
葛湯を作るのが面倒な場合や副腎疲労が強い場合には、
非加熱ハチミツが勧められていました。
ハチミツって、血糖値上がるんじゃない?と思ったのですが、
低血糖を起こす前に食べればそれほどではないとのこと。
水飴の入ったものはNG。必ず非加熱のものを。
なぜ非加熱である必要があるかというと、
非加熱だと酵素が壊れていないので、
グルコースとフルクトースがバラバラになっていて
グリコーゲンとして貯蓄されやすいのだそうです。
どれくらいの量食べたらいいかというと、大さじ1杯くらいをこまめに。
低血糖になりやすかった時期に試してみたところ、
食べる前に88だった血糖値が15分おきの測定で
→91→106→123→78となりました。
最後のところは、短時間でガクッと下がってしまっているので、
私には小さじ1杯くらいがいいかなと思いました。
これはあくまでも一時的な治療食だということなので、
食事をしっかり摂ってハチミツに頼らなくて済むようになることが大切です。
EAA(必須アミノ酸)やBCAA(分岐鎖アミノ酸)も血糖値を上げてくれるので、
私は外出時には、EAAやBCAAのパウダーを
ハーブティーに溶かしたものを持って行って、ちびちび飲んでいます。
ただし、BCAAはトリプトファンより取り込みが優先されるので、
トリプトファン不足になってメラトニン(トリプトファンから作られる)
不足で眠れなくなるので夜には摂らないほうがいいです。
MCTオイルも速やかにエネルギーになってくれます
(低血糖になってからじゃ遅いけど)。
空腹時に摂るとお腹が痛くなりやすいので食後に摂りましょう。
EAA/BCAAやMCTオイルは、消化にそれぞれビタミンB6とB2が使われるので
摂りすぎるとB6やB2が不足するので注意が必要です。
ダーっと書きましたが、ポイントは、
・単純糖質を避ける(できるだけデンプンの形で摂る。
特に血糖値を急上昇させやすいので注意)
・食間が長くならないように補食をこまめに摂る
(特にコルチゾールの分泌が少なくなる夕方)
・カフェインは血糖値を上げるコルチゾールや
アドレナリンを無駄遣いするのでできるだけ避ける
・食べる順番を変える
・よく噛んでゆっくり食べる
食べ物による血糖値の上下の仕方は
人によって、また、同じ人でも場合によって違うので
リブレなどで実際に測りながら試行錯誤することをお勧めします。
きちんとタンパク質を摂って運動していると筋肉がついて
低血糖になりにくいなあと感じます。
そのためには、腸内環境がよく、胃酸がしっかり出ていないと
タンパク質を摂っても身にならないのですよね。
吸収されてもエネルギーに使われてしまえば筋肉つかないし。
分子栄養学、奥深し。
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栄養や発達障害についてのご相談はこちらに。
拙訳書:
血糖値の上下を少なくする工夫 その1
前回のブログからまたずいぶん経ってしまいました。
前回は夜間的血糖について書きましたが、
日中に血糖値の上下が激しく起こると夜間低血糖を起こしやすくなります。
そして、血糖値の安定は情緒の安定にもつながります。
では、血糖値を安定させるためにはどんな食べ方をしたらいいでしょうか。
単純に考えると、糖質制限をすればいいということになるのですが、
これにも落とし穴があります。
糖質制限をすると、血糖値スパイクがなくなるので
調子がよくなったように感じますが、
代わりのエネルギー源を十分に確保できないと
かえって低血糖になります。
一般的には、糖質制限をしてはいけないのは、
のある場合と言われていますが、
そのほかにも次の場合には注意が必要です。
タンパク質や脂質の摂取量が足りない、
足りていても胃酸や消化酵素が出ていなくて吸収されていない、
副腎疲労があってコルチゾールが枯渇していて血糖値を上げられない、
タンパク質や脂質の摂取・吸収・代謝に問題がある、
タンパク質や脂質の代謝の補酵素(ビタミンB6やB2など)不足、
筋肉量が少ない(糖新生が起こりにくい)、
飲酒量が多く、肝機能が低下している(グリコーゲンが溜まりにくい)、
などの場合です。
そうした状態が長期にわたると、だんだん調子が悪くなって
甲状腺機能低下にもつながりかねません。
エネルギー不足で身体が飢餓状態と勘違いして、省エネモードに入るからです。
Low T3症候群というものがあるそうですが、
甲状腺ホルモンにはT3とT4の2種類があって、T3だけが下がるというものです。
私も長期にわたって糖質制限をやって、T3が少し下がってしまったので、
今ではある程度は糖質を摂るようにしています。
それに、発達障害者は多かれ少なかれ副腎疲労気味ではないかと思うので、
やっぱり糖質制限をきっちりやるには不向きではないかと思うようにもなりました。
では、血糖値スパイクも起こさず、エネルギー不足にもならない
ようにするには、どうしたらいいんでしょう。
前置きが長くなってしまったので、また次回に。
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栄養についてのご相談はこちらに。
分子栄養学に基づいたアドバイスを行っています。
拙訳書:
ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか
- 作者: フィリップ・ワイリー,吉濱ツトム解説,河瀬真那
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食いしばりは夜間低血糖のサイン
寝ている間に食いしばりを起こしている人はいるでしょうか。
頬の内側に歯型がついていたり。
私も以前はひどく、マウスピースをつけてみたこともあります。
食いしばりにはいくつか種類があるそうで、
ギリギリ音がするグラインディング、
音のしない食いしばりのクレンチング、
歯をカチカチさせるタッピング、
その組み合わせです。
原因は、単なる癖や心理的ストレスのほか、
逆流性食道炎も食いしばりを起こすことがあるそうです。
歯の表面のエナメル質は酸に弱いので、
胃酸が上がってくると唾液を出すために食いしばろうとするのだとか。
そのほかに、あまり知られていない食いしばりの原因は夜間低血糖です。
低血糖症とは、単に血糖値が低いということではなく、血糖調節異常のこと。
その後に急激に血糖値が下がって低血糖を起こしていることがあります。
「乱高下型低血糖症」の3つのタイプがあります。
無反応性低血糖だと、血糖値が全然上がらないので、
ずっとだるい状態が続きます。
乱高下型だと、上がったり下がったりするので、
だるいかと思えば、血糖値を上げようとアドレナリンが出て、
急に元気になったかと思えば、また血糖値が下がって
テンションも低くなるというように、
血糖値とともに感情もジェットコースター状態になります。
血糖値を下げるホルモンはインスリンだけですが、
上げるホルモンにはグルカゴン、コルチゾール、アドレナリン、
ノルアドレナリン、成長ホルモンなどがあります。
下げるホルモンがインスリンだけなのに対して、
なぜこんなにあるのかというと、血糖値の低下は生命の危機につながるから。
なので、身体は余った糖質をグリコーゲンとして蓄えておき、
血糖値が下がってきたら、グリコーゲンを分解して血糖値を上げます。
そのほか、糖質以外から糖質を作る糖新生というものを行って血糖値を維持します。
副腎皮質から出るコルチゾールはグリコーゲン分解や糖新生に関わりますが、
抗ストレスや抗炎症作用もあるので、消耗が激しいと枯渇してしまい、
夜間に分泌されて血糖値を上げることができなくなってしまいます。
血糖値を上げようとアドレナリンが出てしまうと、
交感神経優位になって眠りが浅くなり、歯ぎしりや食いしばりも起こります。
夜中に目が覚めたり、悪夢を見たり、
身体が緊張するので寝違えも起こしやすくなるのです。
これを避けるには、日中からできるだけ血糖値の変動が
少なくなるような食事の仕方をすること。
低血糖を頻発したり、カフェインを摂ったりすると、
夜中の血糖値が維持できなくなります。
朝食が入らない、というのも夜間低血糖のサインです。
夜中に交感神経優位になってしまうと、腸の大蠕動運動が起こらないので
前日に食べたものがきちんと処理されないのでお腹が空かないのです。
大蠕動運動は8時間以上空腹でないと起きません。
なので、夜中に交感神経優位になってしまうと、便通も悪くなるはずです。
私はここ何年か試行錯誤を繰り返して、
ようやくほとんど低血糖を起こさないようになりましたが、
朝からモリモリ食べられるし、お通じもよくなりました。
もちろん情緒の安定も。
では、血糖値を安定させるにはどんな工夫をしたらいいのかというのは
次回お伝えします。
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最近は、こちらでよくブログ書いています。
拙訳書:
発達凸凹は風の時代をどう生きる?
日没後の空に、肉眼でもはっきりと見えました。
「星座盤」というアプリを使うと、確認できます。
グレートコンジャンクションといって、20年に1度起こるのですが、
今回はグレートミューテーションと呼ばれる特別なイベントとなります。
それはどういうことかというと、これまでの約200年は、
地の星座(牡牛、乙女、山羊)で会合が起きていたのが、
これからの240年は風の星座(双子、天秤、水瓶)で起こります。
今回は水瓶座の0度での会合です。
そんなわけで、時代が大きく変化すると騒がれているわけです。
地の時代は物質的なものや安定などが価値をもちます。
それに対し、風の時代は、目に見えないものが重視されます。
このコロナ禍の状況は、その前兆のようなもの。
山羊座的なものと言えば、年功序列の会社なんかはその代表です。
大企業がどんどん潰れて、フリーランスで自力でやっていける人間の方が
生き残っていけています。
自由な発想でITを活かして軽やかにやっていくというのは
とても水瓶座っぽいのです。
縦社会ではなく、個々が自立した横の関係を大切にします。
そこでふと思うのです。
これって、発達障害者の方が有利じゃないかと。
だから、これからの時代は、発達凸凹がある人間には生きやすくなるはずです。
これまで、「発達障害」とレッテルを貼られた人間が
多くの場合に目指すところは「普通」になることでした。
でもねえ、これからの時代、それを目指すんでいいの?と思ってしまうのです。
確かに、一般社会で生きるには、必要最低限、一般人ができることは
できなきゃやりづらい部分もあるとは思うけれど、
本当に、必要最低限でいいんじゃないかと。
それよりも、これからは個性の部分をどうやって活かしていくかを
メインに考えた方が時代には合っているような気がします。
以前に、発達障害があることをある人に話したら、こんなようなことを言われました。
「すべての悩みは人間の心が生み出している。
発達障害の人は最初からその枠の外にいるのだから、
わざわざ中に入って一緒に苦しむことはない。
その逆で、中に入って苦しんでいる人を外に連れ出してあげる役割だ。」
私も世の中のルールやら常識やら、まったくわからず苦労したことがありました。
でも、そんなものバカバカしいとも思っていたのです。
「はだかの王様」に出てくる子どものような気分になることもしばしば。
でも、それでいいんだなー、と最近は思うのです。
人と違う感性を否定する必要なんてまったくないし、
むしろ、これからの時代はそれは武器になるのだから。
みなさんは、それでもフツーを目指しますか?
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本格的にご自分の星の配置を知りたい方はこちらに。
拙訳書:
かつて朝出勤時にすでにフラフラだったわけ
久々にリブレという24時間血糖測定器を使ってみました。
私は糖尿病があるわけではありません。
発達障害者は血糖調節に問題があるとも言われていて
かく言う私も、空腹時血糖は正常なのに、
食後高血糖になりやすく、その後で一気に血糖値が下がって
低血糖になりやすいという問題を抱えていました。
それでたまに、実際に血糖値をチェックしてみるんですが、
以前使っていた指先穿刺式の血糖測定器の試験紙が
買えなくなってしまったので、
久々にリブレで24時間血糖を測ってみました。
前回使ったのは1年半も前。
リブレは、間質液中のグルコースを測っているので
実際の血糖値とは15分ほどのタイムラグがあります。
数値的には正確ではないのかもしれませんが、
全体の傾向がよくわかるし、夜間低血糖を起こしていないかもわかります。
で、2週間測ってみたんですが、以前より血糖調節はよくなったようです。
1回も夜間低血糖を起こしていなかったし、
血糖値の最高も160台。
前回は、ラーメン食べてみたら200を超えてギョッとしたのだけど、
今回は150に届かなかった。
それに以前は、タンパク質から食べる、などの工夫をしても
あまり違いは感じられなかったのだけれど、
今回はその違いが大きく出ました。
それがこのグラフ。
上のグラフは、朝食後も昼食後もそんなに血糖値が上がっていないし、
夜も140くらいまでしか上がっていません。
普段気をつけているように、タンパク質を半分くらい食べた時点で
ご飯を食べ始めるということをしました。
ちなみにご飯は、血糖値の上がりにくい高アミロース米のササニシキの
胚芽米(五穀入り)を100gほどです。3食ともご飯。
下のグラフの昼は、ひき肉と卵のそぼろとしらす干しの三食ご飯。
外での仕事があったので、お弁当にして持っていきました。
丼ものなので、同じ量の同じお米でも、最初からかきこむから、
1時間くらいで一気に160まで上がっています。
上下のグラフとも、昼食はどちらも13時過ぎ。
下のグラフは、実は昼食後1時間くらいして、
いただきもののチーズケーキを食べています。
ばーんとさらに跳ね上がるかと思いきや、
すでに高値だったからなのか、チーズのタンパク質と
バターの脂肪分で吸収が遅くなるからなのか、
それ以上はほとんど上がりませんでした。
その後、18時過ぎの休憩時に、帰宅までもたないので
低血糖防止のために、ゆで卵とササニシキのおにぎりを1個食べています。
おにぎりだけだと急上昇するかと思って卵も持っていったのに、
脂肪分がないせいなのか、昼間の急な血糖値変動で反応しやすかったのか、
やっぱり160まで上がってしまっています。
同じご飯の分量なのに、食べ方やおかずでこれだけ違うのですよね。
ちなみに、寝る前の血糖上昇は、お風呂に入って交感神経が上がって
アドレナリンが出てしまったからだと思います。
もっとぬるめのお風呂に入ろう。
もっとも、熱めのお湯につかりたがるのは、
下がってきた血糖値を上げようとしているのではないか
という話もありますが。
私は中性脂肪の値がかなり低いので、低血糖にならずに済んでいるのは
アドレナリンを出して血糖値を上げている部分もまだ少なくないんだと思います。
それでも、だいぶコントロールが効くようになったと思うのは、
先日受けた血液検査で空腹時のインスリンがずいぶん下がっていたこと。
去年は7だったのに、今年は2.2でした。
この数値が高いと、空腹時に血糖値を上げようとアドレナリンが出て
それに反応してインスリンが出ているということなのだとか。
インスリンは分泌されたら分解されないといけないわけですが、
インスリンが多すぎてその分解に手一杯だと、
アミロイドβが分解されずに溜まって、アルツハイマー病の一因になるのだそうです。
『アルツハイマー病 真実と終焉』という本では、
空腹時インスリンは4.5μIU/mL以下が望ましいとあるので、
以前のままの食生活を続けていたら、
私はアルツハイマー病まっしぐらでしたよ(>_<)。
今回、いろいろ実験してみようと思いながらも、
もう甘いものも食指が動かなくなってしまったので
大してできませんでした。
でも最後に、と思って、使用期限ギリギリに実験。
朝一で菓子パン2個を食してみました。
昔みたいに、カフェオレか野菜ジュースでも飲もうかと思ったけれど、
飲む気がせず、健康的にリンゴ酢のローズヒップティー割り。
その結果がこの下のグラフ。
リンゴ酢って血糖値の急上昇を抑えるって言われているんですけど、
それでも149まで上がっています。
カフェオレ飲んでいたら、アドレナリンが出てさらにアップしてたでしょうね。
野菜ジュースでも、野菜の糖分で結構上がるので、さらにアップのはず。
その後30分くらいで一気に113まで下がっているのがすごいですよね。
ここで期限切れになってしまったけれど、この勢いだと
1時間後くらいには80台まで下がっているでしょうね。
かつての私の典型的な朝食は、マーマレードを塗った食パンに
カフェオレとヨーグルトとリンゴ。
単なる食パンはバターのたっぷり入った(脂質で血糖値の吸収が
多少ゆるやかになる)菓子パンより、
血糖値の上がり方は早いと思います。
それプラス、砂糖たっぷりのマーマレード。
さらにカフェインでアドレナリン出していたら、
血糖値は軽く180はいってたんじゃないでしょうか。
それじゃ、インスリンも大量に分泌されて
その後血糖値はダダ下がりのはず。
職場に着いたらすでにお腹ペコペコでフラフラなんて当たり前ですよね。
そういった食事をしなければ、いちばん上のグラフのように
血糖がコントロールできることがわかりました。
リーキーガットがだいぶ治ったのも関係していると思いますが
食間の補食の工夫をしているのが大きいかな。
それについては、またそのうち。
血糖調節異常の問題に取り組み始めて早5年。
試行錯誤の末、ようやくコツがつかめてきました。
時間かかっても、為せば成る。
情緒の浮き沈みも、上のグラフのようになだらかになりますよ。
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栄養や発達障害についてのご相談はこちらに。
拙訳書:
やっぱり胃酸でしょ
分子栄養学の講座も第15期が始まったので
受講生特典を利用して、割安でまとめて各種検査を受けました。
で、血液検査の結果を見たところ、
MCVの値が1年半前の前回と変わっていませんでした。
MCVとは平均赤血球容積のことで、この値が大きいと、
葉酸やB12不足が考えられます。
実は、前回、MCVの値が大きかったので、
葉酸が活性化できていないんじゃないかと推測して、
活性化葉酸入りのビタミンB群サプリに切り替えていたのです。
それでも値が変わらないということは、胃酸不足かなと。
ビタミンB12は、胃壁から分泌される内因子という糖たんぱく質と
結合することで吸収されるのですが、胃酸も必要です。
なので、前回、ペプシノーゲンの値も低めだったので、
胃酸を出すべく、梅干しやお酢などをなるべく摂るようにしていたんですが、
今回の数値を見ると、あんまり効果がなかったよう。
そこで、ペプシン配合のベタイン塩酸塩のサプリメントを摂ってみることに。
ベタイン塩酸塩は、胃液の酸度を調節するものとして古くから使われています。
摂り始めてしばらくしてびっくり。
胃だけじゃなくて腸の調子まで良くなってしまいました。
私はSIBO(小腸内細菌異常繁殖)があるようなのですが、
お腹が張ることもほとんどなくなりました。
胃酸のおかげで過剰な細菌が減ったんでしょうかね。
そんなわけで、お通じもかつてないほど健康的。色も太さも(*^_^*)。
消化酵素のサプリ摂ってるから、ベタインはいいか、
と思ってずっと摂ってこなかったんですが、
やっぱり足りないのは胃酸でした~(^^;)。
痩せ気味な私はなかなか太れなくて困っていたのですが、
ベタインを摂り始めたら、栄養の吸収が良くなったのか
体重が増え始めました。
今年は3キロ太るという目標も夢じゃないかも。
そもそも胃酸が出ていないとサプリ飲んでも無駄だと
さんざん講座で話を聴いてきたのに。
胃酸をナメてました、ごめんなさい。
ベタイン塩酸塩のサプリ、こちらです。
食事を変えてもサプリを飲んでも変わらないという人は
試してみる価値はあるかもしれません。
紹介コードが必要な方は「BBF422」をどうぞ。
ただし、胃炎、胃潰瘍のある人には禁忌なので、ご注意を。
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拙訳書:
ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか
- 作者: フィリップ・ワイリー,吉濱ツトム解説,河瀬真那
- 出版社/メーカー: スペクトラム出版社
- 発売日: 2018/07/10
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葉酸はとにかく摂ればいい?
葉酸も大切な栄養素だと言われています。
特に、妊婦さんは胎児の神経管閉鎖障害を予防するためにも
積極的に摂ることが奨められています。
サプリメントで摂る人も少なくないかもしれません。
日本で売られているサプリメントのほとんどは
非活性型の葉酸なのですが、
実は、非活性型の葉酸を体内で活性型に変換できるかどうかは
人によって違います。
活性型に変換する能力がぐんと落ちる場合があるのです。
メチレーションと呼ばれる代謝の歯車が上手く回らなくなるので、
さまざまな不具合が生じます。
メチレーションとはメチル基の受け渡しによって起こる一連の代謝で
神経伝達物質などの生成や解毒にも関わってきます。
発達障害者はこの遺伝子に問題があることが多いそうで、
メチレーション回路が上手く回っていないと言われています。
この遺伝子にはC/C型、C/T型、T/T型の3つのタイプがあって、
日本人では、葉酸代謝がスムーズにいくC/C型はわずか34%。
70%落ちるT/T型は16%だそうです。
以前から気になってはいたんですが、
今回検査を受けてみたら、案の定、代謝が上手くいかないT/T型でした。
活性型に代謝できるので問題ありません。
でも、代謝できないのに非活性型葉酸をサプリで摂ってしまうと、
活性型葉酸の吸収を妨げてしまうのです。
食事中の葉酸は非活性型と活性型の両方が入っているそうなので、
食事からできるだけ摂るか、
活性型葉酸のサプリを摂ることが必要です。
じゃあ、最初から活性型葉酸のサプリを摂ればいいんじゃない?
と思ってしまいますが、
活性型ならじゃんじゃん摂っていいかというとそういうものでもないようです。
多すぎてしまってメチレーション過剰になるので、
これはこれで問題。
炎症などがあると、活性型葉酸のサプリを摂っても
効かなかったり、症状が悪化したりすることがあるそうです。
発達障害者は腸に炎症があることが多いと言われているので
このへんは要注意です。
気をつけたいのは、ビタミンB群に含まれる葉酸。
発達障害者はビタミンB群が不足しがちなので
サプリで摂りたいところです。
日本のサプリには、表示義務がないので「葉酸」としか
書かれていないと思いますが、
ほとんどが非活性型葉酸のはずです。
iherbで売られているアメリカのサプリは
具体的に葉酸の種類が書かれているので、
ビタミンB群のサプリを買うときには
事前に葉酸の種類をチェックした方がいいと思います。
安めのサプリは「葉酸」としか書かれておらず、非活性型かと。
私は、ちょっと高いけれど、Thorne Researchのを買っています。
ちゃんと「5-メチルテトラヒドロ葉酸」(活性型)と書かれています。
高いだけのことはあるって感じです。
安いサプリのビタミンB12は、ほとんど役に立たないらしい
シアノコバラミンが使われていることが普通です。
気になる人は、検査を受けてみるのが早いかと。
血液検査と違って、綿棒で頬の内側をグリグリやるだけなので楽ちん。
遺伝子検査は、結果が変わることはないので、一生に一度やればOK。
郵送でできます。
このメチレーションって、なかなか複雑で
勉強してもすっと頭に入ってこないのですが、とても大事。
これを知ってしまうと、「発達障害って個性でしょ」って
何言ってんの、アンタ、と思ってしまいます。
メチレーションについてわかりやすく書かれている本ってないですが、
こちらの本は、簡単に上手くまとめられています。
なんか、メチレーションってものが発達障害と関係があるらしい、
というのがおぼろげにわかると思います。
こちらはグンと難しくなりますが。
こちらの記事もご参考に。私が勉強している講座のブログです。
アルツハイマー病になりやすくなるというのはこの本にも書いてありました。
自分のこの問題を知らずに、かつての食生活を続けていたら
アルツハイマー病間違いなしだったかも。
知っておいてよかった。
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拙訳書:
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低糖質スイーツの落とし穴
糖質を控えるようになってから5年ほど経ちます。
その理由は、低血糖になるのを防ぐためで、以前に書いた通りです。
今では、最初の頃ほど熱心に糖質制限はしていません。
糖質制限をするには、タンパク質や脂質から糖質に変換する
糖新生がしっかり行われる身体でないといけないからです。
私は、筋肉もそんなにないし、脂質の代謝にも問題があるようなので、
今では三食、100gずつはご飯を食べています。
食べたタンパク質がほとんどエネルギーに回ってしまっても困るし。
それでも、腸を荒らす小麦はほとんど食べないし、
お米は血糖値の上がりにくい高アミロース米のササニシキの胚芽米に
雑穀を加えて食べています。
もうさすがに、5年も糖質を控えていると、
砂糖は全然使わなくなったし(うちにあるラカントも全然減らない)、
甘いものもほとんど食べなくなりました。
それでも、緊急時(低血糖)の非常用に出かけるときには
チョコを持ち歩いたりもしています。
以前は、低糖質スイーツをよく食べていました。
今ではコンビニでも手頃な値段で手に入りますよね。
けれども、これは意外と落とし穴だと最近は思うのですよね。
確かに、「糖質」という点だけ考えれば、低糖質スイーツって優れものです。
でも、たとえば、ものによっては、腸を荒らすグルテンやカゼインが含まれる
小麦や牛乳を使っていたり、ショートニング(トランス脂肪酸)が
使われていたりします。
表示をよく見るって、かなり大切です。
たとえば、チョコレートを買う場合、次のどちらを買うか。
下の方が、「ゼロ」と言っているから、一見良さそうです。
上の商品は、30%しか糖質オフじゃないのね、なんて。
ところが、裏を見てみると、
下の商品、確かに「糖類」はゼロですが、
マルチトールを使っているので糖質がゼロではないわけです。
マルチトールは糖アルコールなので、砂糖ほどではないものの、
若干血糖値は上がります。
まあ、これはいいとして、問題は人工甘味料。
という結果が出ているそうです。
つまり、人工甘味料を食べ続けると、ちょっとした糖にも反応しやすくなります。
人工甘味料は腸内環境を悪化させるそうなので、そう考えると、
リーキーガット(腸管上皮細胞のつなぎ目が緩くなる)になって
糖の取り込みが早くなるから血糖値が上昇しやすくなるというのも納得。
人工甘味料の中でもアスパルテームは発達障害者が最も避けた方がいいもの。
アスパラギン酸を含むので、摂りすぎると興奮しやすくなります。
面白いことに、肝心の糖質量を比べてみると、
上の商品が5.2g当たり糖質1.9g、下の商品が40g当たり15.8g。
計算してみると、上の商品の方が40g当たり14.6gで少なくなります。
そうなると、人工甘味料不使用の上の商品の方がいいですよね。
まあ、砂糖も腸にいいってわけではないけれど、
糖質量が同じなら人工甘味料よりマシではないかと。
こうやって表示を見たりして、云々考えるのって、
エネルギーがいるので、低血糖状態だとできません。
だから、「ゼロ」と書かれていると何も考えずに手に取っちゃうんですよね。
さらに考えてみると、結局、糖質ってひと口に言っても
種類が問題なのではないかと。
食間に血糖値を下げないために補食をするとなると、
低糖質のチョコやクッキーより、お米の方がマシなのでは。
と思って、作ってみたのが、たこ焼き大のおにぎり。
ちょうどたこ焼き大になったので、ゴマとかつお節をふりかけてみたら
ホントにたこ焼きみたいになりました(青のりがなかったのが残念)。
これは100gのご飯を三等分して作ったものです。
100g当たり糖質37gだそうなので、1つ当たり糖質10gちょっと。
でんぷんの方が分解には時間がかかるから血糖値上昇は多少緩やかになるし、
何よりも、腸を荒らさない。
かつお節で少しタンパク質も摂れるし、腹持ちもチョコよりよい。
この1個を、一気食いしないで、ちまちまと時間をかけて食べれば
副腎疲労の人にもいい補食になります。
特に、育ち盛りのお子さんには、こちらの方がいいですよね。
チョコレートについては、銅過剰になるという別の問題も。
それについてはこちらをご参考に。
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栄養についてのご相談はこちらに。
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デカフェじゃダメ?
「デカフェじゃダメですか?」
カフェインを止めましょうと言うと、みんな必ずそう言う、
という話を分子栄養学の講座で聞きました。
だいたい、栄養療法なんて試そうとする人はどこかしら具合が悪く、
副腎疲労を起こしていることも少なくありません。
だから、カフェインを入れて無理やり動くようなことはよくないので、
カフェインを止めましょうという指導が入るわけです。
「え?デカフェじゃダメなの?」と私も最初、不思議に思ったのです。
デカフェでも、ほとんどはカフェイン0%ではないらしく、
多少は残っているのだそうですが、問題はそこではないのです。
「デカフェじゃダメですか?」という問い自体が、
カフェイン依存に陥っている証拠なのだとか。
このことは、カフェインを完全に離脱した今になって初めて理解できました。
私も思えば、完全離脱するまで4年くらいかかりました。
それまでは、毎日飲んでいたカフェオレをチャイに変え、
その後は、紅茶をルイボスティーに変えてチャイもどきにしていました。
牛乳は豆乳、そしてアーモンドミルクへと変わり、
アーモンドも毎日摂っていると遅発性アレルギーを起こすのか、
腹具合が悪くなってきたので、ついにはやめました。
そんなふうに、カフェイン依存になっていると、
一度にすっぱりとやめられないので、似たようなもので
ごまかしごまかし、気分を切り替えて身体と頭を動かそうとするわけです。
でもねえ、ついには断てるんですね。
「もどき」も必要なくなる。
栄養状態が良くなったとともに、自然と必要なくなったみたいです。
睡眠・覚醒リズムを整えるために使っていたブライトライトは
いつの間にかいらなくなっていたし、
今じゃ夜は当たり前のように眠くなります。
完全にカフェイン断ちできたなーと思えたのは、
紅茶やデカフェが台所に残っていても、一切手を出さなくなったこと。
存在すら忘れていました。
なので、冷凍庫に残っていた紅茶は先日おさらば。
手を付けていないデカフェのペットボトルが数本。
これももういらないな。
たまにはカフェでゆっくり紅茶飲んだりするだけれど、
心臓ドキドキして、過覚醒になっていろんな刺激を拾ってしまって
読書に集中できない(*_*;。
紅茶大好きなので残念なんですけどねー。
でも、頭の状態は離脱後の方がはるかによいですよ。
一気に止めようとすると頭痛などの離脱症状が起きるので、
デカフェでいいから少しずつ止めてみましょう。
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