それでも雨が降るときは

ホリスティックに発達障害とつきあう

ちょっと前の芸術の秋

秋もあっという間に終わってしまいました。

いちばん大好きな季節なのに、忙しくてほとんどどこにも行けなかったような

気がしていましたが、その割には合間を縫ってちょこちょこ美術館に行っていました。

 

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まずは茅ケ崎市美術館で小原古邨展の後期。

前期はガラガラだったのに、後期はチケット買うのに列ができていました。

いったいどうして?と思ったら、Eテレの『日曜美術館』で

取り上げられたことがきっかけのようです。

 

私は、好きな場所は空いている美術館、嫌いな場所は混んでいる美術館というほど

人の多い美術館が嫌いなので、平日に行かなかったのは大失敗でした。

でもまあ、後期にしか展示されない、お目当ての蓮の花の絵が観られたので

よしとすることに。

 

古邨以前の浮世絵画家の作品も参考のために数点飾られていましたが、

圧倒的に古邨の作品は線が細かいのは、単に作風なのか、

それとも時代とともに版画技術が進歩したからなのか。

 

 

あんまり混んでいて興醒めだったので、口直しを兼ねて

町田まで足を延ばして町田市立国際版画美術館で

ヨルク・シュマイサー展を観ました。

 

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今まで全然知らなかったけれど、いいものを観ちゃいました。

銅版画自体は以前から好きでよく観ていましたが、こんな表現ができるなんて。

世界中を旅して、旅先の風景を作品にしていますが、

インドのラダックだとか、私が行ったことのある場所の作品もありました。

繊細で、写実的なのに幻想的、という不思議な世界です。

日本にも留学していたことがあったり、奥さんが日本人だったりするのに、

日本ではほとんど知られていないなんてもったいない。

 

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こちらはほとんど人が入っていなかったので、静かにゆっくりと観られました。

 

 

後日、パナソニック汐留ミュージアムルオー展

あの美術館はいつも空いているからまだいいかなーと思っていたら

日曜美術館』で特集されるらしいと知って、

慌ててその前に観に行きました。閉館時間ギリギリに。

 

この絵が観たかったんだ。

ルオーは温かくていいですね。

 

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