それでも雨が降るときは

ホリスティックに発達障害とつきあう

栄養療法が効かないのはなぜか

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最近は栄養療法に取り組んでいる発達障害の人も増えてきているようです。

「○○と○○で良くなった」とか「栄養療法ってやっぱりインチキ」とか

いろんな声があるかと思います。

 

私自身、3年前半ほど前に取り組み始め、講座などでも勉強するようになり、

これまでの体験から、それほど単純なものじゃないと思うようになりました。

 

栄養療法とひと口に言っても取り組み方や考え方はいろいろあります。

「分子整合栄養医学」や「オーソモレキュラー療法」などとも言いますが、

ただサプリメントで足りない栄養を補えばいい、という単純なものではありません。

個体差を考えるのが基本なので、

タンパク質と鉄さえ摂ればいいというようなものでもないし、

どの栄養素がどの程度必要なのかは人によって違います。

 

本当は、血液検査をしてそのデータを見ながら食事の変更や

サプリメント補給を行って、数ヵ月後にまた検査をして

数値がどれくらい変化したかを見るものです。

 

でも、やはり保険が効かないので、オーソモレキュラークリニックで

診察を受けるとなると数万はかかってしまいます。

それで自分なりに勉強して試行錯誤するわけですが、

もちろんすんなりといくわけでもなく、数々の失敗をする、というのは

栄養療法を勉強する誰もが通る道のようです。

 

私の場合は、低血糖症がひどかったようで、糖質制限を始めて

タンパク質を多く摂るようになったらかなりよくなりました。

けれども、1年くらい経ってから、たびたび下痢をすることが出てきたんです。

その頻度がだんだん増えてきたので、もしかしたらタンパク質を

増やしたせいだろうか、とも考えていたのです。

もちろん、下痢をしてしまうので、栄養も出て行ってしまいます。

 

でも、勉強しているうちに、その正体がわかりました。

私は昔から過敏性腸症候群IBS)があるのですが、IBSがあると、

小腸内細菌増殖症(SIBO)もあることが多いのだそうです。

 

SIBOって何かというと、本来はそんなに細菌がいないはずの小腸内に

善玉・悪玉を問わず、細菌が異常に増殖してしまうというものです。

その細菌がガスを発生して、細菌の種類によってメタンガスなら便秘、

水素ガスなら下痢になります。

 

逆流性食道炎も、実はSIBOによるガスの発生が原因な場合があるそうです。

その場合は、制酸剤を飲むと胃酸が出ずに殺菌ができないので、

細菌がさらに増殖して逆に悪化してしまうのだとか。

 

そのため、SIBOがある場合は、発酵食品を摂ると

小腸内の細菌がさらに増えるのでかえって悪化するのです。

SIBOの場合は、FODMAP(フォドマップ)と呼ばれる、

発酵性の糖質をなるべく避ける必要があります。

FODMAPのFは発酵性の糖質全般、

Oは豆類に含まれるオリゴ糖や小麦や玉ねぎに含まれるフルクタン、

Dは乳糖、Mは果糖、Aはandで、

Pはマッシュルームや人工甘味料に含まれるポリオール。

 

IBS逆流性食道炎がなくても、意外とSIBOにかかっている人は多いらしく、

食べるとお腹が張る、ガスが溜まる、という人は

SIBOを疑った方がいいかもしれません。

 

SIBOについてはこちらを参照。

 

  

私は発酵食品を控えたのだけれど、今ひとつよくなりませんでした。

なんと、いちばんの原因は…大豆でした。

糖質制限をしてご飯を減らす代わりに、大豆製品を摂りまくっていたんです。

牛乳も飲まないので、代わりに豆乳を毎日たっぷり飲んでいました

Amazon定期便で買っていたくらい)。

 

試しに豆類を一切やめてみたところ、ピタッと止まりましたよ、下痢が。

かつてはベジタリアンで、糖質過剰なうえにタンパク質源といえば大豆。

何て身体に合わないことしてたんでしょうね。無知って怖い。

 

本当に、人によって問題は違うので、栄養療法が上手くいかないというのは

おそらく何か理由があるんだろうと思います。

 

サプリメントは、身体の状態が悪い人ほど効かないそうです。

腸内環境が悪く、慢性炎症があるとサプリは効きません。

慢性炎症は自覚症状がないことも多く、

腸の炎症や上咽頭炎、歯周などもこれに当たります。

 

いちばん最初に取り組むべきは、腸内環境と慢性炎症の改善。

腸内環境が悪ければ、いくらサプリメントを摂っても吸収されないし、

鉄などは腸内細菌のエサとなって、かえって腸内環境を悪化させかねません。

 

一朝一夕にはいかない栄養療法。

でも、少しずつでも取り組めば必ずよくなります。

 

勉強したい人はこちらで各種講座の情報が手に入りますよ。

 

 オーソモレキュラー療法についてよくわかるのはこの本。

最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門 (光文社新書)

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 サプリが効かない理由のヒントを得るには。

医者が教える「あなたのサプリが効かない理由」

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 発達障害精神疾患と栄養素の関連についてはこの本がおススメ。

栄養素のチカラ

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発達障害と栄養についてはこちらを。

発達障害は栄養で良くなる 新時代に希望をもたらす未来医療

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発達障害を克服するデトックス栄養療法

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発達障害の治療の試み-検査を基にした分子整合栄養医学による内科的治療

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ついでにこちらもよろしく。

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

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こんなのもやってます。栄養に関するご相談もお受けしています。