それでも雨が降るときは

ホリスティックに発達障害とつきあう

ルーチン大好き人間が変化に慣れるには

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自閉症スペクトラムの人間は変化が苦手だと言われています。

私も例にもれず、ルーチン大好きです。

そういえば幼稚園のとき、両親が共働きだったので、

バス停までの送り迎えは祖母がしてくれたのですが、

ある日、幼稚園からの帰りのバスがバス停に着いたら

いつも待っているはずの祖母がいなかったのです。

それでパニックを起こして、たかが100メートルくらいの距離を

大泣きして帰った覚えがあります。

 

以前に少し書いていますが、大人になって、インドで長く暮らしたので、

物事が予定通りにいかないというのはずいぶん慣れました。

というか、銀行に両替に行ってもどれだけ時間がかかるかわからないわ、

電車は平気で10時間遅れるわ、飛行機すら予定通りに飛ばないわ、

という世界だったので(今はだいぶ変わったでしょうけど)

「物事は予定通りに行かない」というのが当たり前になってしまったのでした。

 

そんなふうに鍛えられた私でも、

相変わらず、決まりきった物事をこなすと安心できます。

 

だから、自閉症スペクトラムの人間が精神的な安定を保つには

変化が少ない方がいいのですが、

あまり変化のない日常に慣れ過ぎてしまうと、

ますます変化に弱くなります。

 

なので、急激な変化に対処できるようにするには

日頃から少しずつ変化を取り入れて

脳みそを変化に慣れさせていく必要があるのです。

 

それには、少しずつでいいから、慣れ親しんだ習慣を変えてみること。

他人にルーチンを崩されるのにはイラっとしますが、

まずは自分でルーチンを崩してみる。

どんな小さなことでもかまいません。

いつも飲んでいる緑茶を紅茶に変えてみるとか、

いつもと違うルートで駅まで行ってみるとか。

 

ストレスに弱い脳みそではあるけれど、

あえて負荷をかけてみることもときには必要です。

 

とはいえ、ルーチン化してしまえば延々と物事を続けられるというのは

強みだったりもします。

その強みは十二分に活かしましょう。

 

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 こちらもよろしく。

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

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こんなのもやってます。