それでも雨が降るときは

ホリスティックに発達障害とつきあう

スマホの見過ぎによる「自律神経うつ」に注意

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夏至も過ぎて夏っぽくなってきましたね。

あっという間に今年も半分。いつものごとく、早いです。

 

ちょっと前に、めまい・動悸・息切れの3点セットがあって、

不調が続いたのですが、だいぶ以前にも同じようなことがあったので

原因はすぐに突きとめました。

 

ここのところ忙しいことが続いて、

仕事を早く片づけようと勢いよく集中してやっていました。

それで、いつもはキッチンタイマーを45分に設定して、

休みを入れながらパソコン作業をしていたのを、

タイマーを使わずにぶっ続けで1時間半パソコン観っぱなし

というようなことが続いたのが原因です。

運動不足も重なりました。

 

要は、自律神経がおかしくなって、そうした症状が出たのでした。

そうとわかれば、作業中に休憩を多くとったり

運動をしたりして、しばらくして治ったのですが、

先日、図書館でこんな本を見つけました。

 

「スマホ首」が自律神経を壊す (祥伝社新書)

「スマホ首」が自律神経を壊す (祥伝社新書)

  • 作者:松井孝嘉
  • 発売日: 2016/10/01
  • メディア: 新書
 

 

この中に、「自律神経うつ」という聞きなれない言葉が出てきました。

自律神経失調によってうつ症状が出るそうで、

スマホの見過ぎで長時間首が不自然な形で下向きに固定されたままになると

筋肉が凝り固まって、さまざまな症状を引き起こすのだとか。

 

人間の頭の重さは約6キロで、スマホやパソコンの画面を見るために

うつむき加減の姿勢を取ると、負担が3倍にもなるそうです。

 

この本では、「スマホ首こり病」の可能性がある症状として

次のようなものが挙げられています。

 

慢性疲労症候群、頭痛、めまい、自律神経失調症、自律神経うつ、

パニック障害更年期障害、ドライアイ、ドライマウス

血圧不安定症、むちうち、不眠症多汗症機能性胃腸症

便秘、過敏性腸症候群、機能性食道嚥下障害、VDT症候群

(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナルの略で、コンピューターの

表示機器の長時間使用によって生じる身体的な不調)。

 

うむ、私も当てはまるものが多々あります…(^^;)。

 

自律神経うつは、通常のうつとは異なるので

通常の治療では治せないそうです。

確かに、発症機序を考えると、自律神経失調が原因なら

抗うつ薬飲んでも意味がなさそう。

首が原因なら、首を治さないと治らないわけです。

 

この本では、15分に1回、30秒首を休める休憩を入れることを勧めています。

タイマーかけないと忘れちゃいそうですが、

30秒くらいなら、職場でも席に座ったまま首を回すことはできますよね。

 

日本人はもともと猫背が多いそうですし、

発達障害者も猫背が多い(もしくは、その逆で異様に姿勢が良い)

ことがよく指摘されています。

首の状態を改善すれば、辛さも半減するかもしれません。

まあ、問題は首だけじゃないでしょうけど。

 

これからの季節に気をつけるべき「夏季うつ」も

自律神経失調と関係があります。

クーラーや冷たい飲食物による冷えには要注意。

 

うつっぽい、やる気がないなどの不調があれば、

薬を飲む前にまず生活習慣を見直してみましょう。

 

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 こちらもよろしく。

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

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こちらのブログでもたまに発達障害ネタや栄養療法ネタを書いています。