すっかり寒くなって、空気もかなり乾燥するようになりました。
ハウスダストアレルギーがあるので、ひと月ほど前から
鼻の調子が悪く、奥がツンツン痛い。
それで、ついに試してみたのがBスポット療法。
上咽頭炎の治療です。
上咽頭とは、いわゆる「のどちんこ」の奥にある部位のことで、
空気の通り道となるところなので、風邪を引くと急性炎症が起こりますが、
慢性的に炎症が起きていることがよくあるそうです。
症状としては、鼻詰まりやのどに鼻水が垂れる後鼻漏だけでなく、
頭痛や肩こりもあります。
それだけではなく、元気になりすぎた免疫細胞が全身を駆け巡って
自己免疫疾患を起こすことも。
慢性上咽頭炎が、腎炎などの臓器の炎症や皮膚アレルギーの
根本原因だったということもあるそうです。
そもそも、自律神経が乱れると、免疫の異常が生じて慢性上咽頭炎が起きる
とも考えられているため、悪循環になります。
そんなわけで、以前から慢性上咽頭炎があるんじゃないかとは思っていたんですが、
Bスポット療法は痛いと聞いていたので、躊躇していました。
Bスポット療法というのは、シンプルな治療法で、
実際に炎症があれば、綿棒に血が付きます。
市内にBスポット療法をやっているクリニックがあったので行ってみたところ、
Bスポット療法を開発された方の甥御さんのクリニックでした。
いやあ、痛いのなんのって…( ;∀;)。
やっぱり炎症があったらしく、血が付きましたが、
以前からずっと鼻うがいをしているので、
思ったよりひどくはなかったようです。
しばらく通う覚悟をしていたのですが、
マメに通わなくてはならないほどではなく、
調子が悪くなったら来ればいいとのことでした。
先日3回目の治療を受けに行きましたが、
治療後はやっぱり鼻が楽になりますね。
あ、ちなみに、治療直後はしばらく痛みが続きます。
でも、その痛みも回を重ねるごとに小さくなっていくし、
痛みが続く時間も短くなっていきます。
炎症がなくなれば、綿棒に血が付くこともなく、
痛むこともなくなるそうです。
3回目の治療の時は、ほとんど血は出なくなっていました。
保険適用になるので、治療費が安価なのも続けやすさにつながります。
1回目は初診料、2回目はファイバースコープを使ったので
多少費用はかさみましたが、3回目は治療のみで550円。
これなら、長期間続けたとしても負担はそれほど大きくなりません。
初診時の帰りに、受付で本を買いました。
この療法が開発されたのはもう50年も前のことだそうですが、
当時は注目されなかったようです。
最近になって、本も何冊か出版されて、知名度も上がっています。
私は分子栄養学の勉強をしていて知ったのですが、
分子栄養学では、身体で慢性炎症が起こっていると、
いくら食事やサプリメントで栄養補給をしても
炎症の火消しにビタミンCなどの栄養素が大量に使われてしまうので
なかなか良くならないと言われています。
慢性炎症というのは、急性炎症と違って気づきにくいのですが、
腸の炎症や歯周炎などもそうです。
火事は気づきやすいけれど、ぼやは気づきにくい。
でも放っておくと大変なことになります。
鼻うがいは、慢性上咽頭炎だけでなく、コロナ対策にもなると言われています。
うがい以上に効果があるそうです。
ちなみに私、ここ5年ほど風邪らしい風邪を引いていません。
外から帰ったら、手洗い・うがいと併せて必ず鼻うがいもしています。
最近は、ほかにも慢性上咽頭炎の本もたくさん手に入るようになりました。
全部は読んでいませんが、こちらはわかりやすくて具体的。
慢性炎症はできるだけ抑えて、栄養を有効に使いましょう。
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