それでも雨が降るときは

ホリスティックに発達障害とつきあう

夏によく眠れないのは布団が重くないから?

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いよいよ本格的な夏ですね。

まだ夜中はさほど暑くもないのに、

早くも睡眠が浅くなっています。

夜中に目が覚めることが急に増え、

朝起きてもどうもすっきりしない。

 

冷房をつけて寝ると、30度の除湿でも寒くて目が覚めてしまうので、

熱帯夜は扇風機を回して寝ているのですが、

まだそれほど暑くありません。

 

仕事が忙しいので、そのストレスもあるのかもしれませんが、

ふとあることに気づきました。

 

以前に書いたこの記事。


私は知らなかったんですが、一時期、ニトリの重い毛布が流行ったそうですね。


重い掛布団にはリラックス効果があって、

睡眠の質が上がるということですが、

発達障害者だけではなく、誰にでも効果があるようです。

 

考えてみれば、夏に使っているのは軽いタオルケット。

睡眠が急に浅くなったせいはもしかしたら、そのせいかも。

 

そんなわけで、冷房つけて重い布団をかぶって寝てみようかなと

思い始めている今日この頃です…。

 

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カフェインとADHD

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ちょっと前に、図書館で面白い本を見つけました。

 

この本については、別のブログにも書いたのですが、

カフェインがポピュラーになった経緯から、

合成カフェインについてまで詳しく書かれていて、

とても読みごたえがありました。

 

 

ストレスによる睡眠障害を起こしやすい人の方が

カフェインの影響も受けやすいとか、

カフェインに弱い人がカフェインを摂ると強い不安感が生じるといった

研究結果も紹介されています。

 

それで、カフェインと発達障害についての論文ってないのかな

と思って調べてみたところ、やはり数は少なく、

無料で読めるものとなるとほとんどないに等しいのですが、

思春期のADHDの人を対象にカフェイン摂取と睡眠について

調べた論文が見つかりました。

 


この研究では、思春期のADHDの人とADHDでない人を対象にして

朝・昼・晩の1日あたりのカフェイン飲料の摂取回数と睡眠との

関連について調べています。

 

午後のカフェイン摂取と自己申告による睡眠問題との関連は

ADHDの有無を問わず、どちらの群でもみられたそうですが、

ADHD群は非ADHD群よりも、

午後や夕方にカフェインを摂取する傾向が2.47倍高かったのだそうです。

 

ADHDの人では、午後や夕方の時間帯にADHDの薬が切れると、

セルフメディケーション」の手段としてカフェインを使用することがある

とこの論文には書かれていますが、

午後以降には、副腎皮質から分泌されるコルチゾールの濃度が

低下することも関連しているのでしょう。

発達障害者はそもそもコルチゾール濃度が低いとも言われています。

 


カフェインはコルチゾールの分泌を促しますが、

無理矢理分泌させれば副腎に負担がかかるわけなので、

副腎疲労につながります。

 

 

カフェインと言うと、コーヒーを思い浮かべますが、

カフェインが入っているのはコーヒーだけではありません。

この研究の被験者は12~14歳ということですが、

この年代だとコーヒーをたくさん飲むようなイメージはありません。

でも、カフェイン飲料にはほかにも、紅茶や緑茶などもあり、

意外と知られていませんが、清涼飲料水にも入っています。

 

昔と違って、今では清涼飲料水は2Lのペットボトルに入って売られているので、

一気に大量に飲んでしまうこともあるかと思います。

緑茶であれば、夕飯のときに子どもにも出している

家庭もあるかもしれませんよね。

 

大人では、栄養ドリンクに入っているのを知らずに

大量摂取している人も意外に多いのでは。

 

前述の本で紹介されていて興味深かったのは、

ストレスの多い生活を送りながらカフェインを大量に摂っていると、

健康な人でも「聞き違い」を起こすことがあるという研究結果です。

 

「聞き違い」とか「見間違い」によるミスって、よくありがち。

ADHDだから、ではなくて、

単にカフェインの摂りすぎだったりすることもあるかもしれませんよ。

 

一気にやめると頭痛などの離脱症状が起きることがあるので、

上手に減らしていきましょう。

 

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梅雨時は自律神経の乱れに注意

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そろそろ関東も梅雨に入りそうですね。

この時期に気をつけたいのは、自律神経の乱れ。

最近は「気象病」という言葉もよく耳にするようになりましたが、

気温や気圧や湿度の変化で自律神経が乱れることで不調が起こります。

 

私も以前はよく気圧が低いと頭痛がしたりしていました。

今はそこまでではありませんが、ひどく眠くなることもあります。

 

この時期は、急に気温も高くなるので、体温調節が上手くいかず、

汗をかけなくて熱がこもってしまうこともあります。

 

そんなときには、温冷交代浴がおススメです。

熱いお風呂に浸かるのと、冷たいシャワーを浴びるのとを

3~5回繰り返すというものですが、自律神経が整うようです。

 

あとは、耳のマッサージもいいようですね。

耳たぶを引っ張ったり、耳の周りを揉んでみたり。

 

「頭痛~る」などの気圧の変化を予想してくれるアプリもあるので

上手く活用しましょう。

 

これからの季節は、外の暑さと冷房の効いた室内の温度差で

自律神経が乱れやすくなります。

いわゆる「夏季うつ」にもつながるので、今からしっかり予防を。

 

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欠点は見方を変えれば宝に

2冊目の翻訳書がそろそろ出版されます。

本当は去年に出版されるはずが、コロナの影響でこの時期になりました。

 

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出版社からお話をいただいて訳した本ですが、とてもいい本です。

カップルの片方にアスペルガーがある場合のパートナーシップについての本ですが、

いわゆるカサンドラ本とはちょっと違い、

カップルがふたり揃って取り組める内容になっています。

具体的なワークが満載で、

定型発達のカップルでも参考にできる部分は大きいと思います。

 

献本を手にしてふと思ったのは、

そういえば、将来翻訳書を出すなんて、かつての私は想像もしなかったなということ。

 

実のところ、翻訳を生業にしたいと思ったことなどなかったのです。

ちなみに、英語の成績は悪くはなかったけれど、

特に英語を使った仕事をしたいと考えたこともありませんでした。

英会話は得意ではないし。

というか、日本語ですら会話は得意とは言い難いので(笑)。

 

それがどうして翻訳の仕事をすることになったかというと、

あくまでも食べていくため。

まあ、感動した小説があって、

こんな作品を訳せたらいいなと思ったことはありますが、

そこまで文章力があるわけでもなく、

ましてや出版翻訳なんて食べられるわけがない。

 

そもそも、翻訳というのは帰国子女だとか、

英文科を出た人がやるものだと思っていました。

実際、翻訳を生業にしていると言うと、

帰国子女なんですかとか、英文科ご出身ですか、

なんて訊かれることがよくあります。

 

きっかけとなったのは、誰だったか忘れてしまったけれど、

ある翻訳家の人がインタビューで

「おおらかで細かいことを気にしない人は翻訳の仕事に向いていない」

というようなことを言っていて、

じゃあ、私向いてるかも、と思ったことでした。

 

「おおらかで細かいことを気にしない人」って、

世間一般では美徳のように考えられがちなので、

そうでない自分にずっとコンプレックスがあったのです。

 

でも、その一言で目からウロコ。

それから実務翻訳の勉強を始めて、医薬分野の仕事を請け負うようになり、

訳したい本があったので、まるまる1冊訳して出版社に送って

出版されることになったのが1冊目。

2冊目の今回は、別の本をまるまる訳して出版社に送ったところ、

それはボツになったのですが、別のお話をいただいた、という流れでした。

なんで出版されるかどうかもわからない本をわざわざ1冊訳したかというと、

出版翻訳は未経験だったので、きちんと1冊訳せるか不安だったのと、

実績がない人間が翻訳力をわかってもらうには

そうするのがいちばんだろうと思ったからです。

もちろん、時間も労力もとてつもなくかかりましたが。

 

で、実際に翻訳の仕事に携わって10年以上。

「おおらかで細かいことを気にしない人は翻訳の仕事に向いていない」

というのはまったくその通りだと思います。

 

「英語が得意=翻訳ができる」という公式は必ずしも成り立たず、

実際には、英語力が多少低くても、ちまちま辞書を引いたり

不明箇所を明らかにすべくネットの大海を泳いで謎解きをしたりする

根気があるかどうかの方がよっぽど大事。

もちろん、和訳であればある程度の日本語の文章力は必須。

 

実務翻訳となると、何が何でも納期は厳守。

たとえば、非の打ち所がない素晴らしい訳文を仕上げられたとしても

納期には遅れる、誤字脱字がやたらと多い、

仕事の打診への返信が遅い人よりも、

80点ぐらいの出来の訳文でも、納期は絶対守る、

誤字脱字が少ない、仕事の打診への返信が素早い人の方が重宝されます。

 

翻訳は英語の得意な人がやるものと思い込んだまま、

細かいことにやたらとこだわることを欠点としか捉えていなかったら、

今の私はなかったでしょう。

 

新刊でも、アスペルガーのあるパートナーの長所を活かしましょう

という箇所があります。

自分の嫌な面、相手の嫌な面、あらためてリフレーミングして

活用してみてはいかがでしょう。

 

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リーキーガットとリーキーブレイン

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最近では、リーキーガットという言葉も以前より知られるようになりました。

リーキーガット(Leaky:漏れる、Gut:腸)症候群とは、

腸粘膜のタイトジャンクションと呼ばれる細胞間の結合が緩くなって、

本来通さないはずの分子の大きなものも通してしまう状態のことです。

 

リーキーガットになると、インスリンの初期分泌が低下して

血糖値が上がりやすくなったり、

アミノ酸まで分解されていない未消化のタンパク質も

通したりしてしまいます。

 

リーキーガットの原因には、抗生物質の多用や過度の飲酒のほか、

カンジダ菌の増殖や、小麦粉に含まれるグルテン

乳製品に含まれるカゼインがあります。

 

特にグルテンは、腸のタイトジャンクションを壊すゾヌリン

という物質を放出させます。

 

簡単に物質を通さないような構造は

腸のタイトジャンクションだけでなく、脳にもあります。

それが脳血液関門ですが、ゾヌリンはなんと、

脳血液関門も開いてしまうのです。

 

そうすると、未消化のタンパク質は

腸のタイトジャンクションを通るだけでなく、

脳血液関門も通過してしまい、

モルヒネ様のオピオイド受容体にくっついて

頭がボーっとしたりするのだそうです。

中毒症状も起こるので、小麦粉はやめられないわけです。

パンを食べて幸せな気分になるのは、

美味しいからってだけじゃないわけですね。

 

グルテンカゼインフリー(小麦製品・乳製品を避ける)の食事で

自閉症スコアが改善したという研究結果もあるらしいですが、

そもそも発達障害者は、タンパク質分解酵素であるDPP-IVの働きが悪いために、

グルテンカゼインが十分に分解されないそうです(以下参照)。


ちなみに、GABAって脳血液関門を通過できないのですが、

GABA入りチョコやGABAのサプリを摂って効いてしまうのは

リーキーブレインを起こしているからではないかという説もあります。

ただ、GABAの受容体には腸にもあるらしいこともわかってきているので

実のところはわかりませんが。

 

実際にリーキーガットを起こしているのかどうかというのは

遅延型フードアレルギー検査をしてみるとわかります。

これは、急性アレルギー検査のようにIgEをみるものではなく、IgG抗体をみます。

この検査で、たくさんの項目に反応していることがあります。

 

こんなにたくさん反応が出てる!何にも食べられないじゃん!

と思うかもしれませんが、これは、リーキーガットになっていて、

未消化物を通してしまっているので反応が出ているということのようです。

だから、大きく反応したものを食べるのをすべてやめなくてはならない

ということではなくて、リーキーガットを治すことが必要だということです。

そのためには、まずはグルテンカゼインフリー。

そしてカンジダのエサになる糖質の過剰摂取をやめること。

 

そのほかには、尿有機酸検査も参考になります。

カンジダ代謝物であるシュウ酸や酒石酸やアラビノースが高いと、

カンジダが繁殖している可能性が高いので

リーキーガットも起こしている可能性があります。

 

ちなみにシュウ酸は、ほうれん草などに含まれていることが知られていますが、

トマトやナスなどの野菜のほか、コーヒー、紅茶、緑茶にも多く含まれます。

なので、そうしたものをたくさん食べていると、

カンジダが少なくてもシュウ酸値が上がるので注意。

 

有機酸検査は見方が難しいので分子栄養学クリニックで受けた方がいいですが、

遅延型フードアレルギー検査は郵送でも受けられます。

ただ、どちらもお値段高いですからね…。

私はかつてはレーズンから酵母を起こしてパンを作っていたほどの

パン好きでしたが、リーキーガットについて知って以来、

すっかり食べなくなりました。

遅延型アレルギー検査は、6年近く前に1度受けて以来受けていませんが、

有機酸検査でアラビノースはだいぶ下がったし、腸の状態もかなり良好に。

 

気になる人は、まずはグルテンカゼインフリーを。

 

こちらもご参考に。

   

発達障害にクスリはいらない (子どもの脳と体を守る食事)

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血糖値の上下を少なくする工夫 その2

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前回の続きです。


血糖値スパイクも起こさず、エネルギー不足にもならないようにするには

どうすればいいのでしょう。

 

血糖値スパイクを起こさないようにするには、

急激に血糖値が上がるような糖質の多いものは避けること。

特に小麦粉は、血糖値の上がりやすいアミロペクチンが多いので

お米よりも血糖値スパイクが起きやすいです。

麺類だとツルツルっとよく噛まずに入ってしまうのでなおさら。

 

お米もそうですが、アミロペクチンが多いとモチモチ感が出ます。

もち米はほとんどがアミロペクチンです。

 

なるべくタンパク質を先に摂り、糖質は後にすると

血糖値が上がりにくくなります。

食物繊維をたっぷり摂ることも必要です。

 

よっぽどタンパク質や脂質をしっかり摂らない限り

糖質の摂取量が少なすぎるとかえって低血糖になります。

摂ったタンパク質がエネルギーに使われてしまって

身体を作る方にまわらなくなってしまうのも考えもの。

 

あとは、腸内環境を悪化させないことも大事。

カンジダ菌が増殖してリーキーガットになると

糖が取り込まれやすくなります。

 

食間が長くなると低血糖になりやすいので補食が必要です。

低血糖を起こす前にエネルギーになるものを入れたいところです。

が、糖質という点だけ考えてローカーボスイーツばかり

毎日食べていると腸内環境は悪化します。

人工甘味料はかえって耐糖能を悪化させるとも言われています。

 

なので、低糖質スイーツもたまにはいいけれど、

タンパク質やナッツ類を摂るか、

副腎疲労がある場合にはやっぱり多少糖質は摂った方がいいので

できるだけデンプンの形で時間をかけて少しずつ摂るのがいいと思います。

 

葛湯のちびちび飲みやミニおにぎりのちびちび食べなどがおススメ。

こちらを参照。

 

分子栄養学の講座では、

葛湯を作るのが面倒な場合や副腎疲労が強い場合には、

非加熱ハチミツが勧められていました。

 

ハチミツって、血糖値上がるんじゃない?と思ったのですが、

低血糖を起こす前に食べればそれほどではないとのこと。

水飴の入ったものはNG。必ず非加熱のものを。

 

なぜ非加熱である必要があるかというと、

非加熱だと酵素が壊れていないので、

グルコースとフルクトースがバラバラになっていて

グリコーゲンとして貯蓄されやすいのだそうです。

 

どれくらいの量食べたらいいかというと、大さじ1杯くらいをこまめに。

低血糖になりやすかった時期に試してみたところ、

食べる前に88だった血糖値が15分おきの測定で

→91→106→123→78となりました。

最後のところは、短時間でガクッと下がってしまっているので、

私には小さじ1杯くらいがいいかなと思いました。

これはあくまでも一時的な治療食だということなので、

食事をしっかり摂ってハチミツに頼らなくて済むようになることが大切です。

 

EAA必須アミノ酸)やBCAA(分岐鎖アミノ酸)も血糖値を上げてくれるので、

私は外出時には、EAAやBCAAのパウダーを

ハーブティーに溶かしたものを持って行って、ちびちび飲んでいます。

ただし、BCAAはトリプトファンより取り込みが優先されるので、

トリプトファン不足になってメラトニントリプトファンから作られる)

不足で眠れなくなるので夜には摂らないほうがいいです。

 

MCTオイルも速やかにエネルギーになってくれます

低血糖になってからじゃ遅いけど)。

空腹時に摂るとお腹が痛くなりやすいので食後に摂りましょう。

 

EAA/BCAAやMCTオイルは、消化にそれぞれビタミンB6とB2が使われるので

摂りすぎるとB6やB2が不足するので注意が必要です。

 

ダーっと書きましたが、ポイントは、


・単純糖質を避ける(できるだけデンプンの形で摂る。

ブドウ糖果糖液糖やコーンシロップなどの異性化糖

特に血糖値を急上昇させやすいので注意)


・できるだけグルテンカゼインフリー


・食間が長くならないように補食をこまめに摂る

(特にコルチゾールの分泌が少なくなる夕方)


・カフェインは血糖値を上げるコルチゾール

アドレナリンを無駄遣いするのでできるだけ避ける


・食べる順番を変える


・よく噛んでゆっくり食べる

 

食べ物による血糖値の上下の仕方は

人によって、また、同じ人でも場合によって違うので

リブレなどで実際に測りながら試行錯誤することをお勧めします。


きちんとタンパク質を摂って運動していると筋肉がついて

低血糖になりにくいなあと感じます。

そのためには、腸内環境がよく、胃酸がしっかり出ていないと

タンパク質を摂っても身にならないのですよね。

吸収されてもエネルギーに使われてしまえば筋肉つかないし。

分子栄養学、奥深し。

 

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血糖値の上下を少なくする工夫 その1

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前回のブログからまたずいぶん経ってしまいました。

前回は夜間的血糖について書きましたが、

日中に血糖値の上下が激しく起こると夜間低血糖を起こしやすくなります。

 

 

そして、血糖値の安定は情緒の安定にもつながります。

うつなどの精神疾患低血糖症の関連も指摘されています。

 

では、血糖値を安定させるためにはどんな食べ方をしたらいいでしょうか。

 

単純に考えると、糖質制限をすればいいということになるのですが、

これにも落とし穴があります。

 

糖質制限をすると、血糖値スパイクがなくなるので

調子がよくなったように感じますが、

代わりのエネルギー源を十分に確保できないと

かえって低血糖になります。

 

一般的には、糖質制限をしてはいけないのは、

腎不全、活動性膵炎、非代償性の肝硬変、長鎖脂肪酸代謝異常

のある場合と言われていますが、

そのほかにも次の場合には注意が必要です。

 

タンパク質や脂質の摂取量が足りない、

足りていても胃酸や消化酵素が出ていなくて吸収されていない、

副腎疲労があってコルチゾールが枯渇していて血糖値を上げられない、

タンパク質や脂質の摂取・吸収・代謝に問題がある、

タンパク質や脂質の代謝補酵素(ビタミンB6やB2など)不足、

筋肉量が少ない(糖新生が起こりにくい)、

飲酒量が多く、肝機能が低下している(グリコーゲンが溜まりにくい)、

などの場合です。

 

そうした状態が長期にわたると、だんだん調子が悪くなって

甲状腺機能低下にもつながりかねません。

エネルギー不足で身体が飢餓状態と勘違いして、省エネモードに入るからです。

Low T3症候群というものがあるそうですが、

甲状腺ホルモンにはT3とT4の2種類があって、T3だけが下がるというものです。

私も長期にわたって糖質制限をやって、T3が少し下がってしまったので、

今ではある程度は糖質を摂るようにしています。

 

それに、発達障害者は多かれ少なかれ副腎疲労気味ではないかと思うので、

やっぱり糖質制限をきっちりやるには不向きではないかと思うようにもなりました。


では、血糖値スパイクも起こさず、エネルギー不足にもならない

ようにするには、どうしたらいいんでしょう。

 

前置きが長くなってしまったので、また次回に。

 

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分子栄養学に基づいたアドバイスを行っています。

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食いしばりは夜間低血糖のサイン

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寝ている間に食いしばりを起こしている人はいるでしょうか。

頬の内側に歯型がついていたり。

私も以前はひどく、マウスピースをつけてみたこともあります。

 

食いしばりにはいくつか種類があるそうで、

ギリギリ音がするグラインディング、

音のしない食いしばりのクレンチング、

歯をカチカチさせるタッピング、

その組み合わせです。

 

原因は、単なる癖や心理的ストレスのほか、

逆流性食道炎も食いしばりを起こすことがあるそうです。

歯の表面のエナメル質は酸に弱いので、

胃酸が上がってくると唾液を出すために食いしばろうとするのだとか。

 

そのほかに、あまり知られていない食いしばりの原因は夜間低血糖です。

低血糖症とは、単に血糖値が低いということではなく、血糖調節異常のこと。

空腹時血糖値は正常でも、食後高血糖があったり、

その後に急激に血糖値が下がって低血糖を起こしていることがあります。

 

低血糖には「反応性低血糖症「無反応性低血糖症

「乱高下型低血糖症」の3つのタイプがあります。


無反応性低血糖だと、血糖値が全然上がらないので、

ずっとだるい状態が続きます。

乱高下型だと、上がったり下がったりするので、

だるいかと思えば、血糖値を上げようとアドレナリンが出て、

急に元気になったかと思えば、また血糖値が下がって

テンションも低くなるというように、

血糖値とともに感情もジェットコースター状態になります。

 

血糖値を下げるホルモンはインスリンだけですが、

上げるホルモンにはグルカゴン、コルチゾール、アドレナリン、

ノルアドレナリン、成長ホルモンなどがあります。

 

下げるホルモンがインスリンだけなのに対して、

なぜこんなにあるのかというと、血糖値の低下は生命の危機につながるから。

 

なので、身体は余った糖質をグリコーゲンとして蓄えておき、

血糖値が下がってきたら、グリコーゲンを分解して血糖値を上げます。

そのほか、糖質以外から糖質を作る糖新生というものを行って血糖値を維持します。

 

副腎皮質から出るコルチゾールはグリコーゲン分解や糖新生に関わりますが、

抗ストレスや抗炎症作用もあるので、消耗が激しいと枯渇してしまい、

夜間に分泌されて血糖値を上げることができなくなってしまいます。

 

血糖値を上げようとアドレナリンが出てしまうと、

交感神経優位になって眠りが浅くなり、歯ぎしりや食いしばりも起こります。

夜中に目が覚めたり、悪夢を見たり、

身体が緊張するので寝違えも起こしやすくなるのです。

 

これを避けるには、日中からできるだけ血糖値の変動が

少なくなるような食事の仕方をすること。

低血糖を頻発したり、カフェインを摂ったりすると、

コルチゾールを無駄遣いすることになって副腎疲労状態になり、

夜中の血糖値が維持できなくなります。

 

朝食が入らない、というのも夜間低血糖のサインです。

夜中に交感神経優位になってしまうと、腸の大蠕動運動が起こらないので

前日に食べたものがきちんと処理されないのでお腹が空かないのです。

大蠕動運動は8時間以上空腹でないと起きません。

なので、夜中に交感神経優位になってしまうと、便通も悪くなるはずです。

 

私はここ何年か試行錯誤を繰り返して、

ようやくほとんど低血糖を起こさないようになりましたが、

朝からモリモリ食べられるし、お通じもよくなりました。

もちろん情緒の安定も。

 

では、血糖値を安定させるにはどんな工夫をしたらいいのかというのは

次回お伝えします。

 

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最近は、こちらでよくブログ書いています。

拙訳書:

 

 

 

 

 

 

 

発達凸凹は風の時代をどう生きる?

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木星土星が大接近していますね。

日没後の空に、肉眼でもはっきりと見えました。

「星座盤」というアプリを使うと、確認できます。

 

占星術的には、22日に起こる、この木星土星の会合は

グレートコンジャンクションといって、20年に1度起こるのですが、

今回はグレートミューテーションと呼ばれる特別なイベントとなります。

 

それはどういうことかというと、これまでの約200年は、

地の星座(牡牛、乙女、山羊)で会合が起きていたのが、

これからの240年は風の星座(双子、天秤、水瓶)で起こります。

今回は水瓶座の0度での会合です。

 

そんなわけで、時代が大きく変化すると騒がれているわけです。

地の時代は物質的なものや安定などが価値をもちます。

それに対し、風の時代は、目に見えないものが重視されます。

 

さて、今回は山羊座から水瓶座への移動です。

このコロナ禍の状況は、その前兆のようなもの。

山羊座的なものと言えば、年功序列の会社なんかはその代表です。

大企業がどんどん潰れて、フリーランスで自力でやっていける人間の方が

生き残っていけています。

自由な発想でITを活かして軽やかにやっていくというのは

とても水瓶座っぽいのです。

 

山羊座が常識を重視するのに対し、水瓶座は個性重視で

縦社会ではなく、個々が自立した横の関係を大切にします。

 

そこでふと思うのです。

これって、発達障害者の方が有利じゃないかと。

だから、これからの時代は、発達凸凹がある人間には生きやすくなるはずです。

 

これまで、「発達障害」とレッテルを貼られた人間が

多くの場合に目指すところは「普通」になることでした。

でもねえ、これからの時代、それを目指すんでいいの?と思ってしまうのです。

 

確かに、一般社会で生きるには、必要最低限、一般人ができることは

できなきゃやりづらい部分もあるとは思うけれど、

本当に、必要最低限でいいんじゃないかと。

 

それよりも、これからは個性の部分をどうやって活かしていくかを

メインに考えた方が時代には合っているような気がします。

 

以前に、発達障害があることをある人に話したら、こんなようなことを言われました。

「すべての悩みは人間の心が生み出している。

発達障害の人は最初からその枠の外にいるのだから、

わざわざ中に入って一緒に苦しむことはない。

その逆で、中に入って苦しんでいる人を外に連れ出してあげる役割だ。」

 

私も世の中のルールやら常識やら、まったくわからず苦労したことがありました。

でも、そんなものバカバカしいとも思っていたのです。

はだかの王様」に出てくる子どものような気分になることもしばしば。

 

でも、それでいいんだなー、と最近は思うのです。

人と違う感性を否定する必要なんてまったくないし、

むしろ、これからの時代はそれは武器になるのだから。

 

みなさんは、それでもフツーを目指しますか?

 

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本格的にご自分の星の配置を知りたい方はこちらに。

拙訳書:

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

 

 

かつて朝出勤時にすでにフラフラだったわけ

久々にリブレという24時間血糖測定器を使ってみました。

私は糖尿病があるわけではありません。

発達障害者は血糖調節に問題があるとも言われていて

かく言う私も、空腹時血糖は正常なのに、

食後高血糖になりやすく、その後で一気に血糖値が下がって

低血糖になりやすいという問題を抱えていました。

 


それでたまに、実際に血糖値をチェックしてみるんですが、

以前使っていた指先穿刺式の血糖測定器の試験紙が

買えなくなってしまったので、

久々にリブレで24時間血糖を測ってみました。

 

フリースタイルリブレリーダー(読取装置)FreeStyleLibre
 

 

前回使ったのは1年半も前。

リブレは、間質液中のグルコースを測っているので

実際の血糖値とは15分ほどのタイムラグがあります。

数値的には正確ではないのかもしれませんが、

全体の傾向がよくわかるし、夜間低血糖を起こしていないかもわかります。

 

で、2週間測ってみたんですが、以前より血糖調節はよくなったようです。

1回も夜間低血糖を起こしていなかったし、

血糖値の最高も160台。

前回は、ラーメン食べてみたら200を超えてギョッとしたのだけど、

今回は150に届かなかった。

 

それに以前は、タンパク質から食べる、などの工夫をしても

あまり違いは感じられなかったのだけれど、

今回はその違いが大きく出ました。

 

それがこのグラフ。

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上のグラフは、朝食後も昼食後もそんなに血糖値が上がっていないし、

夜も140くらいまでしか上がっていません。

普段気をつけているように、タンパク質を半分くらい食べた時点で

ご飯を食べ始めるということをしました。

ちなみにご飯は、血糖値の上がりにくい高アミロース米ササニシキ

胚芽米(五穀入り)を100gほどです。3食ともご飯。

 

下のグラフの昼は、ひき肉と卵のそぼろとしらす干しの三食ご飯。

外での仕事があったので、お弁当にして持っていきました。

丼ものなので、同じ量の同じお米でも、最初からかきこむから、

1時間くらいで一気に160まで上がっています。

上下のグラフとも、昼食はどちらも13時過ぎ。

 

下のグラフは、実は昼食後1時間くらいして、

いただきもののチーズケーキを食べています。

ばーんとさらに跳ね上がるかと思いきや、

すでに高値だったからなのか、チーズのタンパク質と

バターの脂肪分で吸収が遅くなるからなのか、

それ以上はほとんど上がりませんでした。

 

その後、18時過ぎの休憩時に、帰宅までもたないので

低血糖防止のために、ゆで卵とササニシキのおにぎりを1個食べています。

おにぎりだけだと急上昇するかと思って卵も持っていったのに、

脂肪分がないせいなのか、昼間の急な血糖値変動で反応しやすかったのか、

やっぱり160まで上がってしまっています。

 

同じご飯の分量なのに、食べ方やおかずでこれだけ違うのですよね。

 

ちなみに、寝る前の血糖上昇は、お風呂に入って交感神経が上がって

アドレナリンが出てしまったからだと思います。

もっとぬるめのお風呂に入ろう。

もっとも、熱めのお湯につかりたがるのは、

下がってきた血糖値を上げようとしているのではないか

という話もありますが。

 

私は中性脂肪の値がかなり低いので、低血糖にならずに済んでいるのは

アドレナリンを出して血糖値を上げている部分もまだ少なくないんだと思います。

 

それでも、だいぶコントロールが効くようになったと思うのは、

先日受けた血液検査で空腹時のインスリンがずいぶん下がっていたこと。

去年は7だったのに、今年は2.2でした。

この数値が高いと、空腹時に血糖値を上げようとアドレナリンが出て

それに反応してインスリンが出ているということなのだとか。

 

インスリンは分泌されたら分解されないといけないわけですが、

インスリン分解酵素アミロイドβの分解も行っているそうで、

インスリンが多すぎてその分解に手一杯だと、

アミロイドβが分解されずに溜まって、アルツハイマー病の一因になるのだそうです。

アルツハイマー病 真実と終焉』という本では、

空腹時インスリンは4.5μIU/mL以下が望ましいとあるので、

以前のままの食生活を続けていたら、

私はアルツハイマー病まっしぐらでしたよ(>_<)。

 

今回、いろいろ実験してみようと思いながらも、

もう甘いものも食指が動かなくなってしまったので

大してできませんでした。

 

でも最後に、と思って、使用期限ギリギリに実験。

朝一で菓子パン2個を食してみました。

クリームチーズデニッシュと小さめのチョコクロワッサン。

 

昔みたいに、カフェオレか野菜ジュースでも飲もうかと思ったけれど、

飲む気がせず、健康的にリンゴ酢のローズヒップティー割り。

その結果がこの下のグラフ。

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リンゴ酢って血糖値の急上昇を抑えるって言われているんですけど、

それでも149まで上がっています。

カフェオレ飲んでいたら、アドレナリンが出てさらにアップしてたでしょうね。

野菜ジュースでも、野菜の糖分で結構上がるので、さらにアップのはず。

 

その後30分くらいで一気に113まで下がっているのがすごいですよね。

ここで期限切れになってしまったけれど、この勢いだと

1時間後くらいには80台まで下がっているでしょうね。

 

かつての私の典型的な朝食は、マーマレードを塗った食パンに

カフェオレとヨーグルトとリンゴ。

単なる食パンはバターのたっぷり入った(脂質で血糖値の吸収が

多少ゆるやかになる)菓子パンより、

血糖値の上がり方は早いと思います。

それプラス、砂糖たっぷりのマーマレード

さらにカフェインでアドレナリン出していたら、

血糖値は軽く180はいってたんじゃないでしょうか。

それじゃ、インスリンも大量に分泌されて

その後血糖値はダダ下がりのはず。

職場に着いたらすでにお腹ペコペコでフラフラなんて当たり前ですよね。

 

そういった食事をしなければ、いちばん上のグラフのように

血糖がコントロールできることがわかりました。

リーキーガットがだいぶ治ったのも関係していると思いますが

食間の補食の工夫をしているのが大きいかな。

それについては、またそのうち。

 

血糖調節異常の問題に取り組み始めて早5年。

試行錯誤の末、ようやくコツがつかめてきました。

時間かかっても、為せば成る。

情緒の浮き沈みも、上のグラフのようになだらかになりますよ。

 

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