それでも雨が降るときは

ホリスティックに発達障害とつきあう

インドナプキン物語

少しヒマが出てきたので、またインド映画を観てきました。

 

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なんでこの映画を観たかったのかというと、

私はちょっと前まで20年来、インドによく行っていたのですが、

ナプキンの値段の高さはよく知っていたからです。

 

この映画は実話に基づいていて、主人公の男性は

市販のナプキンが高価で買えずに汚い布を代わりに使っていた妻のために

安価なナプキンを作ることに全力を注ぐのですが、

この男性がナプキン作りを始めた2001年当時で55ルピーというのは

日本の物価の感覚でいえば1000円ちょっとくらいだったでしょうか。

8個入りくらいだったかな。

 

今でこそ、薄いナプキンも現地では手に入ると思いますが、

当時はパッケージに「Thicker than before! Stickier than before!」とか書かれていて、

「さらに厚くなった!さらに粘着力アップ!」ってどういうこっちゃいと

思ってました。日本では「さらに薄くなった!」なんだけど(笑)

粘着力強すぎて、毎回下着についたテープの跡をはがすのが大変だったし。

そんなわけで、日本円に換算したら大したことはないのだけれど、

1カ月くらいの滞在のときには、

質もずっとよくて1枚当たりの単価も安い日本製ナプキンを持っていっていました。

 

この映画の主人公のモデルとなっている人物については

何も予備知識をもたずに観に行ったんですが、

この人、いったいどうなっちゃうんだろうと観ながらハラハラしました。

(以下、多少ネタバレですので要注意。)

 

ナプキンづくりに熱心になるあまり、周りからは変態扱いされ、

奥さんも実家に帰ってしまい、村を出るはめに。

それでも最終的には安くナプキンを製造できる機械をつくり出し、

発明コンテストで大統領章をもらい、なんと、パドマシュリという

文化勲章までもらうのです。

 

貧乏で無学な人が発明をして成功するという話は世界中よくありますが、

この人のすごいところは、大儲けすることは考えずに、

その機械をインドの小さい村々に普及させて、

女性たちが起業できるようにしたこと。

インドの貧しい女性たちは衛生的なナプキンを安価で手に入れられるように

なっただけでなく、職をもって自立できるようになったのです。

しかも、ナプキンの需要はなくならないのだから、

景気に左右されない安定した収入源になります。

 

映画を観ながら、途中で、おや、と思いました。

ひとつのことを考えだしたら止まらない執念だとか空気の読めなさだとか、

なんかこの人、ちょっとアスペルガーっぽいなと(笑)。

実家に帰った奥さんに久しぶりに電話をしたというのに、

「元気?」というわけでもなく、ひたすらナプキンづくりの進捗を話しまくり、

「あの人は私のことなんて心配してないんだわ(涙)」というくだりとか、

アスペルガーの夫とカサンドラの妻の典型的なすれ違いのようではないですか(笑)。

まあ、どの辺までフィクションなのかはわかりませんが。

 

でも、空気が読めず、ひとつのことに執拗にこだわりつづけたからこそ、

達成できたのですよね。

 

さすがのマサラムービー、笑いあり涙あり、もちろんダンスありで

良質のエンターテインメントに仕上がっています。

そういえば私、若いときはタルコフスキーだとか、小難しいアートムービーしか

観なかったのに、インド映画を観るようになってから、

いつのまにか普通にエンターテインメント的な映画も楽しめるようになっているな。

 

映画の最後の方で、TEDでプレゼンをしているスチールが出てきたので

探してみたら、ありました。

短いし、日本語字幕もついているので、ぜひ観てほしいです。

特に男性には。

話題にするのはタブーとなっている生理について、

ここまで真摯に考えてくれる男性は日本でもそうそういませんよ。

 

www.ted.com

恵まれていないという恩寵

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私には、自分にないものばかりを数えあげてしまう癖がありました。

自分にはこれがない、あれがない、あんなところが欠けている、

誰々さんのようにはできない、なんて。

 

たぶん、発達障害のある人間であれば、多かれ少なかれ皆そうでしょう。

自分の至らなさを個性と肯定できるのであれば、

あるいは、それを個性と周りが受け止めてくれる環境にあれば、

自分に発達障害があることに気づきもせず、

「そんなの、個性でしょ~」と言っていられるのだと思います。

 

私が発達障害の診断を受けたのは34歳のときですが、

それまでも、子どものころから家族に理解されなかったことや

自分のやりたいことを応援してもらえなかったことで、

理解ある家庭に生まれた人を羨ましいと思っていました。

 

発達障害なんて概念がない時代に生まれ育ったので、

今のように早くに診断がついて支援を受けられる状況を羨んだこともありました。

 

でも、この頃、恵まれていないと思っていたことは

実は恵まれていたことだったのかもしれないと思うようになったのです。

 

家族の理解がなかったからこそ、家族から文句を言われずに

やりたいことをやるために、意地になって努力してきたし、

帰る家がないから、ホームレスにならないように死に物狂いで働いてきました。

その結果、根性はついたし(30を過ぎるまでは本当に根性がなかったからね)、

支援がなくても自活できている。

 

そのためには、身体の弱さをなんとかしなくちゃならなかったので、

若いときから変に健康オタクでいろんなことを試してきたし、

今でも傍から見たらストイックに(といっても今はだいぶゆるいけど)

糖質制限をやったりしています。

でも、そのおかげで同世代の中では気力・体力ともあるほうなんじゃ

ないかと思うし(不摂生したら、中の下になるけれども)、

少なくとも、20代の頃の自分よりも気力・体力はうんと上だと言えます。

 

現在の仕事に落ち着くまで、さまざまな職種で数多くの職場を転々としました。

転職が多かったというと、情けないように聞こえるかもしれませんが、

見方を変えれば、さまざまな職場を見れたということです。

応用の効かない発達障害者はデータ量が命ですから、

いろんな職場を経験して、広く世の中を見られたことはよかったと思っています。

仮に、ひとつの職場に就職して上手くずっと続けられたとして、

あるとき突然、離職せざるを得ないような状況になったら、

他の職場をまったく経験したことがないのだから、

世間知らずすぎて、どうしたらよいのかまったくわからなかったでしょう。

 

そもそも、家族やパートナーに恵まれて働かなくてもいいような環境にあったら、

基本的に怠け者の私はぐうたらな生活を送って、

栄養のないものばかり食べまくって

栄養不足・糖質過剰で精神的に病んで

不平ばかりいいながら過ごしていただろうと思います。

20代の頃は実際、できるだけ働きたくないと思っていたしね。

 

40も半ばを過ぎたこの歳になって周りを見渡してみると、

恵まれていることが果たして必ずしもいいことではないとよくわかります。

 

物わかりのいい家族恵まれたばかりに、あるいは、

少なくとも金銭的に不自由のない家庭に育ったばかりに

中高年になってもニート生活から抜け出せない人もいます。

 

私は以前、かなりの自由人が周りにたくさんいて、

働かずに好きなことだけをしている彼らを羨ましく思っていましたが、

30代で突然自死してしまった人も数人いました。

環境に恵まれて上手くやってきたけれど、

自活するスキルがないために、突然将来が不安になったのかもしれません。

理由は本人でないと本当にはわかりませんけどね。

私はこの歳になって、将来に不安がないかといえば嘘になるけど、

今まで何とかやってこれたので、健康でさえあれば

何とかやっていけるだろうという自信はあります。

 

それに、発達障害があって厄介だと思うこともあるけれど、

それじゃあ定型発達者のようになりたいかというと、

そうとも言い切れないのです。

人間関係のゴタゴタだとか、絶えず人の目を気にしているだとか、面倒だなと思うし。

まあ、そういう仕様で生まれてきたら、

それもまた楽しいと思うものなのかもしれないけれど。

でも、人間関係も少なければ、それはそれで悩みも少なくてよいものです。

 

要は、ものは考えようなわけで、恵まれていないと自分が思っていることも、

傍から見たら羨ましく思われているかもしれないのだし。

恵まれていないことを恩寵と思えるかどうかは

恵まれていなさをどう活かして人生を歩んでいくかにかかっている

とも言えるのかもしれません。

天才とは

天才と発達障害の関連性は指摘されているけれども、

天才というのはごくごく一部に過ぎないし、

「天才=発達障害」というわけでは必ずしもないのだと思います。

 

誰しも何かしらの才能はあっても、天才というのはやはり違うのだと

先日、久々に天才を知ってあらためて思いました。

 

天才というのは、己の天分を早々に見極めて、

その道を究めることに何の迷いもない人のことなのかなと。

  

そのまますくすくと、天賦の才を発揮していってほしいものです。

単に上手いだけじゃなくて心底から情熱が感じられるのは素晴らしいですね。

小手先の音楽はいくら上手くてもつまらないから。

 

迷いに迷って、20年以上取り組んでも大してものにもならなかった

身としては、羨ましい限りですが。

 

ちなみに私は、人格者(というのは非常に稀有なのだと後に人生で知った)だった

最初の師匠が早くに亡くなってから何人かの奏者のもとに行きましたが、

才能ある子を紹介したら「君は女性だから同じには扱えない」と

なぜか私が教えてもらえなくなったり、

「日本に呼んでくれないなら、もっと金持ちを習いに来させろ」と言われたり、

高いレッスン代を払ってもほとんど何も教えてもらえず、

そのくせセクハラまがいの行為をされたりと、

散々な目にあったので、いい加減、嫌気がさしてしまいました。

 

弟子として可愛げがないから、女性であることを上手く利用できないから、

というのもあるんでしょうけど、そこまでしてがんばったところで心は死ぬので。

「音というのは、手じゃなくて心から出るんだよ」と教えてくれたのは

最初の師匠でした。

 

今はほぼ誰にも知られずに、自分のためにだけひっそりと進行中。

時間はほんの少ししか割けなくなったけれどもね。

それでも誰よりも長く一緒の時間を過ごした長年の相棒です。

 私の相棒はこちら。

恋人、と言えたらかっこいいけれど、

この楽器の名前はヒンディー語で女性名詞なので、

いちばんの女友達といったところでしょうか。

 

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ちょっと前の芸術の秋

秋もあっという間に終わってしまいました。

いちばん大好きな季節なのに、忙しくてほとんどどこにも行けなかったような

気がしていましたが、その割には合間を縫ってちょこちょこ美術館に行っていました。

 

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まずは茅ケ崎市美術館で小原古邨展の後期。

前期はガラガラだったのに、後期はチケット買うのに列ができていました。

いったいどうして?と思ったら、Eテレの『日曜美術館』で

取り上げられたことがきっかけのようです。

 

私は、好きな場所は空いている美術館、嫌いな場所は混んでいる美術館というほど

人の多い美術館が嫌いなので、平日に行かなかったのは大失敗でした。

でもまあ、後期にしか展示されない、お目当ての蓮の花の絵が観られたので

よしとすることに。

 

古邨以前の浮世絵画家の作品も参考のために数点飾られていましたが、

圧倒的に古邨の作品は線が細かいのは、単に作風なのか、

それとも時代とともに版画技術が進歩したからなのか。

 

 

あんまり混んでいて興醒めだったので、口直しを兼ねて

町田まで足を延ばして町田市立国際版画美術館で

ヨルク・シュマイサー展を観ました。

 

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今まで全然知らなかったけれど、いいものを観ちゃいました。

銅版画自体は以前から好きでよく観ていましたが、こんな表現ができるなんて。

世界中を旅して、旅先の風景を作品にしていますが、

インドのラダックだとか、私が行ったことのある場所の作品もありました。

繊細で、写実的なのに幻想的、という不思議な世界です。

日本にも留学していたことがあったり、奥さんが日本人だったりするのに、

日本ではほとんど知られていないなんてもったいない。

 

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こちらはほとんど人が入っていなかったので、静かにゆっくりと観られました。

 

 

後日、パナソニック汐留ミュージアムルオー展

あの美術館はいつも空いているからまだいいかなーと思っていたら

日曜美術館』で特集されるらしいと知って、

慌ててその前に観に行きました。閉館時間ギリギリに。

 

この絵が観たかったんだ。

ルオーは温かくていいですね。

 

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頭蓋骨がゆるんだらラクに

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少し前にクラニオセイクラルセラピーというのを受け始めました。

頭蓋骨を調整してくれる療法です。

 

仕事で一日PC画面を見っぱなしで目が疲れるというのもありますが、

とにかく頭がパンパンでずっとつらかったのです。

美容院でも「頭皮パンパンですよ~。オイルマッサージとか

やったほうがいいんじゃないですか?」と言われてしまいました。

 

だいぶ前に美容院でパドルブラシという、マッサージもできるブラシを

勧められてしばらく使っていたのですが、確かに気持ちはいいのだけれど、

頭がパンパンに張って、マッサージをした方が良さそうなときほど

どうしてもやる気が起きないのです。

 

それで、以前から興味のあったラニオセイクラルセラピー

受けてみることにしました。

発達障害以外にも、婦人系疾患や過敏性腸症候群などもあって、

長年かけてかなりよくなったものの、ストレスが溜まると

まだ調子悪くなることがあるからです。

この3つの問題を考えると、脳に働きかけるのが手っ取り早そうな気がして、

頭蓋骨調整に興味をもったのでした。

 

それで、すでに3回ほど通いましたが、だいぶ楽になってきました。

やはり頭蓋骨の状態は悪かったようで、

本来は、豆腐の入れ物に豆腐が入っているように

頭蓋骨にゆったりと脳みそが入っていて、

脳脊髄液が流れていないといけないのだそうだけれど、

私はかなりパンパンで、脳脊髄液の流れが悪かったようです。

 

頭蓋骨の模型で説明してもらいましたが、

あちこちに問題があり、右眼の奥の痛みもそこから来ているようでした。

施術後は、たびたび訪れていた右眼の奥の痛みは今のところありません。

あまりイライラすることもなくなったような気がします。

あのイライラは頭がパンパンなことが大きな一因だったのかもしれません。

 

その他の変化は、これまでは夜になってもあまり眠くならず、

かといって眠れないわけではなく、布団に入るとこてっと寝ていたのですが、

頭が疲れすぎて一気にスイッチが切れるような感じでした。

それが、頭がゆるんだせいか、夜10時くらいには普通に眠くなるように

なってきました。

 

ちなみに、頭蓋骨は強い圧を加えるとかえって固くなるらしいので、

頭がパンパンなときに無理にマッサージをしなかったのは正解でした。

ラニオセイクラルの施術ではほとんど圧は加えません。

 

しばらく通って引き続き調整してもらう予定です。

 

院長さんはまだお若い方ですが、経験豊富で発達障害者もよく診ているらしく、

施術によって発達障害の改善のみられることがよくあるとのことです。

ごく軽くしか触らないので、触られるのが嫌いな自閉症のお子さんも

嫌がらずに施術を受けてくれるみたいです。

 

もしかしたら、聴覚過敏なんかもよくなるかもしれないですよね。

 

栄養療法などで、楽になるためには身体から働きかけるのが早いと

実感していましたが、内側からと同時に外からも働きかけると

もっと早いのかもしれません。

なつかしい故郷

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以前は月に1本くらい映画を観に行っていましたが、

最近は忙しくてなかなかそれもできません。

観に行きたい映画はいくつかあるのだけれど、

わざわざ忙しい合間を縫ってというほどでもなく、

そうこうしているうちに時間が経ってオンデマンドで観れるようになるので

別にいいか、と思ってしまいます。

 

けれども先日、オンデマンドでは観られなさそうな映画があったので

都心に行ったついでに観に行きました。

私にとって、心のふるさととでもいうべき街が舞台になっていたからです。

 

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私は某県の出身で、高校卒業までその地で過ごしましたが、

ふるさととして懐かしく想う気持ちはこれっぽっちもありません。

これは、私が長期記憶が悪いこと(自閉症者にはめずらしく、

短期記憶よりも長期記憶に問題があるようです。詳しくはこちら)もあり、

高校の頃の記憶すらおぼろげになっていることもあります。

昔の友人に昔話を懐かしくされても、私にはピンとこなかったり。

1億円もらっても子どものころには戻りたくないというほど

ロクな想い出が記憶の中にないので(悪いことばかりではなかったのだろうけど)、

出身地がふるさとだという意識はまったくありません。

 

それよりも、インドのこの街の方がふるさとと言えるかもしれません。

かつて私は、現地の古典音楽を習いに彼の地と日本を行ったり来たりする

という、ちょっと変わった生き方をしていました。

習い始めて5年ほどして師匠が亡くなってしまったので、

ほかの土地にも行きましたが、その後も歌のお師匠さんに音楽理論を習ったり、

おそらく今でも現地に住んでいる姉弟子に会いに行ったりしていたので、

かれこれ、合計で3年以上(もっとかな?)はこの土地で暮らしたかと思います。

 

酷暑期には45度を超え(しかも毎日停電がある)、冬は日本ほど寒くはないけれど

ストーブなんかなく、炭をたいてましたっけ。

今日は水が来るかなとか(断水はしょっちゅう)、

サルに洗濯物を持ってかれないようにしなきゃとか、

牛(ときには犬だとか、おそらく人間も?)のフンを踏んでしまっただとか、

日本にいるときとは悩みのレベルが全然違っていました。

 

すっかり日本の生活に馴染んだ感覚で映画を観てみると、

よくまあ、こんな土地と日本とを行ったり来たりして生活してたなと

我ながら感心します。

日本にいるときは、フツーの会社で派遣社員として働いたりなんかもしてましたから。

 

思えば、昔は本当に、日本のペースに合わなくて、

あの街のスローなペースが恋しくて恋しくて、

いつも「早く帰りたい」と思っていたものでした。

音楽をやりたかったこともありますが、日本人のペースについていけない

ポンコツな自分を受け入れてくれたのがこの街だったのかもしれません。

この街、この国に育ててもらったと言っても過言ではないと思っています。

 

こんな別世界にいたんだから、帰国したときには馴染めなくてキツかったけれど、

そのうちにだんだん、背中にスイッチでもできたかのように、

「日本仕様」と「インド仕様」を空港で切り替えられるようになりました。

それでも、あちらに行くときより日本に帰国するときの方が緊張してましたけどね。

ちゃんと日本人らしく振る舞えるかなって(笑)。

帰国して家族の元に帰れたわけではなかったので、

インドに行っていてズレている(元々のズレに加えて)

自分と社会とのクッションになってくれる存在がなかったのです。

ズレを隠して、すぐさま仕事を探したりしなきゃならないのはしんどかった。

たぶん今でも、あちらに行けば、素の自分に近い状態でいられるんでしょうけど。

 

映画は、歌ったり踊ったりのインド映画とは違って地味~~な映画なので

客層はかなり年齢層が高かったですね。

出てくる景色もヒンディー語も懐かしかった。

実をいうと、とりたてて感動したというほどではなかったんですが、

あらためて、現代の日本人とインド人の生観はこうも違うものなのかと思いました。

 

そういえば、数年前に最後に訪れたとき、

私はまだこれから先も来るだろうと思っていたのだけれど、

子どものころから20年近く知っている妹みたいな存在の子が

「私たちのこと、忘れないでね」なんて永遠の別れみたいなことを言うので、

「何言ってんの。また来るよ」と言ったのだけれど、

インド人というのは勘が鋭いのでしょうね。

 

その後、最後の朝に川沿いを散歩していたら、

遠くで野外コンサートをやっているのが聞こえてきて、

その曲はコンサートの最後に演奏するラーガ・バイラビという曲でした。

それで何だか、この街からお別れを告げられているような気がしたのです。

 

帰国後、糖質制限と栄養療法を知って人生が一変し(大げさなようだけれど本当)、

人生が予期せぬ方に進んでいます。

いまだに音楽はひっそりと私の生活の一部ではありますが。

落ち着いたらまた行きたいと思いつつ、

以前ほど切実に思っていない自分にも気づいている。

 

映画を観て懐かしいとは思ったけれど、

帰りたいと思うことは残念ながらありませんでした。

長期記憶の悪い私の脳みそは過去を懐かしまないようにできているのかもしれません。

傍から見てどんなにパッとしない毎日であっても、

問題が多々あっても、どういうわけか、

過去に戻りたいと思うことはこれっぽっちもなく、

いつでも今がいちばん。

 

悪いことばかりが残りがちな脳みそは必ずしも悪いことばかりではなく、

常に前を向く(向かざるを得ない?)仕様になっているのかもしれません。

 

ゴロゴロしなくなったのは

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すっかり秋めいてきましたね。

秋といえば読書の秋。

そういえば以前は、私にとって読書とは寝っ転がってするものでした。

それが、気がつけば、意識的に直そうと思ったわけでもないのに

寝転んで本を読むことがまったくなくなりました。

 

メガネをかけるようになったので、メガネをかけた状態では

寝転んで読みにくいというのもあります。

でも、たぶんいちばんの理由は、上体をずっと起こしていても

疲れなくなったことでしょう。

 

発達障害者は筋力が弱く、姿勢が悪くなりがち

(もしくは意識しすぎてやたらと姿勢が良すぎる)だという指摘がありますが、

私もかつては姿勢良くしようとしすぎて、かえって疲れてしまい、

読書に限らず、すぐにゴロゴロと横になりたがっていました。

 

電車に乗るときも、座れないときの立ち位置はいつも決まってドアの脇でしたが、

これはやはり真っ直ぐに立っていられないので寄りかかりたいからでした。

今でも隅っこ好きは変わりませんが(落ち着くのよね)、

寄りかかることはほとんどなく、真っ直ぐ立っていられます。

  

思えば、タンパク質を多く摂るようになって筋トレを始めたことで

筋肉がついたこともあるでしょうし、

糖質制限サプリメント摂取でセロトニンの分泌量が増えたことも

あるかもしれません。セロトニンには抗重力筋を緊張させる作用もあるからです。

 

今では夜寝るとき以外に横になることがなくなりました。

そういえば昼寝もまったくしなくなりました。

在宅で仕事をしているので、以前は日中疲れたらすぐに横になって休む

ということが当たり前だったのに。

 

一度寝っ転がってしまうと、起き上がるのが億劫になって

そのままゴロゴロだらだらと時間を過ごしがちです。

それはよくないなー、と思っても根性だけではなかなかやめられませんが、

身体を整えることで、無理せず自然とやめられるようになる

というのが私の実感です。

 

 

これからの季節のアロマオイルの活用法

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先日、エアコンのクリーニングを頼みました。

冬になってまた使い始める前に汚れをとっておこうと思ったわけです。

エアコンのクリーニングってお金がかかりますが、

たまにはしておかないとちょっと心配です。

 

大昔にハウスクリーニングのバイトをしたことがあって

(女性なのでアシスタント的なことしかしなかったけれど)、

いろんな家でエアコンの中からどす黒い液体が出てくるのを見たので、

掃除しないまま使い続けるのは何だか身体によくなさそうな気がするのです。

アレルギーなどがある人は特にやった方がいいですよ。

 

それで、クリーニングをお願いしたときに

仕上げに抗菌スプレーをかけてくれるオプションもあったのですが、

これは頼みませんでした。

抗菌スプレーって何を使っているのか知りませんが、

これならアロマオイルで代用できるんじゃないかと思ったんです。

 

抗菌・抗真菌作用のある精油は、ティートリー、ユーカリ

ラベンダーなどがあります。

また、少し高価にはなりますが、

ヒノキやヒバに含まれるヒノキオールやヒノキチオールにもそうした作用があります。

 

業者さんが帰った後、さっそくトライ。

スプレーボトルに水を入れて精油を数滴垂らし、

エアコンのカバーを開けてシューッと吹きかけます。

それで完全に乾くまで、10分ほど送風にしておきました。

冬になって使い始めても、まめにこの作業をしておけば

カビがつきにくくなって、そんなに頻繁にクリーニングを頼まなくても

いいのかもしれませんね。

 

冷え込むようになってきて、

油断していて風邪を引きがちなのもこの季節です。

 

前述の精油ウイルス作用もあるので、これから冬にかけては、

風邪の予防のためにアロマポットに入れて部屋に香りを漂わせます。

最近は、アロマポットを兼ねた加湿器もありますね。

 

ティートリー、ユーカリ、ラベンダーは値段は手頃だけれど

ちょっとツーンとくる香りがダメ、という人もいるかもしれません。

または、自分は好きでも家族に嫌がられるとか。

そういう場合には、ヒノキやヒバの木の香りの方が無難かもしれませんね。

 

私もティートリーの香りはちょっとキツくて苦手。

ユーカリはいろいろある種類のうち、ユーカリ・グロブルスは

苦手なのですが、ユーカリ・ラディアータは大好きな香りです。

生活の木などの大手のお店ではテスターがあるので、

実際に匂いを嗅いで自分の好きなものを見つけるといいですよ。

 

洗剤に少し混ぜるのも抗菌効果が出るのでおススメです。

ほんのりと好きな香りが残るのも嬉しい。

あとは、雑巾がけのときにバケツの水にちょっと垂らすとか。

 

ティートリーは免疫賦活作用もあるので、風邪気味のときには

バスソルトにして使っています。

 

ちなみに、100円ショップで売っているようなものは、

効果はどうなのか知りません。

ちゃんとした天然のものを買いましょう。

これからの季節、いろいろと使い出がありますよ。

 

偶然にも今日は、「アロマの日」らしい。

もう、折れない。

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最近、勉強することが増えました。

これほどの勉強意欲が30年近く前にあったらどんなによかったでしょう(笑)。

悔やんでも仕方ないので、それはさておき、

そんなわけでシャープペンを使うことが増えました。

 

芯を出すと勝手に尖ってくれるシャープペンがお気に入りだったのですが

壊れてしまい、塗装も剥げてきたし、まあいいか、と

コンビニで買った、シンプルなデザインが売りの某メーカーのものを使ってみたら、

これも悪くない。

 

けれども、たいして使っていないうちに、書くたびにボキボキ芯が折れ、

そのうちに芯が詰まってとれなくなってしまいました。

 

どうしようもなく、新しいシャープペンを購入。

安物ではなく、今度はいいものを買おうとちょっと高めのものを選びました。

薄紫色でデザインも私好み。

これで勉強が楽しくなると思いきや、2日も経たないうちに

またもやボキボキと折れ始め、同じように詰まって使い物にならなくなりました。

 

腹立たしいけれど仕方ない。

いったいどれがいいのかと物色していたら、ありました。

「もう、折れない」とパッケージに書いてあるじゃないですか。

どの角度で力を入れても芯が折れにくいように設計されているらしいです。

さっそく購入して、今は平和に勉強しています(笑)。

 

大したオチもないつまらない話でした。

「もう、折れない。」というタイトルで

心の話だと思ってクリックしてくださった方はごめんなさいね(笑)。

 

心は折れます。人間だもの。

折れたら、立ち直ればいいのです。

立ち直るしかないのです。

だって、シャープペンみたいに買い替えるわけにいかないんだから。

 

風邪の予防にエキナセア

そろそろ寒くなってきましたね。

風邪の季節になる前に、と思って、

エキナセアというハーブのチンキ剤を仕込みました。

 

エキナセアは免疫力を高めるハーブで、

風邪の予防や引き初めに飲むと免疫力を上げてくれます。

 

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チンキ剤の作り方は簡単で、煮沸したビンにエキナセアの乾燥ハーブ4gを入れて

ウォッカホワイトリカーを100mL注ぐだけです。

これで2週間から4週間、冷暗所に置いておきます。

4週間より長く浸けすぎると効果が薄れるらしいので、

忘れないようにスケジュール帳などに書き込んでおくとよいでしょう

(忘れっぽい脳みその場合は特にね)。

 

私はこれを本格的な風邪のシーズンが始まる前に朝晩小さじ一杯ずつ、

鉄瓶で沸かした白湯に入れて毎日飲みます(チンキ剤をそのまま飲んでもOK)。

腸のカンジダ菌対策のグレープフルーツシードエクストラクト(GSE

も入れて飲むと、いい感じの味になってくれます。

このチンキ剤を連続的に摂っていいのは最長8週間だそうです。

 

注意点としては、エキナセアはキク科のハーブなので、

キク科アレルギー(ブタクサなど)のある人は、

製品に花粉が入っている場合は反応するかもしれないので要注意です。

 

そういえば、このチンキ剤を飲み始めて2年ほど、風邪らしい風邪を引いていません。

先日、急に冷え込むようになったときに悪寒と頭痛がして

風邪を引いたかなと思ったのですが、

チンキ剤をまだ作っていなかったので、エキナセアローズヒップブレンドティー

生姜をすりおろして入れたものを数日飲み続けたら、すっかりよくなりました。

ローズヒップのビタミンC含有量はレモンの20倍から40倍だそうです。

 

ビタミンCといえば、オーソモレキュラー(分子整合栄養医学)的には

風邪のときにはビタミンCのサプリメントを頻回に摂るといいそうです。

これも、いつもよりこまめに摂ってみました。

 

これから風邪が流行るので、いろいろ工夫して元気に過ごしたいですね。

 

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