それでも雨が降るときは

ホリスティックに発達障害とつきあう

発達障害の診断とアイデンティティ~第四段階 抑うつ

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発達障害の診断とアイデンティティについて、今回は第三段階です。

前回までの話はこちらを。

 

さらに、『壮年期のアスペルガー症候群』では、

第四段階を「抑うつ」としています。

 

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

 

 

以下、拙訳:
抑うつは正常な反応で、古い自己アイデンティティの喪失とその変化が将来にどのような影響を及ぼすかについての不安に対して生じます。

 

自閉症スペクトラム障害の確定診断を受けた後、抑うつ状態の日々が続きますが、自己理解のプロセスの大きな影響はポジティブなものであるはずです』とマイケル・ジョン・カーリーは言っています。

 

マイケルは診断を受けた後、自分が気まぐれな行動を取るのは性格のせいではなく、脳の配線のせいなのだと理解しました。


定型発達者のふりをし続けるのではなく、そのように役立つセルフ・アイデンティフィケーションを行うことで、インターネットやそれ以外のさまざまな情報源にアクセスし、自分に自閉症スペクトラム障害があることを確認できたのです。


マイケルの言うように、『普通を装い続けると、自信がなくなることがよくあります』。


マイケルは正式な診断の後、肩から荷が下りたときに、期待していた安堵感が突然消えました。彼は、ネガティブな考えが次々と湧き上がってくるのを味わいながら歩道に突っ立っていたことを覚えていて、その悲しみの瞬間について著書にこう記しています。

 

『診断を受けた瞬間、私が期待していて感じ始めていた幸福感は、目まぐるしい否定的な思いのハリケーンへと素早く変化していきました。


次のように思ってとてつもなく悲しくなったのです。


「そうだ、お前は一生ひとりぼっちなんだ!お前はほかの人たちとは同じカテゴリーには属していないんだ!体験を分かち合う感覚なんて味わえないんだ…誰とも!」』

 

しかし、マイケルはそれまでずっと自分には価値があると強く感じていたため、
その暗い場所に長くとどまることはありませんでした。彼の経験は多くの人よりはるかにスムーズにいきました。通常は、診断後の抑うつは2ヵ月から6ヵ月続きます。」

 

 

 

診断を受けようが受けまいが、ジェットコースターのような情緒不安定さというのは

発達障害が疑われる人間には人生を通じてつきものであることが多いのですが、

確かに、診断を受ければ、人生の謎が解けてホッとする一面もある一方で、

大多数の人たちとの決定的な違いというのを突きつけられるので

絶望的な想いに襲われることもあると思います。

 

特に、人と違うことはよろしくないという思い込みが強いとそうなりがちです。

日本ではまだまだ「普通」からはみ出すことは白い眼でみられがち。

個性を大切にしようだとか、いちいち言わなくてはならないこと自体がその証拠です。

たとえば西洋だと、個性があるのなんて当たり前なので

個性云々が話題になることってそんなにないんじゃないかと思います。

 

私自身、「普通」から1ミリでもはみ出すことを極度に恐れる家族の中で育ったので

子どもの頃から「この子は変だ」と言われ続け、

「変わっていることはいけないのだ」と薄々と思うようになって、

なるべく目立たないようにしていたのですが、

反抗期に入って、逆にわざと人と違ったことを意識してやるようになりました。

高校から三十代に入るまで、長い反抗期でしたね(笑)。

その後は、悪目立ちするのも面倒なことが多いので、

三十過ぎて少しは空気というものが読めるようになってからは

(なぜか三十を過ぎたら急に読めるようになってきた)

とりあえず大人しくしていることが増えましたが。

まあ、そんなわけで、診断を受けたことではそれほど

抑うつ状態にはなりませんでしたけどね。

 

さて、この「抑うつ」の期間をなんとか乗り越えるには

どうしたらいいでしょうか。

まずは、分子栄養学的な観点からいえば、

食べ物に気をつけた方がいいですよね。

この時期だけに限ったことではないですが、

発達障害があると頭が霧がかったようにボーっとしていることが多いので

カフェインで頭をすっきりさせたがります。

しばらくはそれでしゃっきりするのですが、

アドレナリンを無駄に出すことになるので副腎に負担がかかるし、

副腎が疲労すればコルチゾールも出にくくなります。

そもそもストレスに弱い体質なので

ストレス対抗ホルモンであるコルチゾールは出すぎなことも多いですし。

 

また、鬱っぽさを経験したことがある人なら、

やたらとチョコレートやお菓子をドカ食いしてしまうというのも

身に覚えがあるんじゃないでしょうか。

甘いものを食べると脳内モルヒネと言われるエンドルフィンが分泌されるので

鬱っぽさも少しは和らぎます。

でも、そうした方法でエンドルフィンを出そうとすると

血糖値が急上昇することになり、インスリンが大量に分泌されて

結果的には低血糖を招きます。

副腎が疲労していてアドレナリンやコルチゾールが出にくくなっていれば、

血糖値は低いままとなってしまいます。

低血糖状態では抑うつ症状も出るので、悪循環になるのです。

この時期にはそうした悪循環に陥らないように十分に気をつけてください。

食事も糖質を多少控えめにした方がいいと思いますが、

その分タンパク質や脂質を増やさないと、カロリー不足から低血糖になります。

それについては、こちらの記事がわかりやすいです。

 

この時期に使えるフラワーエッセンスは、まずはワラタ。

このエッセンスは、「魂の闇夜」というような絶望した状態に使えます。

希死念慮があるときにも使えます。

効き目が速いと言われるオーストラリアン・ブッシュフラワーエッセンスですが、

その中でもワラタは特に即効性があるそうです。

オーストラリアンブッシュフラワー ワラタ

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それから、悲しみを感じていても泣けないようなときには

スタート・デザート・ピーが適しています。

過去の悲しみが浮かび上がってきたときにも使えます。

ワラタと同じく、深く機能するエッセンスです。

 

過去にしたことやしなかったこと、自分の存在そのものについて

罪悪感があるようなときにはスタート・デザート・ローズ。

過去についての罪悪感から生じる自尊心の低さにも使えます。

存在そのものについての自尊心の低さにはファイブ・コーナーズ

の方がいいかもしれません。

 

 

それから、この時期を問わず、自閉スペクトラム症

必要なエッセンスだと感じるのが

孤立と孤独のレメディと言われるトール・イエロー・トップ。

自分が「異国にいる異国人」だと感じるような場合です。

 

この花も前回紹介したケイポック・ブッシュと同じく

知性を表す黄色をしていますが、トール・イエロー・トップが必要な場合は

自分の感情から切り離されて頭で生きているような状態。

このエッセンスは6~8週間休みなく摂り続けることが必要です。

自閉スペクトラム症であれば、一度だけでなく、

あいだを開けて定期的にることも必要かもしれません。

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診断前後の心理的な問題や栄養療法による発達障害の改善法については

こちらでご相談をお受けしています。

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発達障害の診断とアイデンティティ~第三段階 取引

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前回の続きです。

 

発達障害の診断とアイデンティティについてのこれまでの記事はこちらを。

 

引き続き、『Very late diagnosis of Asperger Syndrome』では、

第三段階である「取引」を次のように説明しています。

 

以下、拙訳:
「取引は回避の別の方法で、たとえば『何か特定のことをすると誓ったら、私に起こっている変化を避けられるだろうか?』というように機能します。

 

人生の遅くに診断を受けた自閉症スペクトラム障害当事者は自閉症的傾向のある自分を認めるというパラダイムシフトに抵抗することがありますが、たとえば、次のような取引を行います。『今人生を終わりにしたら、起こっている変化を避けられるだろうか?』

 

人生における変容を回避できる方法としては、自殺か薬物か宗教しかないでしょう。」

 

自分に発達障害があるかもしれないと気づいたという

青天の霹靂のような出来事に対して、

目を背けたくなる人もいるかもしれません。

 

突き詰めてものを考えるのが苦手なタイプの人や

うすうす感じていたけれど、なんとなく誤魔化してきた人は

引き続き、手近なことに目を向けることで

何も気づかなかったことにしようとする場合もあるかもしれません。

 

自分の中の発達障害らしきものに向き合って、

解決策を見出していくのは大きなエネルギーのいることです。

めんどくさいと感じるのももっともなこと。

 

実際には、問題となっている発達障害的特性について

きちんと対処法を見つけることで人生はよくなっていくんですけど、

発達障害を「マイナス面」しかないと考えて

「プラス面」もあることに気づかずに

「個性」として片づけてしまった場合、

自分の問題は人生の普遍的な問題と考えて

その解決策を宗教に見出してしまうこともあるでしょう。

 

宗教が扱っている人生の普遍的な問題はもちろん

発達障害者にもあるんですが、

それは発達障害から起こる問題とは別物なので

いっしょくたにすると解決可能な問題も解決しなくなります。

 

この段階に使えるフラワーエッセンスは何だろうと考えたところ、

ブッシュフラワーエッセンスではケイポック・ブッシュが使えるかなと思いました。

 

オーストラリアンブッシュ/シングルエッセンス[ケイポックブッシュ]

オーストラリアンブッシュ/シングルエッセンス[ケイポックブッシュ]

 

 

このエッセンスは、人生の挑戦に前向きに取り組めるように助けてくれます。

病気に対して運命だとあきらめてしまうような場合にも

何が何でも治ってやるというような気力を出させてくれます。

この花は黄色ですが、黄色は知性を表します。

感情的になって投げやりになるのではなく、

どうやったら乗り越えられるのかと

知性が働くようにしてくれるのですね。

 

自殺念慮が出てくるようであれば、とにかく誰かに相談を、とか

クリニックにかかったほうがいい、というのが本来ですが、

そもそも自閉症の傾向が強いと、人に相談するというのはあまりできない

(というか頭にない)ことが多いんじゃないかと思います。

そんなときには、突き詰めて考えすぎると逆効果になるので

一時しのぎ的に気晴らしをするのがいいと思います。

ただし、お酒はあまりおススメしませんが。

 

第一段階で紹介したエマージェンシー・エッセンスも使えますし、

タッピングも手軽でいいです。

タッピングという手法についてはこちらを。

 

それで自分を建て直したら、また問題に取り組んだらいいんじゃないかと。

 

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発達障害の診断とアイデンティティ~第二段階  怒り

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あれこれ忙しく、更新が滞っている今日この頃。

 

前々回、壮年期の発達障害の診断はアイデンティティの危機を

伴うことがあると書きました。

 

前回お伝えしたのは、その第一段階について。

 

壮年期のアスペルガー症候群』で説明されている第二段階は「怒り」です。

 

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

 

 

 以下、この本の該当箇所の拙訳:


「第二段階は怒りです。そのため、多くの人たちに対して、たとえば、嫌がらせを受けたことについて家族や雇用主に怒りを感じたり、単に自分が自閉症スペクトラム障害であることに怒りを感じたりするのはよくあることです。
ジェン・バーチは、少しのあいだ怒りを感じたことを次のように認めています。

『少し後になって忍び寄ってきたのは、自分の自閉症スペクトラム障害を理解したときには43という歳になっていたことや、本当の問題が何なのかを偶然発見する以前に心理的な辱めを受けたりしたことに対する怒りでした。』」

 

確かに、診断が遅くなるほど対処が遅れて不利益を被るわけなので、

怒りも大きくなるかもしれません。

「なんでこんな大事なこと、今まで誰も教えてくれなかったの⁉」

なんて、無性に腹が立ったりもします。

とはいえ、誰も知らなかったのだから、誰に腹を立ててもしゃーないんですが。

 

それから、診断過程では当然、生育歴も訊かれます。

その際に過去のあれやこれやを思い出しては、

怒りが湧いてきたり、涙が出たりするんですよね。

いわゆるフラッシュバックです。

 

でも、この段階にもいつまでもいるわけにもいきません。

 

フラワーエッセンスでこの時期を乗り越えようということであれば、

使えるエッセンスはいくつかあります。

私は経験上、ポピュラーなバッチレメディーよりも

オーストラリアのブッシュフラワーエッセンスの方が強力に効くと感じるので

ブッシュエッセンスをよく使います。

 

まずは、怒りにはダガーハキア。

特に、身近な人たちに対する恨みつらみがある場合に有効です。

どちらかというと、そうした感情をあまり表に出さずに

内にこめてしまうようなタイプの人向きです。

 

このエッセンスは、2週間摂った後に行うゆるしのワークがあるのですが、

これがなかなか強力です。

 

邪魔の入らない静かなところで独りになって目を閉じ、

深呼吸してゆったりとした状態になります。

 

それから自分が恨みを感じている人たちの姿が目の前に現れるように願います。

1回に一人ずつ、相手の姿が見えたり、存在が感じられたりしたら、

自分と相手のおへそからそれぞれコードが出ているのを想像し、それを結びます。

 

相手の名前を呼び、「私があなたを恨んでいるのは~に対してです」と

相手に対して恨みや憤りを感じていることをすべて言います。

 

全部言い終わったら、相手の名前を呼び、

「私があなたに対して抱いている恨みを私は開放します。

私はあなたを愛しており、あなたを許します」と言って、

「許します」というときに、自分の手でハサミをつくり、想像上のコードを切ります。

 

このプロセスを2回繰り返し、終了したら、

今度は相手が自分に対して恨んでいると思われることを言います。

同様にして2回繰り返します。

 

詳細は、この本に載っています。 

オーストラリア・ブッシュ・フラワーエッセンス

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  • 作者: イアン・ホワイト,村田道則
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1人について行うだけでもかなり時間がかかるのですが、

実際やってみると、相手にも言い分があったのだということがよくわかります。

以前、知り合いに試してもらったところ、それまで身体が重く感じられて

動くのもやっとだったのに、ワークの後で嘘みたいに身体が軽くなったそうです。

 

もうひとつのエッセンスは、マウンテン・デビル。

ダガーハキアが怒りや恨みをあまり表に出さない人向けであるのに対し、

マウンテン・デビルは身近な人だけでなく、世の中全体を憎む傾向があって、

口を開けば他人を批判しがちな人向けです。嫉妬心が強い場合にも有効です。

オーストラリアンブッシュフラワー マウンテンデビル

オーストラリアンブッシュフラワー マウンテンデビル

 

 

そのほかには、サザン・クロスも役立ちます。

このエッセンスは、被害者意識や不満が強い場合に使えます。

たとえば、「今頃になって発達障害の診断を受けるだなんて

人生って何て不公平なんだ」とか、「人生は苦労の連続だ」

などと感じている場合です。

サザン・クロスはそうした人が前向きに人生に取り組めるように促してくれます。

 

オーストラリアンブッシュフラワー サザンクロス

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発達障害の診断とアイデンティティ~第一段階  ショックと否認

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前回、壮年期の発達障害の診断はアイデンティティの危機を

伴うことがあると書きました。


診断前後の心理的な過程の第一段階は、否認です。

 

『壮年期のアスペルガー症候群』では、

新たなアイデンティティを受け入れる過程の第一段階

次のように説明しています。

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

 

 

「第一段階はショックと否認です。その情報が受け入れるにはあまりにも苦痛なため、
ダチョウが砂の中に頭を突っ込むように、それから自分自身を遠ざけます。私たちの調査では、回答者の25パーセントが自分の自閉症スペクトラム障害を否認したと認めています。

回答者の一人は、『遅れて診断を受けた場合、自分は適応できていないと強く感じるので、ある意味では怖すぎて信じられません』と言っています。そのため、キューブラー・ロス・モデルの最初の段階は、自分の状態に関する真実を受け入れることへの抵抗です。」

 

長年生きてきた後で、自分には実は発達障害があったと知るのは、

かなりショックなことです。

 

私の場合は自分から診断を求めていったので「やっぱり」という気持ちが強く、

自分の生きづらさが努力不足のせいではないとわかって

ホッとした思いもありましたが、

少なからずショックもあったと思います。

障害に対する偏見があったからというわけではなく、

健康だと思っていたのに実は心臓に問題があることがわかった、

というような感じに近かったかと思います。

それか、ずっと日本人だと思っていたのに、

実は血筋は中国人だったとわかった、というような。

 

 

差し迫って何か問題が起こるわけではなく、

診断の前後で私自身には何の違いもないはずのに、

意識は完全に違ってしまったという矛盾。

 

要は、やはりアイデンティティの問題なんですね。

バカバカしいけど、やっぱりそれに振り回されちゃうわけです。

 

この第一段階、フラワーエッセンスで多少なりとも切り抜けるとすると、

使えるのはやっぱり、オーストラリアン・ブッシュフラワーエッセンスでいえば

エマージェンシー・エッセンス。

バッチフラワーエッセンスでいえば、レスキューレメディですね。

 

  

バッチフラワーレメディ レスキュー 10ml

バッチフラワーレメディ レスキュー 10ml

 

 

このエッセンスは、診断過程でなくても、普段動揺しやすい人は

持ち歩くといいですよ。

 

そのほかに、あまりにショックだと、感情を切り離してしまうことがありますが、

ブルーベルのエッセンスは、自分の感情とつながったままで

いられるようにしてくれます。

 

 

そして、どんな状況でも、ショックを受けたときはとにかくよく寝ることが大事。

 

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発達障害の診断とアイデンティティ

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この頃またNHK発達障害特集番組がいろいろ放映されています。

発達障害はだいぶ周知されるようになりましたが、

テレビを観て自分にも発達障害があるのではないかと

疑う人も増えているのでしょうね。

 

若くても発達障害の診断を受けることは大変ですが、

年齢がある程度いってからだとなおさらです。

自分が発達障害を抱えてきたのだとすると、

今までの人生で起こった出来事の解釈が違ってくるからです。

 

私自身も、十数年前に34歳でアスペルガー症候群の診断を受けています。

(診断経緯はこちら

自ら診断を求めて検査を受けに行ったので、

ショックよりも、生きるのが大変なのは自分の努力不足ではなく、

発達障害のせいなんだとわかって気が楽になった方が大きかったのですが、

それでもそれですんなり、めでたしめでたし、ではなく

心理的にもその後紆余曲折がありました。

 

それが、アイデンティティの問題だったのだとわかったのは、

『Very late diagnosis of Asperger Syndrome』という本を読んでから。

この本は『壮年期のアスペルガー症候群』として翻訳しました。

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

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 詳細な目次はAmazonのページには載ってませんので、こちらをご参考に。


この本では、診断前後の心理的な過程を

アイデンティティの観点から考察して、

キューブラー・ロス・モデルを応用して

アスペルガー症候群のある自分という新たなアイデンティティ

を受け入れる過程を説明しています。


エリザベス・キューブラー・ロスのモデルでは、

死と臨終を受容する過程には五段階

(否認・怒り・取引・抑うつ・受容)

があるとしています。


また、この本では、診断を受け入れるプロセスには

セルフ・アイデンティフィケーションと

アイデンティティ・アラインメントがあると述べています。

 

セルフ・アイデンティフィケーションとは、

自分に発達障害があることを知ること。

 

つまり、きっかけは何であれ、

これまで普通だと思っていた自分に

実は発達障害という生まれつきの問題があることを知り、

自分の中の発達障害的な要素を自己認識することです。

 

それによって、自分は普通だという

それまでのアイデンティティが崩れ去り、

発達障害のある自分」という

新しいアイデンティティを受け入れるプロセスが始まります。

 

アイデンティティ・アラインメントとは、

新たなアイデンティティを受け入れ、

アイデンティティを本当の自分と一致させること。


つまり、発達障害があるという事実に即したアイデンティティをもつこと。

要は、発達障害がある自分を受け入れることです。

 

年齢が高くなるほど、「障害」というものに対して

否定的なイメージをもっている場合が少なくありません。

そうした人は障害者に対する自らの偏見の犠牲になっていると

この本では言っています。

 

障害があることは恥ずべきことだと思っていれば、

自分に発達障害があると認めるのは難しくなります。

しかも、それまで長年、何とか自力で人生を切り抜けてきたのだから、

社会スキルもそこそこには習得している可能性もあるわけで、

それを今さら生まれつきの問題がある、と言われても

受け入れるのは簡単ではないでしょう。

 

思うに、それまで自分の問題を自覚していて劣等感を抱き、

自分を責め続けてきた人の方が

すんなりと受け入れられるのではないでしょうかね。

逆に、自分の人生が上手くいかないことを他人や周りの環境にし、

自分に非はないと思ってきた人ほど、

自分に問題があることを認めたがらないような気がします。

 

そう考えると、自分に発達障害があるということを認めたがらないのは、

「障害」という言葉がつくからということでは必ずしもないのかもしれません。

「凸凹症候群」と言い換えたところで、

そうした人は「凸凹があるのは人間当たり前だ」と言い張って

自分の問題は認めたがらないでしょうから。

 

また、「障害」ということを受け入れても、自分の問題を認識せずに、

いま流行りの発達障害というアイデンティティをさっさと受け入れて、

私には障害があるから、と免罪符にして、

自分は何もせずにただ周りに理解ばかりを求めるようになるケースも

なきにしもあらずだろうと思います。

 

この本では、五段階モデルとは別に、四段階モデルとして、

キューブラー・ロス・モデルを変形したものを紹介しています。

各段階は次の通り。

 

第一段階  ショックと否定

 

別の自己イメージについての考えを即座に拒絶するとき。

 

第二段階  怒りと抑うつ

 

無力さや絶望感を感じさせるような、

自分でコントロールできない変化や不安定さに対してよく見られる反応。

 

第三段階  探求と洞察

 

変化が避けられないと理解した後、

自分が選ぶことのできるあらゆる選択肢を見つめ、

新しい自己アイデンティティとともに

前に進む適切な方法を見極めることができるとき。

 

第四段階  変化と新たな環境を受け入れる決意

 

第一段階から第三段階までを経験した後、

新たな自己を抱きしめて、人生をより良くするために

積極的な策を講じることができるとき。

 

五段階モデルについては、次回からひとつずつ、

その段階を切り抜けるために役立つフラワーエッセンスと併せて紹介します。

 

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大きいサプリメントを飲みやすくするには

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iherbなどでアメリカ製のサプリメントを買ったことのある方はわかると思いますが、

アメリカ製のサプリって、ものによってはやけに大きくて、

飲みにくいものがあります。喉に詰まらせてしまったり。

 

そんな悩みを解決するグッズを今さらながら知りました。

 

サンクラフト 薬の錠剤カッター

サンクラフト 薬の錠剤カッター

 

 

使い方はシンプルで、錠剤を置いて、カッターの付いた蓋を下すだけ。

これですんなりサプリメントが真っ二つに切れます。ものの数秒。

ただ、切った部分はポロポロと崩れてくるので、

口に入れたらさっさと飲み込まないと溶けだしてきます。

ビタミンCとかだと、喉に炎症がある場合なんかは、沁みるので要注意。

 

日本製よりアメリカ製のサプリの方がコスパがいいのは、

含有量と値段を比べてみればわかります。

また、アメリカ製のサプリは成分表示が細かいので

すべての成分がどれだけ入っているかがわかります。

グルテンフリーや酵母フリーなどもきちんと表示されているので

自分に合ったものを選べます。

 

アメリカ製のサプリは知りませんが、

日本製のサプリの含有量表示は仕込量でいいそうです。

仕込量=含有量では必ずしもないようで、製造過程で失われる分もあるそうです。

たとえば、洗浄に水を使うとだいぶ流れ出てしまうのだとか。

その代わりに、ドクターズサプリなどではアルコールを使うわけですが、

サプリは食品扱いなので、それに合ったもの

エチルアルコール。薬品にはメチルアルコールを使用)を使うとなると

費用がかかり、結果的に値段が高くなるのだそうです。

 

まあ、必ずしも何でもメガ投与すればいいってものでもないので

自己判断で摂るには注意も必要です。

以前にどこかで、発達障害当事者が100均の鉄サプリでよくなったという

話を読んだことがあったのだけれど、

鉄は腸内環境が悪いとかえって悪玉菌がバイオフィルムを形成して

それを足場にしてどんどん増殖するらしいので、

腸内環境が悪いことが多いと言われている発達障害者は

腸の状態を良くしてから鉄サプリを摂ることが必要です。

100均でも効いた、というより、実際の含有量が少なそうな100均のサプリだから

腸内環境が悪化せずに済んだ、と考えることもできなくはなさそう。

そんな少量なら、食事や鉄鍋・鉄玉でも摂った方がよいかもという気も。

 


 

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翻訳書出してます。

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マインドフルネスブームに想うこと~その2

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前回の続きです。


では、マインドフルネスを人に勧めたいかというと、

確かに有用だけれど、発達障害がある場合は注意も必要かと思います。

 

マインドフルネスはGoogleが取り入れたことで有名になりましたが、

もともとは仏教の瞑想法だったものが宗教色が薄くなっています。

 

私は最初からヴィパッサナー瞑想をやったので、

最近のマインドフルネス瞑想についてはあまり詳しくないのですが、

本をいくつか読んでみたところ、方法はいろいろのようですね。

 

ただひとつ、気になったのは、「気づき」ということはどの本でも

繰り返し書かれているんですが、その気づいたことに対して

「平静さ」を保つことの重要性については

それほど強調されていないような気がしました。

 

私がヴィパッサナー瞑想を教わった流派では、

「気づき」と「平静さ」は両輪のようなものとして

くどいほどに平静さを保つことの大切さを言われます。

 

ここが抜けてしまうと、結構大変なのです。

まあ、5分や10分くらいの瞑想なら、大丈夫かなとは思うのですが、

瞑想に慣れて「気づき」も深まってくると、感覚も鋭敏になります。

そのときに、「平静さ」を培えていないと、心のバランスを崩すことがあります。

特に発達障害の傾向のある人は、もともと感覚が過敏なことが多いので、

それがさらに悪化することがあります。

 

私も実際、かつて、コース中やコースの後は聴覚過敏がひどくなっていたのですが、

(だいたい、10日間も静かなところにいるのだから、

街中に出ればなおさらうるさくて仕方ない)

感覚に対して反応しない訓練ができていれば大丈夫です。

そうでない場合は(「気づき」が「平静さ」を上回る場合)、

心のバランスを崩す危険性もあります。

そもそも、気づくのはよいことばかりではないので、

やはり、その気づいたことが永遠には続かないという視点が欠けてしまうと

(この「無常」の理解が仏教系の瞑想の大切なところなんですが)

平静さを保つのは口で言うほど簡単ではないようにも思います。

 

ただまあ、根気強く続けていかないとあまり変化はわからないかもしれません。

多動性とか衝動性にはものすごく効果があると思うんですが、

ADHDが強い人は飽きっぽいことが多いので、一人では続かないかも。

 

ASDの場合は、逆にはまりすぎる危険があります。

特に、じっとしているのが好きなタイプの人は。

コースに参加すると、十日間しゃべらずにいられるなんて天国(笑)と思ってしまう。

あまり長時間瞑想しすぎると、代謝も下がるし、

意識が内に向きすぎて、人と一緒にいても半分瞑想状態みたいになってしまい、

さらに空気を読めなくなったり、浮世離れしてしまったりします。

正しく理解して瞑想をすれば、そんなことは起こらないのですが、

意外と、正しく瞑想するというのは難しいんです

(できれば即ブッダ(笑))。

 

あとは、昔、同じアスペルガー当事者に勧めたところ、

私が受けていた流派のコースに参加したそうですが、

嫌悪感が強く出すぎて瞑想にならなかったとのことでした。

そういう場合は、先に慈悲の瞑想をやる流派もあるので、

そっちの方が向いていたのかもしれません。

 

それから、仏教系のコースでは菜食が出されると思いますが、

コース中は当然のこととして、普段の生活でも続けられればいいのですが、

残念ながら発達障害者は血糖調節能が低いことが多いので、

糖質過多になりがちな菜食はあまりお勧めできません。

私自身、7~8年菜食を続け、低血糖症状や栄養不足がひどくなり

実際には低血糖症状(だるさ、うつっぽさ)などを

瞑想で乗り切るというわけのわからないことをしていたと今となっては思います。

 

最近は、認知行動療法と組み合わせた方法なんかもあるので、

自分に合った方法をいろいろ試してみるといいと思います。

 

私が習った流派の方法では、脳科学的な研究結果も出ていて、

1日40分、平均で9年間瞑想を続けた人たちでは

前頭前皮質と右前島皮質という、注意力や、

自己や他者の気持ちを認識する能力をつかさどる

脳の特定の部位の体積が増大していたそうです。

瞑想する脳科学 (講談社選書メチエ)

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ただ、必ずしもマインドフルネスじゃなくてもいいんじゃないかとも思います。

たとえば、単にリラックスしたいという目的であれば、

もしかしたら自律訓練法なんかの方が手っ取り早いのかもしれないし。


最近は、危険性についてもきちんと書いていたり、

いろいろな角度から見ていたりする本も出ているので、

興味がある方はぜひ読んでみてください。

 

進化するマインドフルネス: ウェルビーイングへと続く道

進化するマインドフルネス: ウェルビーイングへと続く道

  • 作者: 飯塚まり,井上一鷹,魚川祐司,大谷彰,栗原幸江,佐藤豪,恒藤暁,中川吉晴,永沢哲,中野民夫,廣安知之,日和悟,藤田一照,藤野正寛,プラユキナラテボー,スティーヴンマーフィ重松,村本詔司
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2018/05/22
  • メディア: 単行本
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悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門 (幻冬舎新書)

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マインドフルネスと禅の違いを知りたい方はこちら。

 

「マインドフルネス×禅」であなたの雑念はすっきり消える

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私が習った流派の本はこちら。

 

ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門―豊かな人生の技法

ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門―豊かな人生の技法

 

 

こちらの本は、いちばん丁寧でやさしい言葉で書かれています。

 

マインドフルネス

マインドフルネス

 

 

併せてこちらも。慈悲の瞑想はマインドフルネスと本来セットです。

 

慈悲の瞑想 慈しみの心

慈悲の瞑想 慈しみの心

  • 作者: バンテ・ヘーネポラ・グナラタナ,出村佳子
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2018/07/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こちらもいい本です。CD付き。

 

からだの痛みを和らげるマインドフルネス: 充実した生活を取り戻す8週間のプログラム

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ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

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マインドフルネスブームに想うこと~その1

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この頃はマインドフルネス瞑想が流行っているようですね(もう下火?)。

私もずっと瞑想をやっています。

私がやっているのはヴィパッサナー瞑想というもので、マインドフルネスの一種です。

 

ヴィパッサナーの10日間のコースを初めて受けたのはもう四半世紀も前。

友人がコースに参加したので、その話を聞いて興味本位で受けました。

軽い気持ちで行ったので、きつかったこと(≧◇≦)。

何しろ、10日間、先生への質問以外は話をできず、

お昼以降は夕方の軽食(初心者のみ)だけ、

休憩は入るものの、合計で10時間以上座りっぱなしです。

 

まあ、私は出来の悪い人間なので、1回コースに行っただけで

意識が変わるはずもなく、普段はちっとも瞑想しませんでした。

その後はそれでも2年おきにコースに参加。

5年ほど経ったころからようやく普段の生活でも少しは瞑想するようになりました。

それでもお酒がなかなかやめられなかったので

(お酒と瞑想はまったく相容れないもの)、毎日の瞑想というのは難しかった。

 

でも、ヴィパッサナーというのは本当に強力なんです。

まずは自然な呼吸だけを観察するというアーナーパーナという瞑想を土台にして、

ヴィパッサナーでは頭からつま先まで、全身の感覚をひたすら観察していきます。

周囲から五感を通して刺激が入ったとき、

あるいは心の中で想いや感情が生じたとき、

同時に必ず、呼吸が変化し、身体のどこかに何らかの感覚が生じます。

その感覚が永遠に続かず、移り変わっていくのをひたすら観察するんです。

諸行無常」を自分の身体を通して体験するんですね。

ブッダが悟りを開いたときの瞑想法と言われています。

 

そうすると、お酒が飲みたい、と思うときにも何らかの感覚が

生じていることに気づくのです。胸の辺りがもやもやっとしたりとか。

瞑想も長くやっていると、目を閉じていなくても感覚に気づけるようになるので

お酒が飲みたくなったときに、気づいた感覚に注目していると

その感覚は次第に薄れていきます。

そのときにはお酒が飲みたいという気持ちはなくなっているんです。

 

ヴィパッサナーではよく、「渇望の根っこが取れる」というような言い方をしますが、

私の中のお酒に対する渇望の根っこもいつのまにやら取れてしまったみたいで、

今ではお酒はすっかり受けつけなくなってしまいました。

もう飲まなくなって15年くらいは経つでしょうか。

ノンアルコールビールは飲むんですが、それが引き金になってアルコールを

飲みたくなるようなことは「まったく」ありません。

飲み会に参加しても、つられて飲むようなこともありません。

(まあ、以前は酔っぱらっているから大勢の飲み会に平気で参加できていたので、

今ではめったに参加しなくなったけれど。)

 

そんなふうに、考えてみると長年瞑想することで変わったことがずいぶんありました。

衝動的に何かをしたり何かを言ったりすることも減りました。

行動に出る前に、呼吸が荒くなったことに気づけるので、

ワンクッション置けるのですね。

それと、葛藤保持力のようなものもついたと思います。

白黒思考なアスペは物事をグレーのまま保持するのが苦手ですが、

それもだいぶマシになったんじゃないでしょうか。

 

思えば、始めて5年経ってからは毎年コースを受けていましたし、

20日間や30日の長期コースも受けました。

どれだけやれば何がどう良くなるかというのは、

人によって大きな差があるとは思うんですが、

海外では刑務所で取り入れて再犯率が減ったりしているそうです。

これは、インドの刑務所で取り入れたドキュメンタリー。


一時期は本当に真剣に瞑想していて、マジメに朝晩1時間ずつやっていました

(そうするように言われるので)。

今では、毎日やっているものの、時間はずいぶん短くなりました。

コースにも参加しなくなり、年に1回、3日間自宅でセルフコースをするのみ。

そんなわけで、以前よりは葛藤保持力は弱くなってしまい、

イライラすることも多いです(^^;)。

 

でも、ヴィパッサナーの真価って、人生の辛い時期こそわかるんですよね。

そんなときには、ヴィパッサナーを学んだことは宝だなとしみじみ思います。

 

 

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運動音痴は鉄不足⁉

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発達障害と栄養の問題の関係を知って取り組むようになってから早4年。

その間、分子栄養学、オーソモレキュラー療法について

本もいろいろ読んだし、講座もいくつか受けて資格も取りました。

自ら栄養療法に取り組んで、誰でもが通るように数々の失敗もありましたが、

現在進行中でまだまだ勉強中です。

 

最近読んだ『発達障害は食事でよくなる』という本は、

診断名ではなく、発達障害の各症状と

特定の栄養素の不足を結びつけているところが目からウロコでした。

 

発達障害に共通する栄養トラブル、低血糖、腸や炎症の問題など

ひと通り抑えてあるし、改善法も書かれています。

 

また、出産時のカンガルーケアや完全母乳が発達障害の一因と

なっている可能性があるという最新の知見も紹介されています。

 

今の状態を評価するための「発達障害の特性別栄養チャート」

というものもあって、これは、①睡眠、②衝動性・キレる、③不安・ネガティブ、

④不注意、⑤こだわり・過敏さ、⑥便通トラブル、⑦チック、⑧運動神経、

⑨多動、⑩人間関係・コミュニケーションを0~5点で評価するものです。

各特性にはチェックポイントも書かれています。

 

「①睡眠、②衝動性・キレる」が高いと「低血糖症タイプ」

 

③不安・ネガティブ、④不注意、⑤こだわり・過敏さが高いと

「ビタミンB群不足タイプ」

 

「⑥便通トラブルが高いと「消化管不良タイプ」

 

⑦チックが高いとナイアシン不足タイプ」

 

「⑧運動神経、⑨多動が高いと「鉄不足タイプ」

 

⑨多動、⑩人間関係・コミュニケーションが高いとDHA不足タイプ」

 

(↑上の2行、間違ってました。後日修正)

 

今の私は「消化管不良タイプ」DHA不足タイプ」でしょうかね。

消化管については、SIBO(小腸内細菌異常増殖症)があるので

なかなか難しいです。SIBOについてはまた今度書きます。

 

DHAは、オメガ3のサプリメントや魚は摂っているし、

オメガ6系の油は控えているのだけれど、

実際にはEPADHAにあまり変換されないということが

最近の研究で示されているそうで、DHA単独で摂ることが大切なのだとか。

 

ひとつ面白いことに気づいたのが、子どもの頃の自分についてチェックしてみると

圧倒的に鉄が不足していただろうということ。

かつての私は「⑧運動神経」のチェックポイントがほとんど当てはまりました。

 

・歩き方がぎこちない

 

・マット運動、鉄棒、跳び箱などが苦手(体育「2」だったからね)

 

・ラジオ体操など人と同じ運動ができない

 

・よくつまずいて転ぶ(何もない所でよく転んでました)

 

・運転で車をこすることが多い(学生時代に免許は取ったものの、

仮免・卒検ともに2回落ちて、最後はお情けで合格にしてもらえたものの

「君は一人じゃ運転しない方がいいね~」と言われました。

もちろん、ずっとペーパードライバーです(^^;))

 

・自転車に乗るのが苦手(他の子どもより補助輪が取れるのが遅かった)

 

・混雑した道を歩くと人とよくぶつかる(よく「通せんぼ」状態になってました)

 

でも、考えてみると今はどれもほとんど当てはまらないんです

(車は乗らないからだけど。器械運動もやらないけど)。

 

思えば、栄養療法を始めるずっと前から、婦人系疾患があったことから

軽い貧血だったので、鉄だけはサプリメントを飲んでいました。

それがよかったんでしょうね。

 

その後、4年前に糖質制限を始めて、主食を減らす代わりに

豆製品を大量に食べていたのですが、それでおそらく元々あったSIBOが悪化して

ずっと下痢が続くようになって鉄剤も吸収されなくなったので(便が真っ黒)

今はマルチミネラルに入っている非ヘム鉄と食事やハーブから摂ったり

鉄のフライパンを使ったりして工夫しています。

でも、直近の血液検査ではフェリチンは80だったし、

他の貧血の指標も低くはないので、多少炎症があることを加味しても

(フェリチン値は炎症でも上昇します)そこそこ悪くはないのではないかと。

オーソモレキュラー的には100くらいあるのが理想だそうだけれど、

一桁の人もいるくらいだから、閉経前の女性としてはまずまずかなと。

 

鉄のサプリメントについては、注意すべき点もあります。


発達障害の改善にはタンパク質と鉄、と最近あちこちで言われているみたいですが、

タンパク質と鉄だけじゃないですし、個人差もあって、

いろいろな注意点もあります。

それを包括的に知るには、わかりやすい本だと思います。

発達障害当事者や発達障害児の親御さんには必読の書。

 

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ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

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大縄跳びはできなくて当たり前

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偶然目にした次の記事。私のツボにはまったのは、表題の部分ではなく、

次の記述でした。

 

「以前にインドの小学校で、日本式の運動会がおこなわれたことがある。

その際、皆が一斉にジャンプする“大縄跳び”が、どのクラスも一回も跳べなかったのだ。」

 


思わず、ぷはははは。

インドで過ごした時間がずいぶん長かった私にとっては、

跳べなさそうというのがありありと想像できるのでした。

たぶん、世界で最も大縄跳びが苦手そうな民族のひとつではないかと。

 

もちろん多民族・多宗教ということもあるけれど、

インド人のバラバラっぷりといったら、日本とは正反対。

今でもモダンな人たちを除いては同カースト内での結婚が多いだろうから

発達障害があれば強く受け継がれていくでしょうし、

それっぽい人はそこら中にいます。

というか、インドにいると、空気を読むってなんなんだとさえ思ってしまう。

 

30代半ばで診断されるまで発達障害だということを知らずに育った私が

日本の社会でつぶれたり精神を病んだりしなかったのは、

ある意味では価値観が正反対の国に定期的に逃げて

精神的なバランスを保っていたことも大きかったと思います。

 

私が子どもの頃、生まれ育った某県は、愛知県とならんで

管理教育が行き過ぎていると言われていました。

 

姉たちが通っていた小学校では、ジャージにゼッケンをつけさせて

番号管理していたし、分校になった私の学校でも規則は厳しかった。

毎週月曜の朝に朝礼があって、今週の目標(「廊下を歩くときに私語をしない」とか)

が発表されるのですが、それを教室に帰って訊かれ、

覚えていなかった生徒は後ろに並ばされて「ビンタ」。

もちろん、上の空で朝礼を聞いていられず、

誰かに後からこっそり訊くこともできなかった私は毎週ビンタを食らってました。

 

この頃当たり前だったビンタは、そういえば、

中学で担任が剣道部の顧問だったときには「竹刀で頭を上から軽く叩かれる」

という、今では絶対にありえないようなことになってましたっけ。

 

大縄跳びで思い出すのは小学校の業間体育。

「業間体育」は全国津々浦々に存在するものと当時は思っていましたが、

そんなものがあるのはごくごく一部だったと知ったのは大人になってからです。

 

何かというと、2時間目と3時間目のあいだにある体育の時間のこと。

全校生徒がグラウンドに出て、その週の目標に合わせて運動しなければなりません。

大縄跳びだとか、集団走だとか。

もちろん、どこのクラスがいちばんできるか競争なので必死です。

集団走ってのは、4列に並んで、どれだけきれいに足を揃えて走れるか競うもの。

体育がずっと「2」だった私は当然、足を引っ張っていたわけです。

 

そういえば、学校ではやたらと集団で何かをすることに力を入れていました。

給食も全員が食べ終わった班から片づけていいとか。

食べるのが遅い私は当然、「早く食えよ」とか「お前のせいだ」とか

男子に言われるわけです。

 

そういうルールがないときでも、なぜか給食の後は掃除の時間だったので、

みんなが机を運び始めている中で、泣きながら食べていましたっけ。

なぜか、全部食べ終わらなくては片づけてはいけないという

これまた謎のルールがあったので。

本当に、今考えれば謎のルールが多すぎる。

(まー、アスペである私自身にも、

傍から見ると謎のマイルールがあるんでしょうけど。)

 

そんなわけで、子どものころは地獄でした。

1億円もらえると言われても当時には戻りたくありません。

 

典型的なアスペルガーらしく、教科はオール5で成績はよかったのですが、

かえって、60点を取っても、怠けていると怒られたし、

「女は頭が良くてもしょうがない」という価値観の、

戦前生まれの両親に育てられたので、大して褒められるわけでもなく、

劣等感ばかりつのらせていました。

 

それが私の世界のすべてだったんですが、外国へ出てみて初めて、

当たり前のルールが実は当たり前ではないことに気づいたんですね。

 

そして、外国に行って異文化に馴染むように、

日本の文化も異文化として見ればいいのだとも。

はみ出すのを嫌う日本の文化は当たり前ではなく、

みんなはみ出しっぱなしのインドのような国もあるのです。

 

大縄跳びはできなくて当たり前。

女性が愛想よくなければいけないというのも、

女性がやたらと愛想がいいのはごく一部の国だけじゃないかと思います。

日本だと、毎日の献立はバラエティに富んでいないといけないけど、

インドでは毎日カレーです(笑)。具が違うだけ。それくらいシンプル。

だから、手の込んだ料理を毎日作れなくたってかまわない。

 

ところで、件の記事のギフテッドのための特別支援教育が必要という話、

確かにそうだけれど、行政に期待するよりは、今はネットという

便利なツールがあるのだから、できる子は学校なんか当てにしないで

どんどん勝手に勉強しちゃった方が早いんじゃないかって気もします。

無料で高度な知識が学べるサイトも今ではたくさんありますよね。

 

これは、子どもに限らず、大人にも言えること。

かつてはいろんな理由で勉強が苦手だった人も、

今はさまざまなツールを使って工夫すれば、自分のペースで勉強できます。

 

私は話を聞きながら書くのが苦手で、

今ではテキストにメモするくらいならできますが、

口頭で言われたことをノートに書くのはちょっと無理なので

結局聞いているだけになります。

そんな理由で、大学受験のときも、周りがみんな予備校に通う中、

一人だけ通信添削でもない「マイコーチ」というマイナーな

ドリル式(添削なし)の教材をひたすら繰り返しやっていました。

 

現在は、オンラインの講座が増えてきているので助かっています。

聞き逃しても何度も繰り返し聞けるし、途中で動画を止めてメモもできます。

何といっても、自分の集中力がもつ分だけ勉強して、

続きはまた明日、とできるのも助かるのです。

 

とはいえ、こんなことができるようになったのも、

栄養状態が良くなって頭が働くようになり、

稼ぎがよくなって、勉強するためのお金が得られるようになったからですけど。

まずは、栄養不良を解消して「生きているだけで精一杯」状態から抜け出さないと

頭を使って勉強しようなんて気は起こりません。

 

ITツールは、自分を人と比べて劣等感を覚えたり、

空気を読むために必死に情報を得ようとしたりするためではなく、

もっと有用な使い方をすれば人生を豊かにしてくれますよ。

ネットを通して、自分がいる世界の「当たり前」が

別の世界では当たり前じゃないことを知ることもできる。

 

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