「デカフェじゃダメですか?」
カフェインを止めましょうと言うと、みんな必ずそう言う、
という話を分子栄養学の講座で聞きました。
だいたい、栄養療法なんて試そうとする人はどこかしら具合が悪く、
副腎疲労を起こしていることも少なくありません。
だから、カフェインを入れて無理やり動くようなことはよくないので、
カフェインを止めましょうという指導が入るわけです。
「え?デカフェじゃダメなの?」と私も最初、不思議に思ったのです。
デカフェでも、ほとんどはカフェイン0%ではないらしく、
多少は残っているのだそうですが、問題はそこではないのです。
「デカフェじゃダメですか?」という問い自体が、
カフェイン依存に陥っている証拠なのだとか。
このことは、カフェインを完全に離脱した今になって初めて理解できました。
私も思えば、完全離脱するまで4年くらいかかりました。
それまでは、毎日飲んでいたカフェオレをチャイに変え、
その後は、紅茶をルイボスティーに変えてチャイもどきにしていました。
牛乳は豆乳、そしてアーモンドミルクへと変わり、
アーモンドも毎日摂っていると遅発性アレルギーを起こすのか、
腹具合が悪くなってきたので、ついにはやめました。
そんなふうに、カフェイン依存になっていると、
一度にすっぱりとやめられないので、似たようなもので
ごまかしごまかし、気分を切り替えて身体と頭を動かそうとするわけです。
でもねえ、ついには断てるんですね。
「もどき」も必要なくなる。
栄養状態が良くなったとともに、自然と必要なくなったみたいです。
睡眠・覚醒リズムを整えるために使っていたブライトライトは
いつの間にかいらなくなっていたし、
今じゃ夜は当たり前のように眠くなります。
完全にカフェイン断ちできたなーと思えたのは、
紅茶やデカフェが台所に残っていても、一切手を出さなくなったこと。
存在すら忘れていました。
なので、冷凍庫に残っていた紅茶は先日おさらば。
手を付けていないデカフェのペットボトルが数本。
これももういらないな。
たまにはカフェでゆっくり紅茶飲んだりするだけれど、
心臓ドキドキして、過覚醒になっていろんな刺激を拾ってしまって
読書に集中できない(*_*;。
紅茶大好きなので残念なんですけどねー。
でも、頭の状態は離脱後の方がはるかによいですよ。
一気に止めようとすると頭痛などの離脱症状が起きるので、
デカフェでいいから少しずつ止めてみましょう。
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