陶器のあたたかさ
たまには雑記。
先日、都心に出たついでに東京ステーションギャラリーで
ルート・ブリュック展を観てきました。
初めて知ったフィンランドの作家です。
なんとなく気になって行ってみたのですが、大当たり。
陶板画などの独特の作風ですが、色味といい、素晴らしい。
陶器ならではのあたたかさですね。
入口にいきなりこんな作品があって、見入ってしまいました。
パッチワークのよう。
こんな蝶の連作もありました。
型を使って作っているそうです。
私は、どちらかというと後期とは全然違う初期の作品の方が好きでした。
この色合いがたまりません。
ピンぼけしているけれど、「ノアの箱舟」です。
ちゃんと動物も載っています。
東京ステーションギャラリーはとても好きな美術館です。
こういった、日本ではあんまり知られていないマニアックな作家を
紹介してくれます。
それに、レンガの壁も雰囲気があってすごくいいのです。
何といっても、混んでなくてよい(私にとっては結構重要なポイント)。
日曜でも人が少なくてゆったり観られます。
陶器って、あったかくってやっぱりいいよなあとしみじみ思いました。
実は、数年前に遊びがてら陶芸を習い始めたのですが、
ここのところ忙しくて去年の夏からお休みしていました。
再開しようかどうしようか悩みつつ、とりあえず持ち帰った
素焼きの作品の絵付けが終わったので、先生に連絡したところ、
急病で少し前に亡くなったとのこと。ショックでした。
焼けずじまいになってしまった作品群。
どないしよ。
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