それでも雨が降るときは

ホリスティックに発達障害とつきあう

キレート鉄のサプリの使用は慎重に

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発達障害者の栄養不良でよく指摘されるのが鉄の不足です。

最近、一部の当事者や関係者のあいだで栄養療法が話題になっているようで、

特に、ある精神科医の著書が参考にされているようです。

 

私も読んでみたのですが、鉄のサプリメントとしてキレート鉄が奨められていました。

キレート鉄というのは、鉄イオンをグリシンというアミノ酸で挟んで

吸収しやすくしたもので、胃がムカムカしにくいそうです。

フェロケルなどのキレート鉄のサプリはiherbでも入手できるので

私もずっと飲んでいました。

 

ただ、オーソモレキュラー療法を勉強しているうちに最近知ったのですが、

キレート鉄の吸収経路は普通の鉄とは異なるらしく、

また、通常の鉄は過剰に摂取すると自然に排泄されるのに対し、

キレート鉄は排泄されずに蓄積しやすいようです。

長期にわたってキレート鉄の摂取を続けたところ

フェリチン値だけが異常に高くなり、

ヘモグロビンなどの貧血のほかの指標は低いままで、

蓄積するばかりで鉄が上手く使えていないと考えられるケースもあるそうです。

 

なので、キレート鉄のサプリを摂取する場合は、

血液検査で定期的に値をチェックすることが必要だと思います。

ネットで検索すると、確かに、キレート鉄すごい!

というブログも見られるんですが、

長期的に摂り続けて過剰に蓄積された場合にどうかというのは未知です。

 

鉄が過剰になると腸内環境は悪化するので、

元々腸内環境が悪いと言われている発達障害者はやはり

キレート鉄の摂取は慎重にすべきではないでしょうか。

腸内細菌は鉄などの金属を使ってバイオフィルムという足場を形成するので、

遊離している菌は除去しやすいけれど、

足場ができてしまうと除去は難しくなるそうです。

摂り始めは調子がよくなっても、長期にわたって摂るうちに

腸内環境が悪化して精神状態も再び悪くなることも考えられます。

 

自閉症者を対象としたエイミー・ヤスコ氏の療法でも、

鉄は腸内環境を悪化させやすいということで単体のサプリでの摂取は

奨めていないようです。

 

鉄不足ということは鉄が上手く吸収されない原因があるわけで

その原因を解決することを考えるのも大切です。

 

腸内環境を良くすることがまず第一として、

その他に鉄に関して普段気をつけるべきこととしては、

タンニンと一緒に飲むと吸収が妨げられるので、

食事時には緑茶やほうじ茶や紅茶など、

タンニンを含むお茶を飲まないこと。

玄米も鉄や亜鉛の吸収を妨げます。

 

あとは、料理に鉄鍋や鉄玉を使うなどして工夫することもできます。

味噌や醤油など、酸性の調味料を使うと鉄が溶けだしやすいそうです。

 

ハーブでは、マテやネトルに多く含まれています。

マテ茶はカフェインも多いので要注意です。

水出しをするとカフェインが出ずにミネラルだけ摂取できます。

ホットで飲みたいときは、水出ししたものを温めるとよいですよ。

ビタミンB2、B6、ビタミンC、カルシウム、カリウムも含まれます。

グリーンとローストがあって、グリーンは緑茶のような感じ。

ローストは香ばしいです。

 

ネトルはビタミンC、カリウム、カルシウム、ケイ素も摂れる、

浄血・造血のハーブ。

 

ハイビスカスにも鉄が含まれます。クエン酸も含まれるので、

ビタミンCの吸収を高めてくれます。

レモンの30倍近くのビタミンCを含むローズヒップ

ハイビスカス+マテ+ネトルの組み合わせは、

鉄もビタミンCも吸収が高まる相乗効果の高いブレンド

そうしたものを毎日ちびちび飲むのも地道な健康への一歩です。

 

前述のキレート鉄の危険性については、この本に詳しく載っています。

 

最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門 (光文社新書)

最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門 (光文社新書)

 

 

オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパートという資格を取りました。

Skypeセッションも始めますので、栄養について

どうしたらいいのかわからないという方はぜひご相談ください。

ハーブの上手な取り入れ方もお伝えします。

まだまだ初めの一歩ですが、これからも勉強を続けていきます!


 

こちらもよろしくです。

 

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

 

 

これを訳したのは、発達障害者の大変さを世の中に訴えたかったからではなく、

歳がいってからでも、発達障害とわかることで、

自分の弱点が効率よくわかり、人生の改善につなげていけるからです。

 

栄養療法もそのひとつ。

身体のつらさが改善しなければ、いくら世の中の理解が進んでも、

手帳をもらえたとしても、百歳まで生きるかもしれないこの時代に

あと何十年もそのまま生きていくのはつらくないでしょうか。

身体が楽になれば、生きづらさは少なくとも半減しますよ。