ツライときはまずは食事を見直す
先日、民放の医療系エンタメ番組で低血糖が取り上げられていました。
私が低血糖症について知ったのは3年半ほど前ですが、
まだまだ知らない人が多いかと思います。
食後の異常な眠気やだるさ、やる気のなさは
実は低血糖が原因だったりすることもあります。
まだ一部の医師しか知らないので、
間違ってうつ病と診断されることもあるのです。
NHKで血糖値スパイクが取り上げられて、
空腹時血糖値が正常でも食後血糖値が跳ね上がってしまうことがある
ということが知られるようになりましたが、
ついに低血糖もテレビで取り上げられるとは。
周知される日もそう遠くはないかもしれません。
私もかなりの低血糖。
食事の仕方に気を付けてなるべく急激に血糖値が上がらないようにしていますが、
空腹時に麺類なんて食べると、1時間後には200を超えていたことも。
低血糖症というのは糖尿病の前段階と言われていますが
(急激に血糖値が上昇したときにインスリンが大量に分泌されて
低血糖になる、ということが繰り返されると膵臓の機能が低下して
しまいにはインスリンが出なくなる)、
私は父(同じくアスペっぽい)が糖尿病なので、
私もあのまま糖質過剰な食生活を続けていたら、
間違いなく糖尿病になっていたことでしょう。
ちなみに私、空腹時血糖値は昔から80台で正常です。
気になる人は、こちらで無料の測定器を手に入れて、実際に測ってみましょう。
番組では、2人のゲストが5時間糖負荷検査を受けて、
そのうち1人が低血糖と診断されていました。
その人は、5時間の検査中に何度もトイレに行っていたのですが、
結果を解説していた新宿溝口クリニックの溝口先生によると、
低血糖によって自律神経がおかしくなったことによるものだとか。
実は私、糖質を減らすまで、夜中に必ずと言っていいほど
トイレに起きていたんです。
それが、糖質制限を始めたら行かなくなって
朝まで寝ていられるようになったので、
どういう理由でそうなったのか不思議に思っていたんですが、
なるほど、軽い糖質制限によって自律神経が安定してきたからなのですね。
ところで、私も勉強中のオーソモレキュラー療法、
人にも本を奨めたりしてきたのですが、なかなか複雑で難しい部分も多いので
進んで読んでくれる人はあんまりいませんでした。
でも最近出た溝口先生のこの本。
マンガで解説しているのでとってもわかりやすいのです。
栄養療法といっても単にタンパク質と鉄を摂ればいいというものでは
ないのですが、この本は包括的に必要なことが書かれています。
まんがでわかる 子育て・仕事・人間関係 ツライときは食事を変えよう ― はじめてのオーソモレキュラー栄養療法 ―
- 作者: 溝口徹,あらいぴろよ
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2019/05/17
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うつっぽいときには我慢をせずに心療内科を訪れましょうというのは
確かに正しいかもしれないけれど(無理して我慢するのはよくないので)、
その前に一度この本を読んで食事を見直してほしいと思います。
実は低血糖や栄養不足なのに、うつ病と診断されて投薬されている
ケースも少なくないと思います。
普段、肉や魚をほとんど食べず、食事を麺やパンやおにぎりだけ
で済ますことが多い、甘いものを食べずにいられない(低血糖になって
体が手っ取り早く血糖値を上げようとしている)、というような場合は、
その可能性は十分にあるんじゃないでしょうか。
心療内科や精神科で食事指導をしているところは多くないと思います。
自分の身を守るには、まずは正しい知識をつけること。
その一歩として、ぜひ読んでほしい本です。
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