発達障害の診断経緯 その7 脳波検査からわかったこと~てんかん性精神病?
脳波検査では意外なことがわかりました。
外からの刺激に対して、てんかん性の変化が見られたとのことでした。
脳血管の収縮による血流低下などのストレスに対して
てんかん性の変化が多少増強するということで、
ストレスがかかると衝動性が強くなるらしいのです。
実は、私は自分では不注意優性型ADADを疑っていました。
子どものころに朝礼や授業中に話を聞いていられず、
違うことばかり考えていたからです。
それでいつも、朝礼のあとに教室に戻って「今週の目標」が
何だったか訊かれたときに手を挙げられず、
同じく手を挙げられなかったほかの子たちと一緒に
後ろに並ばされて、「ビンタ」を食らったものでした
(そういう時代でした)。
ボーっとして聞いていなかったのなら、あとでこっそり誰かに訊けばいいのに、
と思うかもしれませんが、それもできなかったんですね。
そういえば、私は小学生のときはいてもいなくても気づかれないような子だったので、
何かの催し物の役割を決めるときに、気がついたら私一人だけ決まっていなくて、
でもそのことは誰にも気づかれず、
どうしよう、どうしよう、とその後数日、一人でずっと悩んでいたことがありました。
いつどうやって、誰に言えばいいのかわからなかったのでしょうね。
結局どうなったのかは記憶にありません。
ともかく、そういったエピソードから、
不注意優性型ADHAもあるのではないかと思っていましたが、
これはあっさり否定されました。
不注意優性型は脳波検査で特有な波形がみられるらしいのですが、
それが見られなかったとのことです。
多動性・衝動性優性型も、多少はその傾向があるのかもしれないけれど、
診断がつくほどではないと言われました。
まあ、当時のDSM-IVではアスペルガーとADHDの診断名の
両方を出すことはできなかったようですが。
私は子どもの頃から抑うつ傾向があり、覇気のない子どもでしたが、
うつではなく、「てんかん性精神病」とでも呼べるようなもので、
抗うつ薬を飲むと悪化するタイプだから、飲むなら抗てんかん薬ということでした。
子どもの頃は薬ばかり飲んでいましたが、
大人になってからは薬嫌いになったので、処方はしてもらいませんでしたが。
てんかんの発作を起こしたことがあるわけではないので
てんかんという診断名はつかないけれども、
このことは知っておいてよかったと思います。
今でも、やたらと白い世界(病院だとか)や、
蛍光灯だとか、特定の太さの縞々だとかがダメで、
イライラしたり気分が悪くなったりします。
それがてんかん性の反応なのだとわかったら、
意識してできるだけ避けられるようになりました。
このことを知らなかったら、イライラの原因をほかに探していたかもしれません。
そんなわけで、世の中のトレンドに逆らって、
いまだにできるだけLEDではなく白熱電球を使っています。
(続く)