それでも雨が降るときは

ホリスティックに発達障害とつきあう

情緒不安定と低血糖症の関係

糖質制限を始めてから早2年半が経ちました。

発達障害者は低血糖になりやすいということを吉濱ツトムさんの本で知り、

半信半疑で試してみたところ、「早く知りたかった!」というほど生活が激変。

 

私はそれまで、低血糖になりやすいということは自覚していたのですが

(手の震えや頭痛が起こるので)、その対処法はまったく逆に考えていて、

とにかく血糖を上げなければならないと思って、

お腹が空くと甘いものやお菓子を食べまくり、ひどいときには

ブドウ糖のラムネのようなものを薬局で買って持ち歩いていました。

 

低血糖が起きたときに甘いものを食べると

(甘いものでなくても、おせんべいなどの糖質が多いものも同じ)、

手っ取り早く血糖値は上がるのですが、過剰にインスリンが分泌されて

その後急激に下がりすぎて低血糖になるらしいのです。

 

低血糖には「反応性低血糖症「無反応性低血糖症

「乱高下型低血糖症」の3つのタイプがあって、

無反応性低血糖症だと食べても全然血糖値が上がらなくなり

ずっとうつっぽい状態が続くとか、

そのほかのタイプでも血糖値が急激に下がったときに

血糖値を上げようとしてアドレナリンなどのホルモンが放出されるので

興奮状態になってイライラしたりします。

乱高下型だと血糖値の上下が繰り返されるので

感情のジェットコースター状態です。

 

情緒不安定と低血糖症の関連については

精神科医で言及している人はほとんどいませんし、

そもそも低血糖症自体を医師でもよく理解していないようですが、

分子栄養整合医学(オーソモレキュラー)を専門とする内科医は

よく言及しています。

 

 

低血糖症については、今後少しずつ書いていきたいと思いますが、

手っ取り早く知りたい方は、こちらをご覧ください。

低血糖症チェックリスト」でぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

じゃあ、低血糖症だからといって世間で今流行りの糖質制限

そのまま取り入れればいいかというと、なかなか難しく、

元々脂肪や筋肉の蓄えのない人がいきなりきつい糖質制限をすると

かえって低血糖症がひどくなることがあるので要注意です。

タンパク質や脂質のほか、ビタミンやミネラルなどの補酵素の摂取も

併せて考えていかなければならないし、筋肉をつけることも必要です。

 

私もかなりの試行錯誤をして、だいぶよくなったんですが、

外食などで糖質をたくさん摂ることが続くと、すぐに調子が悪くなります。

先週、ちょっとした集まりで打ち合わせがあって、

出されたお菓子をバクバク。その帰りに夕飯を食べたときに

定食のご飯を半分にしてもらうのを忘れたので

てんこ盛りできてしまい、もったいないと思いつつ、

それでも少し残したのですが、

寝不足でもないのに帰りの電車では爆睡です。

急激に血糖値が下がったのだと思います。

 

昔もよく、睡眠薬を盛られたかのような異様な眠気に襲われることが

たびたびあって不思議に思っていたのですが、

糖質制限を始めてからなくなったので、

低血糖症によるものだったということがわかりました。

たまに炭水化物をしっかり摂ると同様の症状に襲われるのでわかりやすいです。

 

糖質はどの程度採るのが適切かというのは各自によって違うと思いますが、

ただ、血糖値の急激な上昇を抑えるために今すぐにでもできることは、

肉や野菜を先に食べてご飯を最後にするということと、

ゆっくり時間をかけて食べるということです。

これなら誰がやっても問題はないかと思いますので、

ぜひ今日からでも試してみてくださいね。

 

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