それでも雨が降るときは

ホリスティックに発達障害とつきあう

発達障害者は咀嚼力が弱い?

前回の記事で、血糖値を急激な上昇を防いで低血糖症状を防ぐためには

ゆっくり食べることが大切だと書きましたが、

ゆっくり食べるとは、ただダラダラ時間をかけて食べるということではなく、

よく噛んで食べるということです。

 

発達障害者は猫背になりがち(もしくは、それを正そうとして

不自然に姿勢がよくなりがち)だと言われていますが、

それはセロトニンの分泌が不足しがちだからだそうです。

 

セロトニンは抗重力筋を緊張させる働きもあるので、

セロトニンが不足すると、姿勢を保っていられなくなります。

 

よく噛むためにはやはり筋肉を使わないといけません。

噛むための筋肉は咀嚼筋というらしく、

咀嚼筋も抗重力筋の一種です。

 

ひと口につき50回以上は噛みましょう、なんてよく言いますが、

口が疲れちゃってなかなか噛めない、というのが正直なところです。

 

では果たして、50回噛んだらちゃんと噛めていることになるのか、

というのは噛み合わせだとかによっても違ってくるようです。

 

なんと、きちんと咀嚼しているのかどうか知ることができるガムがあるのです。

その名も「咀嚼チェックガム」。

 

 

1枚200円ちょっとって高いガムですが、検査代と思えば安いもの。

さっそく買って試してみたところ、ショックな結果が。

60回咀嚼する、と書いてあるのですが、

60回噛んでも色が半分までしか変わらないのです。

私の場合、完全に色が変わるには、その倍の120回噛むことが必要でした。

子どもの頃から痩せ気味で、食べろー食べろー、と周りから言われてきましたが、

これではいくら食べても太れないはずです。

ちゃんと噛めてないんですから、栄養が吸収されません

(もちろん、胃腸の側の吸収力の問題もありますが)。

 

有機野菜だのなんだの、高級な食材を使ったって、

どんなに栄養価の高いものを食べたって、

きちんと咀嚼できなければ身体への効果は半減します。

反省、反省。

 

ちなみに、セロトニンを増やすには咀嚼運動もひとつの手段のようです。

つまり、たくさん噛めば、セロトニンもいっぱい出てくれるってことです。

噛むのが面倒に感じられるときほど、よく噛みましょう。

 

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