それでも雨が降るときは

ホリスティックに発達障害とつきあう

消化力のないときに何を食べるか

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食事というのは誰にとっても大切ですが、

脳がスムーズに働かないことの多い発達障害者はなおさらです。

でも、発達障害者は胃腸の悪いことが多く、

タンパク質をしっかり摂った方がいいとわかってはいても、

消化力が落ちていて食べられないことがあります。

そんなときには何を食べたらいいでしょう。

 

お粥やうどんで済ませたくなりますが、

炭水化物オンリーというのは血糖値がバーンと上がりやすく、

その結果、低血糖になりやすいので、避けたいところです。


 

そういう場合には、ボーンブロスがおススメです。

骨付きの肉や魚を野菜と一緒に煮込んだスープですが、

煮込む時間はかかるけれど、炊飯器でも作ろうと思えばできるので意外と簡単で

バリエーションもききます。

 

グルタミンたっぷり、というのは発達障害者には危険な面もあるのですが

(脳が過剰に興奮しやすくなる)、

腸の粘膜を修復する作用もあるのでリーキーガットの修復にも役立つし、

たまに消化力が落ちているときには、こういうのもいいんじゃないでしょうか。

 

骨付きなので、骨髄も含まれているから、貧血にも良さそうです。

そのほかにもビタミンやミネラルなどもたっぷりで栄養満点。

 

最近は流行っているようで、レシピもネット上でいろいろ手に入るし、

本も出ています。ぜひお試しを。

 

3週間で身体と心が劇的に変わる 最強「ボーンブロス(骨スープ)」食事術

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栄養については、最近出たこちらの本がわかりやすくておススメです。

 

 

 

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翻訳書出してます。

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

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こちらもよろしく。

 

 

発達障害という枠組みを使ってどんな人生を送りたいのかが重要

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最近思うのは、発達障害という診断を受けたことで、

あるいは、発達障害があるかもしれないと気づいたことで、

その後の人生がどうなっていくかは、

発達障害という枠組みを使ってどんな人生を送りたいかが重要だということ。

 

幸か不幸か、「発達障害」なんて概念が知られてきた時代に

人生の半ばにしてその問題に気づいた場合、

無視することもできるし、

自分の特性をよく知って生き方を再構築することもできるし、

自分は不幸だと言って世の中を恨むこともできるわけです。

すべて自分の選択次第。

 

私の場合は、十数年も前に新聞記事でアスペルガー症候群について知って

自ら診断を求めに行ったのだけれど、

最初のクリニックでは検査結果をひた隠しにされ、

2つ目のクリニックでようやく

「自らの特性を理解して、よりよい人生を送りたいってことだよね?」

と医師にわかってもらえました。

 

そうであっても、実際に診断が下って人生の謎が解けた後も

栄養療法に出会う前は十年以上も、いったい診断を受けたことって

意味があったのかと疑問に思うことも多々ありました。

 

今となれば、発達障害のさまざまな症状を改善する情報は数多く手に入ります。

それが実際に自分に効果があるのかどうかはわからなくても

その気になれば片っ端から試してみることだってできる。

 

それとは逆に、発達障害は生まれつきだから絶対よくなりっこないと信じて、

自分の一挙手一投足を取り上げて「ああやっぱり、発達障害だから」

と自分に言い聞かせて、縛りをかけることもできるわけです。

 

すべて自分次第。

 

別に定型発達者のようにならなくてもいいわけだし、

そのように振る舞えない自分を責めなくてもいいわけだし。

まずは社会で働いて稼げる体力(結局これがいちばん欠けていたりする)

をつけて、あとは潔く「変人」のレッテルを受け入れることができれば

人生そんなに大変じゃないのかも、と思うのだけれど

(それでもまあ、大変だけれど)。

 

要は、これからの人生をどう生きていきたいか。

ひょっとしたら100歳まで生きちゃうかもしれないけれど、

生きづらい生きづらいと言いながらあと何十年も生きていくのって

嫌じゃありませんか?

 

 

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こちらもご参考に。

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

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体温調節には温冷浴

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5月に入ってあったかくなりましたね。

というより、暑いくらいの日もあります。

 

以前は急に気温が上がると、体温調節が上手くいかずに

身体に熱がこもってしまって大変でした。

暑くなり始めにはあまり汗がかけないのです。

夏にも、日中は微熱が出ることが多く、

夜になって気温が下がると体温も下がってくるという

まるで変温動物のようでした。

 

それが、数年前に温冷浴を体温調節ができるようになると聞いて

試してみたら、だいぶ汗がかけるようになりました。

温冷浴は自律神経を整えるらしいので、

それで体温調節もできるようになるんでしょうね。

 

温冷浴、こちらにやり方が載っていました。

 

あまり汗をかかなくて熱がこもりがちな人は

暑さ本番になるまでにぜひお試しを。

 

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ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

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陶器のあたたかさ

たまには雑記。

 

 先日、都心に出たついでに東京ステーションギャラリー

ルート・ブリュック展を観てきました。

 

初めて知ったフィンランドの作家です。

なんとなく気になって行ってみたのですが、大当たり。

陶板画などの独特の作風ですが、色味といい、素晴らしい。

陶器ならではのあたたかさですね。

 

入口にいきなりこんな作品があって、見入ってしまいました。

パッチワークのよう。

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こんな蝶の連作もありました。

型を使って作っているそうです。 

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私は、どちらかというと後期とは全然違う初期の作品の方が好きでした。

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この色合いがたまりません。

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ピンぼけしているけれど、「ノアの箱舟」です。

ちゃんと動物も載っています。

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東京ステーションギャラリーはとても好きな美術館です。

こういった、日本ではあんまり知られていないマニアックな作家を

紹介してくれます。

それに、レンガの壁も雰囲気があってすごくいいのです。

何といっても、混んでなくてよい(私にとっては結構重要なポイント)。

日曜でも人が少なくてゆったり観られます。

 

陶器って、あったかくってやっぱりいいよなあとしみじみ思いました。

 

実は、数年前に遊びがてら陶芸を習い始めたのですが、

ここのところ忙しくて去年の夏からお休みしていました。

再開しようかどうしようか悩みつつ、とりあえず持ち帰った

素焼きの作品の絵付けが終わったので、先生に連絡したところ、

急病で少し前に亡くなったとのこと。ショックでした。

 

焼けずじまいになってしまった作品群。

どないしよ。

 

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栄養療法が効かないのはなぜか

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最近は栄養療法に取り組んでいる発達障害の人も増えてきているようです。

「○○と○○で良くなった」とか「栄養療法ってやっぱりインチキ」とか

いろんな声があるかと思います。

 

私自身、3年前半ほど前に取り組み始め、講座などでも勉強するようになり、

これまでの体験から、それほど単純なものじゃないと思うようになりました。

 

栄養療法とひと口に言っても取り組み方や考え方はいろいろあります。

「分子整合栄養医学」や「オーソモレキュラー療法」などとも言いますが、

ただサプリメントで足りない栄養を補えばいい、という単純なものではありません。

個体差を考えるのが基本なので、

タンパク質と鉄さえ摂ればいいというようなものでもないし、

どの栄養素がどの程度必要なのかは人によって違います。

 

本当は、血液検査をしてそのデータを見ながら食事の変更や

サプリメント補給を行って、数ヵ月後にまた検査をして

数値がどれくらい変化したかを見るものです。

 

でも、やはり保険が効かないので、オーソモレキュラークリニックで

診察を受けるとなると数万はかかってしまいます。

それで自分なりに勉強して試行錯誤するわけですが、

もちろんすんなりといくわけでもなく、数々の失敗をする、というのは

栄養療法を勉強する誰もが通る道のようです。

 

私の場合は、低血糖症がひどかったようで、糖質制限を始めて

タンパク質を多く摂るようになったらかなりよくなりました。

けれども、1年くらい経ってから、たびたび下痢をすることが出てきたんです。

その頻度がだんだん増えてきたので、もしかしたらタンパク質を

増やしたせいだろうか、とも考えていたのです。

もちろん、下痢をしてしまうので、栄養も出て行ってしまいます。

 

でも、勉強しているうちに、その正体がわかりました。

私は昔から過敏性腸症候群IBS)があるのですが、IBSがあると、

小腸内細菌増殖症(SIBO)もあることが多いのだそうです。

 

SIBOって何かというと、本来はそんなに細菌がいないはずの小腸内に

善玉・悪玉を問わず、細菌が異常に増殖してしまうというものです。

その細菌がガスを発生して、細菌の種類によってメタンガスなら便秘、

水素ガスなら下痢になります。

 

逆流性食道炎も、実はSIBOによるガスの発生が原因な場合があるそうです。

その場合は、制酸剤を飲むと胃酸が出ずに殺菌ができないので、

細菌がさらに増殖して逆に悪化してしまうのだとか。

 

そのため、SIBOがある場合は、発酵食品を摂ると

小腸内の細菌がさらに増えるのでかえって悪化するのです。

SIBOの場合は、FODMAP(フォドマップ)と呼ばれる、

発酵性の糖質をなるべく避ける必要があります。

FODMAPのFは発酵性の糖質全般、

Oは豆類に含まれるオリゴ糖や小麦や玉ねぎに含まれるフルクタン、

Dは乳糖、Mは果糖、Aはandで、

Pはマッシュルームや人工甘味料に含まれるポリオール。

 

IBS逆流性食道炎がなくても、意外とSIBOにかかっている人は多いらしく、

食べるとお腹が張る、ガスが溜まる、という人は

SIBOを疑った方がいいかもしれません。

 

SIBOについてはこちらを参照。

 

  

私は発酵食品を控えたのだけれど、今ひとつよくなりませんでした。

なんと、いちばんの原因は…大豆でした。

糖質制限をしてご飯を減らす代わりに、大豆製品を摂りまくっていたんです。

牛乳も飲まないので、代わりに豆乳を毎日たっぷり飲んでいました

Amazon定期便で買っていたくらい)。

 

試しに豆類を一切やめてみたところ、ピタッと止まりましたよ、下痢が。

かつてはベジタリアンで、糖質過剰なうえにタンパク質源といえば大豆。

何て身体に合わないことしてたんでしょうね。無知って怖い。

 

本当に、人によって問題は違うので、栄養療法が上手くいかないというのは

おそらく何か理由があるんだろうと思います。

 

サプリメントは、身体の状態が悪い人ほど効かないそうです。

腸内環境が悪く、慢性炎症があるとサプリは効きません。

慢性炎症は自覚症状がないことも多く、

腸の炎症や上咽頭炎、歯周などもこれに当たります。

 

いちばん最初に取り組むべきは、腸内環境と慢性炎症の改善。

腸内環境が悪ければ、いくらサプリメントを摂っても吸収されないし、

鉄などは腸内細菌のエサとなって、かえって腸内環境を悪化させかねません。

 

一朝一夕にはいかない栄養療法。

でも、少しずつでも取り組めば必ずよくなります。

 

勉強したい人はこちらで各種講座の情報が手に入りますよ。

 

 オーソモレキュラー療法についてよくわかるのはこの本。

最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門 (光文社新書)

最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門 (光文社新書)

 

 

 サプリが効かない理由のヒントを得るには。

医者が教える「あなたのサプリが効かない理由」

医者が教える「あなたのサプリが効かない理由」

 

 

 発達障害精神疾患と栄養素の関連についてはこの本がおススメ。

栄養素のチカラ

栄養素のチカラ

 

 

発達障害と栄養についてはこちらを。

発達障害は栄養で良くなる 新時代に希望をもたらす未来医療

発達障害は栄養で良くなる 新時代に希望をもたらす未来医療

 

 

発達障害を克服するデトックス栄養療法

発達障害を克服するデトックス栄養療法

 

  

発達障害の治療の試み-検査を基にした分子整合栄養医学による内科的治療

発達障害の治療の試み-検査を基にした分子整合栄養医学による内科的治療

 

 

ついでにこちらもよろしく。

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

 

 

こんなのもやってます。栄養に関するご相談もお受けしています。


 

 

 

発達障害者の血糖調節が上手くいかないのはなぜか

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発達障害者には血糖調節異常がよくみられるというのは

分子栄養学関連の本に書いてあったり講座で言及されたりしているのですが、

単に臨床的な経験からの見地のようで、

それがどういう理由で起こるのか、ずっと疑問に思っていました。

もしかしたら、チラッと説明されているのを流して読んじゃったり

聞き逃したりしたのかもしれませんが。

 

でも、昨日とある本を読んでいたら、その機序が説明されていました。

 

タンパク質分解酵素の一つにDPP-IVというのがあります。

発達障害者ではこの酵素の働きが不十分なために、

牛乳に含まれるカゼインアミノ酸になるまで十分に分解されず、

その途中のカソモルフィンというペプチドまでにしか分解されません。

同じく、小麦のグルテンはグリアドルフィンまでしか分解されません。

この2つはモルヒネ様物質として知られていて、

これが脳のオピオイド受容体と結合するとハイになったり、

頭がボーっとしたりするわけです。

普通はアミノ酸まで分解されないと腸を通り抜けられませんが、

腸内環境が悪く、細胞同士の結合が緩くなっていると(リーキーガット)、

隙間ができてペプチドも通り抜けてしまうのです。

 

じゃあ、なんでDPP-IVの働きが不十分になるのかというと、

構造内にシステインというアミノ酸が含まれていて、

このシステインは炭素、水素、酸素、硫黄からできていますが、

硫黄は水銀と結合しやすいために、システインが水銀と結合してしまうからです。

それで、DPP-IVは本来の働きができなくなって、

カゼイングルテンをペプチドまでしか分解できなくなるのです。

 

発達障害者は解毒機能が弱いということが分子栄養学では指摘されています。

これは遺伝子変異によるものだそうで、それによって

解毒の回路が上手く回らず、水銀などが蓄積しやすいそうです。

 

そして本題ですが、このDPP-IVにはインスリン

分解する働きもあるそうです。

通常、食後にインスリンが分泌された後は

血糖が適度にコントロールされますが、

DPP-IVの機能が低下していると、

インスリンが分解されずに持続的に存在することになり、

過剰に血糖が低下して低血糖になることがあるとのことです。

 

たぶん、低血糖の発症機序はほかにも考えられるんでしょうけど、

解毒機能の弱い発達障害者はそれにプラスして

低血糖になりやすいってことなのかもしれません。

 

ついでに言うと、DPP-IVはリンパ球のアンテナ部分にも備わっていて、

水銀と結合して機能が低下すると、外部からの異物をチェックできなくなるとか。

それで、中耳炎などを起こしたりすることがあるそうですが、

私も子どものころ、しょっちゅう中耳炎になっていたので納得。

たぶんその治療で出された抗生剤で腸内環境も悪くしていたんでしょうね。

 

以上のことは、この本に書いてありました。

発達障害を克服するデトックス栄養療法

発達障害を克服するデトックス栄養療法

 

 

この本を読む前にすでにDPP-IVという酵素のことは知っていて、

iherbでDPP-IV入りの消化酵素サプリが売っているのを見つけて、

もしかしたら、これ飲めばまたパンとか食べられるんじゃ?

と思ったりしていたんですが(自分で作るほどパン好きだったからね~)、

この機序を知って、水銀あるんじゃダメじゃん、と思いました(/_;)。

 

何を隠そう、私、アマルガムの詰め物が少なくとも4本以上はあるので。

歯のアマルガム除去は1本5万近くするらしいですからね。

よくないというのはわかっていても、数十万かかってしまうとなると、

なかなか踏み切れないですよね。1本くらいならともかく。

でも、こういうことが具体的に理解できると、毎年1本ずつでも

少しずつ除去することを真剣に考えないといけないなと思いました。

 

だって、マジメに糖質制限をやっているときはいいんですが、

いい加減な日が続くと、やっぱり低血糖になりやすいんですよね、私。

筋肉量が少ないのも理由のひとつだと思いますが。

水銀も少なからずその原因なのだろうというのはこの本をよんで

よーくわかりました。

 まあ当面は、αリポ酸などでデトックスを試みようかと。

 

オーソモレキュラーの勉強を続けているうちに、

自分の問題点もわかってきたので、腸内環境もだいぶよくなるかも。

実は、私にとっていちばんいけなかったのは大豆だったようです…。

これについてはまた今度。

 

この本の著者は内科医ですが、もとは化学分野の出身の方のようです。

そういえば、オーソモレキュラーの溝口先生も最初は有機化学

興味があったそうですし、やはり分子レベルで問題を考えているから

こういうことがわかるんですね。

栄養療法を取り入れている精神科医が少ないのは、

分子レベルの視点がなかなかもてないからなのかもしれません。

 

私は楽になりたいので、ヒントを得るべく

せっせせっせと勉強することにします。

 

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ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

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発達障害者の血糖管理~糖質制限ってどの程度やればいいのか

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発達障害者は過剰な糖質は摂らない方がよいということを

以前に書きました(定型発達でもよくないと思うけど)。



では、糖質制限ってどの程度やればいいんでしょう?

糖質制限の本はたくさん出ていますが、そのほとんどが

糖尿病患者向けかダイエットを目的とした本です。

 

糖質制限食は「プチ」「スタンダード」「スーパー」と

厳格さに段階がありますが、

機能性低血糖症を改善することを目的として糖質制限をする場合、

あまりきつい糖質制限はやらない方がいいでしょう。

特に、消化吸収が悪い場合は、タンパク質や脂質を増やしても

あまり吸収されないと、かえって低血糖になってしまいます。

 

また、副腎疲労がある場合も、厳格な糖質制限には耐えられないと思います。

副腎疲労でも低血糖になるのですが、副腎が疲労しているために

糖新生が上手くいかないので、適度に糖質を摂る必要があります。

副腎疲労についてはこちらを参照。

 

結局は、必要な糖質制限の程度は個人によって違うので

各自、自分に合ったやり方を見つけるべく、試行錯誤するしかありません。

糖質制限の真実』という本では、1日130グラムの緩やかな

糖質制限を奨めているので、参考にするといいかもしれません。

 

 

ただ、この本ではアスパルテームスクラロースなどの人工甘味料

そんなに問題ないのではないかと書かれていますが、

ラットを対象とした実験で、人工甘味料によって

耐糖能異常が生じたというデータもあるそうですし、

ヒトを対象としたプラセボ対照臨床試験でも

人工甘味料の摂取によって1週間で耐糖能異常が生じたそうです。

また、人工甘味料は腸粘膜も損傷するようです。

 

アスパルテームスクラロースは、コンビニやスーパーで売っているような

糖質オフスイーツに入っていることがあるので、

糖質オフだからといって常食は厳禁です。

 

砂糖の代わりにはラカントなどのエリスリトール

(糖アルコール)がおススメです。

高いですけど、高いからこそ、バカバカ使うようなことはありません(笑)。

ラカントS 顆粒 200g

ラカントS 顆粒 200g

 

 

もちろん、緩い糖質制限といっても、

甘いものをたっぷり食べるのは論外です。

たまに黒砂糖や三温糖はOKと思っている人がいるみたいですけど、

しっかり血糖値急上昇しますからね。

 

低糖質の食事に身体が慣れてくると、味覚が変わるので、

ちょっとの糖分でもえらく甘いと感じるようになりますよ。

 

やはり新しい知見はどんどん出てくるもので、

発達障害者の血糖調節異常は妊娠中や産後の管理に関係しているという

見方もあるようです。

 

精神科医のほとんどは、ただ診断を下すだけですが、

専門外のお医者さんの方が発達障害者のために

あれこれ考えてくれているような気さえしてしまう今日この頃。

これって気のせい?

 

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慣れ親しんだ生存戦略を手放す

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自閉症スペクトラム圏内の人間であれば

人生の中で少なくとも一度や二度はいじめに遭ったり

仲間外れになったりする経験をしたことがあるかと思います。

ない人もいるかもしれませんが、大多数はあるでしょう。

 

そうした経験から、集団の中で生き延びるために

自分なりに無意識に生存戦略をとっていることがあります。

 

私にも知らず知らずのうちに染みついていた戦略がありました。

それを戦略などと意識したこともなく、

いつの間にかそうした行動を取っていたのです。

 

数々の職場を転々としてきましたが、

まあ、もちろんのこと、居心地のいい職場なんてなかったです。

そもそも集団行動が苦手だったので。

 

長いこと海外と日本を行ったり来たりで流行にも疎かったので

生来のズレにさらにズレが加わってしまい、

就業中はともかく、昼休みの雑談は特に苦手でした。

たまに一人で本を読んでいたり、

フラっと逃げて公園でひとりでお昼を食べたりしていたので

「すかした奴」だと思われることが多かったようです。

 

元々、職場は仕事をしてお金をいただくところで

友だちをつくるところではないとドライに考えていたので

それほど深く悩むことはなかったけれど、

居心地悪くならないためにあるときから私が取った戦略は

他人の1.2倍の仕事をすることでした。

 

きっかけは、なんだか私だけ仕事を増やされて

(どうやらイジメられていたようですが、鈍いので

あんまり気にしていなかった(笑))、

残業したくなかったので昼休みを潰して作業していたら

こなせてしまった、ということでした。

 

それで、人より多めに仕事をしたり、

皆が嫌がる流しの詰まりを直したりしていたら、

あんまり風当たりが強くなくなったのです。

そこで他人より1.2倍働けば文句は言われないという

「1.2倍ルール」が勝手に自分の中にできあがっちゃったのです。

 

だいたいが、愛想がいいわけでもないし、面白いことを言って

人を楽しませられるわけでもないし、相手を褒めて喜ばせようにも

何だか棒読みになっちゃうし、ろくに取柄もない人間なので

そんな人間はせめて他人の1.2倍働かなくては集団の中で生きていけない

と思っちゃったみたいです。

 

一度染みついてしまったものってなかなか取れない。

一時期はボランティアまでやって、山のように任された仕事を

7年かけてやり遂げるまで、辞められませんでした。

1ヵ月便秘をして大腸内視鏡検査を受けるまで、

相当なストレスになっていることにも気づきませんした。

 

人からなにかをしてもらったり、物をいただくのも苦手で、

やっぱりお返しはその1.2倍になってしまうのです。

これには理由があり、昔、人の好意を素直に受け取っていた頃に

すぐにお礼をせずに人間関係が悪化したことが多々あったのです。

だから、「お礼なんていいよー」なんて言葉は真に受けてはいけない、

とにかくお返しをしておけば絶対に間違いない、と思ったんですね。

 

でも、お返しをしても、逆に嫌われて距離を置かれてしまう悲しいこともあります。

そうなるともう、わけがわかんないんですよね。

 

だからもう、いっそのことそんな生存戦略はやめにしようと思うのです。

もう私は十分にがんばってきた。しゃーないやん、こんなだって。

 

結局は、できない自分をいちばん責めているのは自分だったりします。

これまでは自分を生かしてくれた生存戦略も時が経てば必要なくなることがある。

そんなときはさっさと手放すのがよいと思う。

 

 

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なりたかったのは普通ではなくて健康

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発達障害のある人が「普通になりたい」と言うことがよくあります。

実をいうと、私は「普通になりたい」と思ったことがないのです。

発達障害なんて概念が広まるずっと前から生きてきたので(笑)

自分がおかしいのではなく周りの方が変なんじゃ?と心の中では思っていたし、

普通であることから少しでもはみ出すことを病的に怖れる家族に育ったので

反抗心からか、普通というものをバカにしていた時期もありました。

 

発達障害者は30を過ぎると急に発達する」という俗説が

あるとかないとか聞いたことがありますが、

確かに私も、30を過ぎたあたりから急に発達したような気がします。

というか、「社会」というものが意識できるようになった。

それまでは、本当に自分の世界に生きていたんですね。

他人の視点、社会の視点というものがまったくもてなかったんです。

だから逆に、あまり人からどう思われるかも気にしていなかったし(笑)。

ある意味ではその頃の方が幸せだったのかもしれない。

脳が発達しだすと必ずしもいいことばかりじゃなかったりするのかもしれません。

確か、『アルジャーノンに花束を』もそんな話じゃなかったっけ(違った?)?

 

それで30代はまだもやもやとしていたのが、

40を過ぎるとデータ量もかなり溜まってくる(発達障害者の社会性は

自然にできるのではなくデータ蓄積の上にしか成り立たないので

引きこもっているとデータ蓄積できませんよ)ので、

そこそこには振る舞えるようになってきたし、

エネルギーが低下してくるので大人しくしていた方が楽かも、

という打算も入ってくる(省エネ)。

 

生後半世紀近く経ってようやく人間関係における「損得」というものが

わかりかけてきた今日この頃。

我ながら情けない、と思うべきなのかもしれないけれど、

そもそも「普通」であることに元々興味がないのでどちらでもよい。

 

それよりも、振り返ってみると昔から私が一貫して切に求めていたことは、

「普通」ではなく、「健康」であること。

そう、心身ともに健康になることなのでした。

自分にとっての幸せとはなんぞや、と自問してみても、

思いつくのは「健康」だったのです。

 

一日中仕事をしても死にそうにならず、休みの日にはどこかに遊びに行ける体力。

ジェットコースターのような上下を繰り返さない安定した情緒。

私が求めていたものはそんなものでした。

それを「普通」というのなら、そうなのかもしれない。

 

でもそれも、達成しつつあります。

数々の試行錯誤の結果、心身ともに人生で今がいちばん「健康」。

同じ世代は、階段上りたくないだの、更年期症状がつらいだの

と言っているのにですよ。

今までがひどすぎたから、それに比べたらはるかに元気。

 

発達障害を楽にしたいと思ったら、自分分析よりも何よりも

身体のメンテ、栄養の補給が第一。

頭ぐるぐるさせるより、走った方がよいのです。

 

 

 

こちらもよろしくです。

 

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キレート鉄のサプリの使用は慎重に

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発達障害者の栄養不良でよく指摘されるのが鉄の不足です。

最近、一部の当事者や関係者のあいだで栄養療法が話題になっているようで、

特に、ある精神科医の著書が参考にされているようです。

 

私も読んでみたのですが、鉄のサプリメントとしてキレート鉄が奨められていました。

キレート鉄というのは、鉄イオンをグリシンというアミノ酸で挟んで

吸収しやすくしたもので、胃がムカムカしにくいそうです。

フェロケルなどのキレート鉄のサプリはiherbでも入手できるので

私もずっと飲んでいました。

 

ただ、オーソモレキュラー療法を勉強しているうちに最近知ったのですが、

キレート鉄の吸収経路は普通の鉄とは異なるらしく、

また、通常の鉄は過剰に摂取すると自然に排泄されるのに対し、

キレート鉄は排泄されずに蓄積しやすいようです。

長期にわたってキレート鉄の摂取を続けたところ

フェリチン値だけが異常に高くなり、

ヘモグロビンなどの貧血のほかの指標は低いままで、

蓄積するばかりで鉄が上手く使えていないと考えられるケースもあるそうです。

 

なので、キレート鉄のサプリを摂取する場合は、

血液検査で定期的に値をチェックすることが必要だと思います。

ネットで検索すると、確かに、キレート鉄すごい!

というブログも見られるんですが、

長期的に摂り続けて過剰に蓄積された場合にどうかというのは未知です。

 

鉄が過剰になると腸内環境は悪化するので、

元々腸内環境が悪いと言われている発達障害者はやはり

キレート鉄の摂取は慎重にすべきではないでしょうか。

腸内細菌は鉄などの金属を使ってバイオフィルムという足場を形成するので、

遊離している菌は除去しやすいけれど、

足場ができてしまうと除去は難しくなるそうです。

摂り始めは調子がよくなっても、長期にわたって摂るうちに

腸内環境が悪化して精神状態も再び悪くなることも考えられます。

 

自閉症者を対象としたエイミー・ヤスコ氏の療法でも、

鉄は腸内環境を悪化させやすいということで単体のサプリでの摂取は

奨めていないようです。

 

鉄不足ということは鉄が上手く吸収されない原因があるわけで

その原因を解決することを考えるのも大切です。

 

腸内環境を良くすることがまず第一として、

その他に鉄に関して普段気をつけるべきこととしては、

タンニンと一緒に飲むと吸収が妨げられるので、

食事時には緑茶やほうじ茶や紅茶など、

タンニンを含むお茶を飲まないこと。

玄米も鉄や亜鉛の吸収を妨げます。

 

あとは、料理に鉄鍋や鉄玉を使うなどして工夫することもできます。

味噌や醤油など、酸性の調味料を使うと鉄が溶けだしやすいそうです。

 

ハーブでは、マテやネトルに多く含まれています。

マテ茶はカフェインも多いので要注意です。

水出しをするとカフェインが出ずにミネラルだけ摂取できます。

ホットで飲みたいときは、水出ししたものを温めるとよいですよ。

ビタミンB2、B6、ビタミンC、カルシウム、カリウムも含まれます。

グリーンとローストがあって、グリーンは緑茶のような感じ。

ローストは香ばしいです。

 

ネトルはビタミンC、カリウム、カルシウム、ケイ素も摂れる、

浄血・造血のハーブ。

 

ハイビスカスにも鉄が含まれます。クエン酸も含まれるので、

ビタミンCの吸収を高めてくれます。

レモンの30倍近くのビタミンCを含むローズヒップ

ハイビスカス+マテ+ネトルの組み合わせは、

鉄もビタミンCも吸収が高まる相乗効果の高いブレンド

そうしたものを毎日ちびちび飲むのも地道な健康への一歩です。

 

前述のキレート鉄の危険性については、この本に詳しく載っています。

 

最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門 (光文社新書)

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オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパートという資格を取りました。

Skypeセッションも始めますので、栄養について

どうしたらいいのかわからないという方はぜひご相談ください。

ハーブの上手な取り入れ方もお伝えします。

まだまだ初めの一歩ですが、これからも勉強を続けていきます!


 

こちらもよろしくです。

 

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

ガイド 壮年期のアスペルガー症候群:大人になってからの診断は人生をどう変えるか

 

 

これを訳したのは、発達障害者の大変さを世の中に訴えたかったからではなく、

歳がいってからでも、発達障害とわかることで、

自分の弱点が効率よくわかり、人生の改善につなげていけるからです。

 

栄養療法もそのひとつ。

身体のつらさが改善しなければ、いくら世の中の理解が進んでも、

手帳をもらえたとしても、百歳まで生きるかもしれないこの時代に

あと何十年もそのまま生きていくのはつらくないでしょうか。

身体が楽になれば、生きづらさは少なくとも半減しますよ。